【サマータイム制導入に反対する】 特別号外 p0012
◆「真珠湾攻撃は誤爆だった」説 第12回◆
今回は、当時の米軍の情報科の情報収集能力、特に盗聴能力につ
いて考察してみたいと思います。
前回、盗聴を初めとする通信戦のためのルーズベルト直属の秘密
組織が存在した可能性があるという話をしましたが、今回の話は
それを間接的に裏付ける話になると思います。
では、本編をどうぞ。
◆日本の戦略を知ることが出来なかった米軍情報科の能力
映画「トラ、トラ、トラ!」によると、米軍には情報収集等を行
う情報科があり、そのうち、海軍のそれは、日本の本国と大使館
との間の通信を盗聴していたことが描かれています。
そして、それにより得た情報を基に、米軍は日本軍の襲来を『読
む』ことが出来たのだが、それが大統領やハワイに伝わらなかっ
たために、真珠湾攻撃を許す羽目になり、大惨事となってしまっ
たということが描かれています。
一方、これに対する批判が無いところとを見ると、これが定説の
見解ということなのでしょう。
ですが、この定説の見解は、本当に正しいのでしょうか?
なるほど、確かに、『避米排英戦略』が存在しなかったのであれ
ば「正しかった」と言えたでしょう。
ですが、その存在が明らかになった今では、そうとはならないは
ずです。
なぜなら、米軍の『読み』は、この戦略を台無しにするものであ
り、常識的には考えられないことだからです。
こうしてみると、米軍は日本の戦略を知らなかったことがわかり
ます。
つまり、米軍の盗聴は、日本の戦略を知ることができるものでは
なかったということを示しているのです。
当時の米軍の盗聴能力とは、その程度のものでしかなかったので
す。
もちろん、当時の日本の盗聴能力に比べると、ずっと上であった
わけですが、それでも、状況を正確に把握するには全く不十分な
レベルだったのです。
そのことに、まずは気付いて欲しいのです。
◆実は「陰謀論」のレベルでしかなかった米軍の『読み』
日本の戦略も知らずに「日本軍が攻めてくる」などとするのは、
いわゆる『期待』論にすぎません。
つまり、今流の言い方をするならば、「陰謀論」でしかないので
す。
そんなものをネタに米軍の情報科のことを「未来を正確に予知し
た」などと持ち上げるのは、考え物ではありませんか?
確かに、日本は戦争する気でいました。
ですが、その相手は英国であって、米国ではなかったのです。
ですから、米軍の『読み』は、完全に外れたと言わざるを得ない
はずなのです。
ちなみに、映画「トラ、トラ、トラ!」では、一週間前にも日本
軍襲来の『読み』をして、空振りに終わってしまったことが描か
れています。
これが何を意味しているのか、よく考えるべきです。
◆結果だけで判断するのは誤り
ところが、結果だけを見ると、米軍の『読み』は当たってしまっ
ているように見えるものになっているので、話がややこしくなっ
ているのです。
世の中には、結果だけで判断したがる困った人たちが多いもので
すから。
ですが、結果だけで判断するのは、愚かなことです。
数学のテストでも、そうでしょう。
答え(=数学の問題を解いた結果)の数値が合っていても、解き
方が間違っていたら、その答案は0点になるはずです。(もっと
も、マークシート試験しか受けなくてすむ人たちには、この話も
無意味なのかもしれませんが…。)
米軍の『読み』も、これと同じです。
結果の一致だけで判断するのは、誤りです。
◆『本国・大使館』間の通信盗聴だけでは全く不十分
そもそも、日本の戦略を知ることが出来ない通信盗聴だけで、日
本の意志や動きを正確に把握することは無理なはずです。
ですから、決して、米軍の情報科のことを無能呼ばわりしている
わけではないのです。
問題視しなければならないのは、正しい『読み』を可能とするの
に十分な盗聴能力を有していなかった米軍を、結果の一致だけを
理由に祭り上げていることなのです。
これをやめない限り、永久に真相は見えてきません。
本国と大使館の間の通信盗聴だけでは、本国の意志や動きを正確
に把握するのは無理です。
なぜなら、『大使』というものは、『使者』すなわち『使い』で
しかないからです。
従って、そこに伝えられる情報など、全く限られたものにしかな
り得ないのです。
そんな情報だけで、正しい『読み』など、出来るわけがないでは
ありませんか。
真に公正な審査をするならば、米軍の情報科の『読み』が的中し
てしまったのは偶然だと言わざるを得ないのです。
数学のテストで言えば、sin(π/4)とすべきところをcos(π/4)と
してしまったり、sin(π/6)とすべきところをcos(π/3)としてし
まった場合と同じです。
◆『想定外のこと』が原因で『読み』が当たってしまった
もし米軍の情報科が日本の戦略を知ることが出来ていたとしたら、
日本軍襲来の『読み』はしなかったでしょう。
そして、真珠湾攻撃に愕然としたことでしょう。
「日本は頭がおかしくなってしまった」と。
ところが、盗聴能力が低くて、日本の戦略を知ることが出来なか
ったために、日本軍襲来という、本当は間違っていたはずの『読
み』になったわけです。
何とも皮肉なことですが、では、なぜ、『読み』方が正しくなか
ったのに、『読み』が当たってしまったのでしょうか?
