【サマータイム制導入に反対する】 特別号外 p0006
◆「真珠湾攻撃は誤爆だった」説 第6回◆
発行間隔が一ヶ月以上空いてしまい、申し訳ありません。
さて、今回は電波通信に関する話をする予定だったのですが、そ
の前にしておかなければならなかった話があることに(今頃にな
って)気付いたので、その話をすることにいたします。
その話とは、真珠湾攻撃直前まで行われていたという日米交渉に
関する話です。
この話は、本当は第1回にしておくべきでした。
それが無理なら、遅くても第3回にはしておくべきでした。
この話をしない限り、多くの人が『真珠湾攻撃は故意によるもの
だった』という定説の呪縛から逃れることが出来ないのは当然の
ことだということに、今頃になって気付いたわけです。(正直、
お恥ずかしいことなのでありますが…。)
というわけで、ちょっと遅すぎた感もあるのですが、「しないよ
りはマシだろう」と思い、することにしました。
なお、今回(から)する予定だった電波通信の話は、次回(から)
する予定です。
どうか御了承います。
では、本編をどうぞ。
◆本当に日米戦争回避のための交渉だったのか?
これまでの五回の話だけでも、定説(故意説)は矛盾や不自然な
ことだらけで、誤爆説の方がずっと合理的であることは確かだろ
うと思うのですが、みなさんも御存知のように、未だ世の大多数
の人たちは定説に固執し、誤爆説を門前払いにしています。
なぜ、そこまで故意説に固執したがるのでしょうか?
偏執狂だから?
中毒になってしまっているから?
根っからの反日だから?
それとも、権威主義者やB層市民や白人崇拝者だから?
ま、そういう人たちも中にはいるとは思いますが、そうでない人
たちもいるでしょう。
そうした人たちが固執するのは、おそらくは、真珠湾攻撃の直前
まで行われていたという日米交渉が『日本が米国との戦争を回避
するために行われた交渉だったのだ』と思い込んでしまっている
からではないかと思うのです。
確かに、あの交渉が対米戦争を回避するための交渉だったのであ
れば、それが決裂した場合は米国と戦争することにするというの
は極めて自然な流れだと言えます。
従って、真珠湾攻撃が故意によるものであったとしても、少しも
不思議ではないと言えます。
しかも、まともに戦ったのでは到底勝てない国が相手となれば、
少々汚い手を使ってでも奇襲攻撃にかけるしかないと考えるのは
無理もないことだとは思います。
ですが、何か重要なことを忘れてはいないでしょうか?
それは、『あの交渉は、本当に対米戦争を回避することを目的と
したものだったのか?』という問題です。
この問いを突きつけられた時、きちんと、ごまかし無く、答えら
れる人は、どれだけいるのでしょうか?
私は一人もいないと思います。
◆戦争しない国と戦争回避交渉なんて、するか?
なぜなら、当時の日本は、避米排英戦略をとることにしていたか
らです。
つまり、米国とは戦争をしないことにしていたからです。
米国と戦争をしないことにしていたのに、米国との戦争を回避す
るための交渉なんて、しますかね?
普通の人なら、答えは「ノー」でしょう。
そう、あの日米交渉が対米戦争を回避するための交渉であったは
ずがないのです。
よって、交渉決裂が日本を真珠湾奇襲攻撃に走らせたという主張
は、全く説得力のないものと言わざるを得ないのです。
故意説の根拠は、完全崩壊です。
◆英国との戦争を回避するための日米交渉だった
では、あの日米交渉は、一体、何のための交渉だったのでしょう
か?
答えは、『英国との戦争を回避するための交渉だった』です。
このことを一番良く知っていたのは、昭和天皇と東條内閣だった
はずです。
東條内閣は、何度も言うように、避米排英戦略をとることにして
いました。
そして、昭和天皇も、これに同意していたのです。
ただし、戦争は出来るだけ避けるということを求められられまし
た。
それで、東條内閣は、外交で最前を尽くそうとしたのでした。
それが、あの日米交渉だったのです。
確かに、結果は残念なものに終わってしまいましたが、あの交渉
が、対米戦争ではなく、対英戦争を避けるためのものであったこ
とは事実なのです。
従って、あの交渉決裂を真珠湾奇襲攻撃の原因とするのは、牽強
付会以外の何物でもないのです。
◆英国にまで日本と戦争をさせようとしていたルーズベルト政権
逆に言うと、もし、あの交渉がまとまっていたとしたら、日本は
英国とも戦争をしなかったということになるのです。
つまり、日英戦争すら起こり得なかったのです。
こうしてみると、ルーズベルト政権は、(米国だけでなく)英国
にまで日本と戦争させようとしていたことが、よくわかります。
つまり、英国にとっても悪魔のような政権だったのです。
良識ある英国人が、こうしたことに気付いたら、どうなるか?
