【サマータイム制導入に反対する】 特別号外 p0016
◆「真珠湾攻撃は誤爆だった」説 第16回◆
前回までは電波の受信(盗聴)についての話をしてきましたが、
今回からは電波の送信の話をしたいと思います。
すなわち、『なりすまし』による『ニセ攻撃命令』の送信につい
ての話です。
盗聴(受信)は、日本側の動きを知るだけのためだったのではな
く、このための行為でもあったのですから。
いわゆる『ものまね』のために必要な情報集めでもあったわけで
す。
それが実は意外に簡単なことであったということを、前回までは
お話ししたわけです。
ですから、残る問題は、送信についてだけなのです。
それでは、本編をどうぞ。
◆送信における問題点とは?
前回までの話で、『なりすまし』のために必要なデータを、日本
軍の通信の盗聴により得ることは容易であったということが、十
分おわかりいただけたと思います。
命令に使われる電波通信の周波数、変調方式、出力、通信メッセ
ージ送信の形式や様式、暗号…等々といったことは、全て、十分
な盗聴により得ることが可能なのです。
ですから、『なりすまし』は容易だったのです。
おまけに、通信に使われるのは、音声信号ではなく、モールス信
号だったのですから、日本語とものまねが上手な声優さんも不要
なのです。
となると、残る問題は、電波の送信の問題ということになります。
でも、こちらも、盗聴の場合と同じです。
通信技術的面では、何の問題もありません。
何しろ、無線通信では米国の方が先進国だったわけですから。
自分たちが使っている機器を用いればいいだけのことです。
ただし、(技術とは別に)一つだけ問題事項があります。
それは、『ハワイ上空にいる日本の航空部隊以外には、受信され
ないようにしないとマズい』という問題です。
◆日本側に受信されるとマズい
つまり、航空部隊以外の日本側に受信されるとマズいのです。
特に航空部隊に指示を出す軍司令部に受信されると…。
もし『ニセ攻撃命令』を受信されてしまったら、どうなるか?
まず、司令部は、直ちに航空部隊に対し、攻撃禁止命令を出すで
しょう。
そして、航空部隊が受信した攻撃命令がニセ命令であることを知
らせるでしょう。
そうなれば、『日本に(先に)撃たせる』謀略は、オジャンにな
ってしまう可能性が大です。
それだけではありません。
もし、日本が外交の場で、このことを告発したら、どうなります?
米国の立場は、非常に悪くなるでしょう。
日本に誤爆させるよう誘導したことがバレされてしまうことにな
るわけですから。
日本からだけでなく、国際社会からも非難を受ける可能性が十分
にあります。
そして、何より、米国の国内世論が、政府を激しく非難するでし
ょう。
なにしろ、当時の米国世論は反戦派が多かったのですから。
しかも、同胞たちを攻撃させるなど、倫理的にも非難の対象にな
ることのはずです。
既にバレていたドイツへの挑発と合わせると、ルーズベルト政権
の政治生命は絶体絶命状態になっていたはずです。
というわけで、日本側(の司令部)に受信されると、非常にマズ
かったわけです。
ですから、航空部隊以外には受信されないようにする工夫が必要
になってくるのです。
◆距離の差と低出力を利用する
では、どうやったら、航空部隊以外には受信されないようにする
ことが出来るのでしょうか?
これは、一見、不可能なことのように思えます。
なぜなら、前回までの話からもわかるように、電波通信というも
のは、受信者を制限することは出来ないからです。(だから、盗
聴が容易になる。)
しかも、使用する電波の周波数や変調方式等は、全て日本軍が使
っているものを使用するわけですから。(でないと、なりすまし
ができない。)
ところが、それを可能にする方法があるのです。
それは、距離の差と低出力とを利用するという方法です。
電波は、遠く離れるほど、その強度が弱くなります。
ですから、弱い電波、すなわち、低出力で送信すると、遠く離れ
た所にいる者には受信されずに済むのです。
電波は、障害物や吸収等が無ければ、理論的には無限遠まで届く
ことになっているのですが、ある強度以下になると、感度不足と
なって、受信できなくなるのです。
ですから、このことを利用すれば、(近くにいる)航空部隊だけ
が受信でき、他は受信できないようにすることができるのです。
つまり、(近くにいる)航空部隊だけに受信させ、他には受信さ
せないようにすることができるのです。
おそらく、この手を使ったのでしょう。
◆自然さも得られる
もし、この手を使ったというのであれば、送信地点はハワイか、
その近く…ということになるでしょう。
完全に米国の勢力圏内なのですから、やりやすかったはずです。
それに、低出力で送信することは、自然さも得られるというもの
です。
(日本側の)司令部から遠く離れた空域にまで来たというのに、
受信した通信電波が電波が強かったら、航空部隊の通信員から不
自然に思われてしまうでしょう。
近くからの低出力送信には、こうした利点もあるのです。
◆送信関連施設を目立たないものにすることができる
さらに、もう一つ、利点があります。
それは、送信施設が極めて小規模なもので良いという利点です。
近くでも電波強度が弱くていいのなら、送信施設は小規模なもの
で済みます。
送信用のアンテナも、目立たない小型のもので十分です。
もちろん、軍事用である必要もありません。
というわけで、送信関連施設を目立たないものにすることができ
るわけです。
これは、日本側に発見されにくいものになるでしょうし、味方か
らも気付かれにくいものになるはずです。
つまり、味方をも欺くことが可能になるわけです。
◆味方からも気付かれにくい
低出力、すなわち、電波強度が弱いことも、味方を欺くのに有効
なことです。
強い強度の電波では、味方にも受信され、「何だ?、この怪電波
は?」ってことになってしまうでしょう。
そうなれば、味方を攻撃させるという謀略がバレてしまうおそれ
があります。
低出力送信なら、こうしたリスクも少なくすることが可能になる
わけです。
以上のことから、送信に関する問題は全て解消されることがわか
ると思います。
『なりすまし』による『ニセ攻撃命令』送信は、十分可能だった
のです。
つまり、航空部隊は、ニセ通信により簡単に操られてしまう状況
にあったのです。
通信戦に対して、全く無防備・無警戒の状態だったのです!
ならば、真珠湾攻撃が『なりすまし』の『ニセ攻撃命令』による
誤爆であった可能性は、十分にあり得たことになるでしょう。
そういう可能性を考えないのは、あまりに石頭でマヌケなことだ
と言わざるを得ないのです。
折角の戦略を台無しにする真珠湾攻撃…
石油を得るためにはならない真珠湾攻撃…
いつ、どこで決議されたのかもわからない対米先制攻撃たる真珠
湾攻撃…
米国の太平洋艦隊の無力化を目指したにしては、あまりに中途半
端だった真珠湾攻撃…
こうした情況証拠がいくつもあるというのに、その可能性を考え
ないというのは、よほどの偏執狂か、そうでなければ、完全に白
痴化・痴呆化している証拠です。
定説(故意説)に固執し続けるのは、もういい加減にすべきです。
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