【サマータイム制導入に反対する】 特別号外 p0013


◆「真珠湾攻撃は誤爆だった」説 第13回◆

 今回は、盗聴をする目的について考えてみたいと思います。
 通常は、相手の動きや出方を知るための情報を集めることが目的
 なのですが、ルーズベルトがやらせた盗聴は、それだけが目的だ
 ったのではないようです。

 それでは、本編をどうぞ。


◆盗聴情報だけで的中予言は可能か?

 前回もお話ししたように、ルーズベルトは、預言者か超能力者で
 もなければ出来ないような、具体的で完璧な大予言(「明日、戦
 争になる」予言)をしてみせました。
 このような的中予言は、よほど十分な情報がなければ不可能なは
 ずです。

 で、前回の話からもわかるように、米軍の情報科の情報だけでは
 とても十分とは言えません。
 ですから、たとえルーズベルトが米軍の情報科から盗聴内容の提
 供を受けたとしても、あのような的中予言は不可能だったと言わ
 ざるを得ないのです。
 それで、米軍の情報科を遥かに凌ぐ盗聴能力を有した大統領直属
 の秘密組織(公には明かされない組織)が存在していたと考えざ
 るを得なくなったわけです。

 そのような組織が存在していたことは、まず間違いありません。
 ですが、果たして、本当に、それだけで、あの的中予言は説明が
 つくのでしょうか?

 つまり、ここで私が問いたいのは、「盗聴だけで、あのような見
 事な的中予言(を可能にするだけの情報を得ること)は可能なの
 か?」という疑問です。
 どんなに盗聴を行っても、わからないことはあるものです。
 たとえ、日本軍の通信を全て盗聴していたとしても…です。
 盗聴による情報把握にも限界はあるものです。


◆盗聴だけではわからないことがある

 特に、当時の日本軍は、米国とではなく、英国と戦争をしようと
 していたわけですから、仮に日本軍が戦争のための動きをしてい
 ることがわかる通信を盗聴できたとしても、それが、英国との戦
 争のための動きを教えるものなのか?、それとも、米国との戦争
 のための動きを教えるものなのか?、わからなかった可能性が高
 いと思われるのです。

 一方で、日本は「(米国との)交渉が決裂した場合は、米国は日
 本と戦争になる」という趣旨のことをほのめかすことすらしてい
 たわけではありません。
 さらに、日本が米国と(全面)戦争をすることは、自殺行為に等
 しかったわけですから、日本軍が戦争のための動きをしているこ
 とがわかる通信を盗聴できたとしても、それが米国との戦争のた
 めの動きであると断定することは困難だったはずです。

 つまり、全ての通信を一字一句逃さず盗聴できたとしても、日本
 軍の動きを確実に知ることは困難だったのです。
 そして、そのことは、盗聴活動を始めさせた時からわかりきって
 いたことのはずなのです。
 ということは、盗聴活動の目的は、米国防衛だけではなかった可
 能性があるということでしょう。


◆盗聴させていたにしては呑気だった米国政府

 それに、米国防衛だけが盗聴活動の目的であったにしては、米国
 政府の態度は、あまりに呑気すぎでした。
 日本軍の襲来に備えさせる指示を出してはいなかったからです。
 だから、日本軍による「真珠湾攻撃」を成功させてしまったので
 しょう。

 これは、あまりに不自然なことです。
 日本軍の襲来に備えて盗聴させていたはずなのに、日本軍の襲来
 に対する備えを米軍にさせていなかったのですから。
 もし日本軍の襲来に備えて盗聴活動をさせていたのなら、米軍に
 十分な備えをさせていたはずです。
 なのに、させていなかった。
 やっていることが、支離滅裂なのです。


◆だから誰もその組織の存在や活動に気付かなかった

 米国政府があまりに呑気だったからこそ、誰も大統領直属の盗聴
 などを行う秘密組織が存在したなどとは思わないのでしょう。
 実際、ハワイ防衛には何の役にも立たなかったわけですから。
 それで「存在を信じろ!」という方が無理というものでしょう。
 皮肉にも、ハワイ防衛に全く貢献しなかったために、その存在や
 活動がバレずにすんだのです。

 逆に言うと、その『存在感』が全く認識されないくらい、日本軍
 襲来予知には貢献しなかったわけです。
 ということは、本当は別の目的をメインとして盗聴活動をしてい
 たということでしょう。

 以上のことから、盗聴活動の目的は、日本軍の動きを知ることだ
 けではなかったと考えざるを得ないのです。


◆予言を的中させる人為・作為があった可能性

 では、盗聴活動の別の目的とは何だったのでしょうか?

 先程指摘したように、盗聴だけでは、日本軍の動きを確実に知る
 ことは困難です。
 これは、情報だけでは的中予言は困難だということです。
 つまり、確実性が無いわけです。
 これでは、予言がハズレてしまうおそれがあります。

 ということは、予言を確実なものにする何かがあったということ
 でしょう。
 では、それは何か?

 それは、『予言を的中させることをすること』でしょう。
 つまり、予言を実現する人為や作為があったということです。
 これなら、人為や作為で失敗をやらかさない限り、予言通りのこ
 とを実現することができるでしょう。
 その結果、予言は的中することになるでしょう。

 これは、具体的に言うと、『日本に撃たせるようなことをした』
 ということです。
 となると、次の疑問は、『どうやって、日本に撃たせたのか?』
 ということになりますでしょう。
 つまり、『どうやったら、日本に撃たせることができたのか?』
 ということです。
 これを考えれば、盗聴のもう一つの理由が見えてくるはずです。


◆『なりすまし』作戦のための盗聴活動だった

 ここまで来れば、何のための盗聴活動だったのか、見えてくるで
 しょう。
 そうです。
 『なりすまし』作戦のための盗聴作戦でもあったわけです。

 『なりすまし』のためには、日本軍の通信のことを十分に知り尽
 くしておく必要があります。
 何しろ、(日本側の)味方を装う(演じる)必要があるわけです
 からね。
 ですから、形式や様式、暗号はもちろん、特徴なども味方にそっ
 くりである必要があるわけです。
 そのためには、日本軍の通信を、じっくり、たっぷり、盗聴し続
 ける必要があったわけです。

 おそらくは、これが盗聴活動の一番の理由でしょう。
 何しろ、ルーズベルトは、日本に(先に)撃たせたくて、撃たせ
 たくて、しょうがなかったのですから。
 そして、それを確実に実現してくれるのが、『なりすまし』通信
 による『ニセ攻撃命令』発信だったのであり、それを可能にして
 くれるのが、秘密組織による盗聴活動だったわけです。

 ルーズベルトにとって、日本軍のハワイ牽制(威嚇)作戦は、ま
 たとないチャンスでした。
 このチャンスを逃さず、確実に活かすためには、『なりすまし』
 作戦という通信戦法が最も有効だったのです。

 そのことに気付いてしまえば、あらゆる謎も氷解するというもの
 です。
 もう、いい加減、定説に固執するのはヤメにしませんか?


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