正直、見物(みもの)です。
◆焚書が証明している日本の無戦意
日本に米国と戦争をする意志があったというのは、完全なでっち
上げです。
そのことは、GHQが焚書にした(最近、復刻された)書物を見
れば、明らかです。
「米国を懲らしめろ!」的な内容のものは、一冊も見あたりませ
ん。
むしろ、「米国の方が参戦してくるだろう」的な内容のものがほ
とんどなのです。
そうしたことがわかってしまう書物を焚書にしたのは、日本に戦
意が無かったことを隠したかったからでしょう。
◆魔女裁判を彷彿とさせる犯罪心理でっち上げ
ありもしない犯罪心理をでっち上げるというのは、魔女裁判にそ
っくりです。
魔女裁判では、犯罪心理のでっち上げは当たり前でした。
だから、それを被告に認めさせるために、拷問もやったわけです。
こんな基地外文化は、絶対に輸入すべきではありません!
ところが、輸入してしまっている学問がある!
それが、歴史学(特に近代日本史学)なのです。
何の証拠も無しに、「日本には米国と戦争する意志があった」だ
の、「奇襲攻撃する意志があった」だのと、勝手に決めつけてい
るのですからね。
歴史学には証拠は不要なのか?
◆大きな嘘は小さな嘘から始まる
「真珠湾攻撃の直前まで行われていた日米交渉は、日本が米国と
の戦争を回避するための交渉だった」というのは、小さな嘘です。
でも、この小さな嘘には、人間の思考を完全に止めてしまう絶大
な害毒効果があるのです。
なぜなら、この小さな嘘のせいで、多くの人は「日本には米国と
戦争する意志があった」だの、「奇襲攻撃する意志があった」だ
のと決めつけて譲らなくなってしまっているからです。
小さな嘘だからといって、バカにしてはいけません。
一般に、大きな嘘で世間を騙そうとする欧米人は、必ずといって
いいほど、小さな嘘の話から始めるものです。
実際、この手口は、地球温暖化説や再生可能エネルギー推進論な
どでも存分に用いられています。
なぜ、小さな嘘が用いられるのか?
それは、小さな嘘には、以下のようなメリット(?)があるから
です。
(1)小さな嘘は、気付かれにくい。
(2)小さな嘘は、問題視されにくい。(バレても大目に見て
もらえる。)
(3)小さな嘘は、法的に罪にはならない。(故に、バレても
罰せられることはない。平気。)
というわけで、大きな嘘で世間を騙そうとする連中は、小さな嘘
を話の初めの部分から駆使するものなのです。
小さな嘘は、本題の前提となる部分や、原理となる部分で、用い
られることが多いものです。
もちろん、それ以外の部分でも(話の主部でさえ)用いられるこ
とがあります。
それぐらい、毎度お馴染みの手口なのです。
というわけで、小さな嘘に油断すると、完全にしてやられてしま
うものなのです。
今回のテーマである日米交渉の目的に関する議論でも、完全にし
てやられてしまっているではありませんか。
「あの日米交渉は、米国との戦争を回避するための交渉だった。」
「だから、日本に米国と戦争をする意志があったことは間違いな
い。」
「だから、真珠湾攻撃は、間違いなく、故意だったのだ。」
「誤爆説など、とんでもない!」
そう思っている者たちがほとんどではありませんか。
小さな嘘を駆使するペテン師たちに、まんまと騙されているので
す。
そのことに早く気付いてほしいのです。
◆戦略の重要性がわかってない戦略原理主義者たち
避米排英戦略のことを知れば、あの交渉が対米戦争回避のための
交渉であったはずがないことが絶対にわかるはずです。
なのにわからないのは、戦略の重要性というものが全然わかって
いないからです。
「戦略」という言葉を振り回したがる奴に限って、戦略の重要性
が全然わかっていないものです。
なぁ〜んて、偉そうなことを言っている私自身も、実は、初めの
うちは、避米排英戦略のことを完全にバカにしていました。
「結局、ボツになった戦略のことを、今更「勝利の方程式があっ
た」などと囃(はやし)立てて、何になるというのだ? アホら
しい。」とね。
でも、そうではなかったのです。
この戦略の存在は、歴史を根底から覆してしまうほどの重要性が
あるのです。
私も、もう少し早く、そのことに気付くべきだったと深く反省し
ております。
そして、その反省の産物が、「真珠湾攻撃は誤爆だった」説なの
です。
◆証拠書類不在の故意説
定説である故意説には、証拠がありません。
日本側に対米戦争をする意志があったことを示す証拠書類など、
どこにも無いのです。
避米排英戦略をボツにしたことを証明する証拠書類もありません。
真珠湾攻撃をすることに決めたことを証明する証拠書類もありま
せん。
そう、実はナイナイづくしなのです。
そんなものをみなさんは信じ込まれてきたのですよ。
それって、そんなに幸せなことなのですか?