それは、米軍が想定していなかったことが起きたからです。
つまり、日本の戦略を「ぶっ壊し、ぶっ潰す」謀略が、何者かに
よって行われたからなのです。
それは、米軍(情報科)の知るところではありませんでした。
つまり、米軍(情報科)の二重の無知が、『読み』を的中させて
しまったのです。
◆利用されていた可能性も
こうしてみると、米軍(情報科)は利用されていた可能性すらあ
るということに気付くと思います。
真珠湾攻撃が日本軍の故意によるものであると世間を信じ込ませ
るたがっている連中によって…。
そして、この連中こそが、日本の戦略を「ぶっ壊し、ぶっ潰」そ
うとした連中である可能性が非常に高いのです。
つまり、彼らは、ハワイを牽制(威嚇)しにやってくる日本軍の
航空部隊を、「なりすまし」の妨害電波により誘導し、誤爆させ
ようと企んでいた。(実際、やった。)
そして、それがバレないようにするために、十分な盗聴能力を持
たない米軍の情報科に、日本襲来の『読み』をさせた。
そうすれば、日本軍の誤爆を「故意による攻撃である」と世間に
信じ込ませることができるでしょう。
もしそうだったのだとしたら、これは、米軍の情報科の盗聴能力
の低さと愛国心の強さを悪用した、まことに見事な謀略だったと
言わざるを得ないのです。
◆盗聴対象の多さで決まる情報収集能力と予言能力
では、そのような謀略が可能な者たちとは、どういう連中なので
しょうか?
米軍を利用できるような連中といえば、合衆国政府が容疑者候補
の筆頭に挙げられるはずです。
つまりは、ルーズベルト政権です。
彼らは、戦争をしたがっていた。
それも、日本に先に撃たせるという形で。
でも、そこに世間の関心が集まると、謀略がバレてしまう。
それで、わざと盗聴能力が十分でない(∴予言能力が無い)軍の
情報科をそこそこ持ち上げ、利用したと考えられるわけです。
前回述べたように、ルーズベルトには、非常に優れた盗聴能力を
有する、彼直属の秘密組織が存在していた可能性が、非常に高い
のです。
盗聴能力が優れていると言っても、それに従事する人間の能力よ
りも、むしろ、盗聴の対象が圧倒的に多かったことが、その優秀
さの原因となっているのです。
つまり、軍の盗聴の対象が『本国・大使館』の間の通信だけだっ
たのに対し、ルーズベルトの秘密組織のそれは、日本のありとあ
らゆる通信を盗聴の対象にしていたと考えられるのです。
その盗聴の対象の多さについては、後のCIAに匹敵するもので
あったと考えられます。
当然のことながら、日本軍の通信も盗聴の対象にしていたと考え
られます。
そうした秘密組織が存在していたからこそ、ルーズベルトは「明
日、戦争になる」などという見事な予言が可能だったのです。
予言能力は情報収集能力によって決まり、情報収集能力は盗聴対
象の多さで決まるのです。
いかに天才と言えども、盗聴対象の多さの差から来る問題までは
克服できないのです。
逆に言うと、たとえ天才とかではなくても、盗聴対象を多くすれ
ば、情報収集能力が上がり、予言能力も高まるのです。
そして、これは、軍事に限ったことではないのです。
とかく理屈や知識に走りがちな今時のインテリ・エリートたちに
は(でなくても!)、これは是非とも知っておいて欲しいことで
す。
◆盗聴の動機からもわかるルーズベルトの病的戦意
それにしても、ルーズベルトは何のために日本の本国・大使館の
間の通信を盗聴させる気になったのでしょうね?
その盗聴が、日本軍の意志や動きを正確に知るには全く不十分な
情報しか得られないものであるということはわかっていたと思う
のですが…。
知ることが出来るのは、日本の外交戦術ぐらいなものでしょう。
そして、それを求めて盗聴し始めたのだとしたら、この盗聴は、
日本の外交戦術を挫くのが目的だったということになります。
つまり、外交による解決を挫くのが目的だったことになるのです。
ということは、外交による解決をさせないつもりだったというこ
とでしょう。
ということは、戦争するしか解決方法は無い状態に日本を追い込
もうとしていたということでしょう。
これが、戦争を回避しようとする者のすることでしょうか?
逆ですよね。
何としてでも、日本を戦争しなければならない事態に追い込もう
とする行為です。
つまり、ルーズベルトは、戦争を回避する気など、全く無かった
のです。
そういうことが、盗聴行為の動機からもわかってしまうのです。
このことに是非とも気付いて欲しいのです。
人間は、怠けたがる生き物です。
にもかかわらず、活動するのは、何か強い動機があるからです。
ですから、動機を追求することが、歴史の真相を暴く上で、とて
も重要なことになってくるのです。
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