ちなみに、証拠書類の無さの話をすると必ず出てくるのが、「日
本は、終戦直前、書類を破棄(もしくは、焼却)してしまったの
だぁ!」という反論です。
でも、それって、証拠書類が無いことを認めることになる発言な
のではありませんか?
それに、該当する書類が本当に廃棄(焼却)されたことを示す証
拠も示されてはいないのですから、全く怪しいものです。
ちなみに、避米排英戦略は、ボツにされたのではありません。
真珠湾誤爆という大失敗のせいで台無しになってしまったという
のが事の真相です。
ならば、ボツにしたことを証明する証拠書類など、あるわけがな
いでしょう。
◆大本営発表を未だに信じていることになる故意説信仰
真珠湾攻撃が誤爆であったことは、大本営発表により証明されて
います。
といっても、裏の意味での証明…ということになるのですがね。
大本営は、真珠湾攻撃のことを、故意による攻撃であると受け取
れる内容の発表をしました。
ですが、大本営の発表なんて、信じられますか?
嘘だらけだったという話ではありませんか。
特に海軍関係の発表には嘘が多かったといいます。
ならば、真珠湾攻撃が故意による攻撃であるというのも、全く信
用するに値しない話ということになるはずです。(嘘を吐かなけ
ればならなかった事情については、前回の記事をご覧ください。)
真珠湾攻撃が故意による攻撃だったと信じることは、大本営発表
を信じることになるのです。
戦後の人がそんな態度をとるなんて、戦時中の人たちよりも哀れ
なことではありませか?
みなさんは、大本営発表を今でも信じているのですか?
そうでないのなら、定説(故意説)への固執はもうやめて、誤爆
説に心を開いてほしいと思います。
* * *
いかがでしたか?
予定を変更した理由が、少しはおわかりいただけたのではないか
と思います。
日米交渉を対米戦争回避のための交渉と思い込んでしまうと、反
日勢力の思う壺です。
事実、反日米国人たちは、「卑怯な騙し討ち」論を展開し、それ
で原爆投下まで正当化しようとするのですからね。
もし、日米交渉が対米ではなく、対英戦争回避のための交渉だっ
たということになれば、原爆投下まで正当化しようとする反日米
国人たちの主張は、根幹から崩壊します。
ですから、とても重要な話だったのですよ。
それを忘れていたのは、とんだ醜態ではありますが、今回の話で
許していただきたいと思うのであります。(苦笑)
さて、次回からは、電波通信に関する話を(今度こそ)始めたい
と思っています。
これは、航空部隊が誤爆に暴走してしまった原因を説明してくれ
るだけでなく、ルーズベルトの謀略を本格的に暴くヒントも得ら
れる話なのです。
たとえば、真珠湾攻撃の前日に、なぜ「明日、戦争になる」とい
う大予言が出来たのか?…といった謎の解明ですね。
海軍の情報科からの情報も無しに、なぜ的中した予言が可能だっ
たのか?…といった謎の解明に役立つ話となるはずです。
というわけで、次回からの話をおたのしみに…。
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