【サマータイム制導入に反対する】 n1107


◎お詫びと前書き

 すみません。
 今回もCOVID−19関連の話をします。
 どうしても付け加えておきたいことがありますので。(そうしな
 いと、腹の虫がおさまりそうもないので…。)


●見方を変える

 これまで、私は「COVID−19(ウィルス)が人間の免疫機
 能を騙す」という言い方をしてきました。
 ですが、これは「COVID−19=侵略者=加害者、人間(⊃
 免疫機能)=被害者」という見方に立った見解であり、また、ウ
 ィルスや免疫機能のことを擬人化し過ぎている表現でもあります。

 そこで、もう少し物質論的な見方をすることにします。
 それは、『人間の免疫機能には限界というものがある。故に、敵
 のことを「敵」と認識する能力にも限界があることになる。』と
 いう見方です。

 この見方によれば、『人体がCOVID−19にやられてしまう
 のは、人間の免疫機能がCOVID−19のことを(早期のうち
 に)「敵」と認識する能力を欠いているからだ。』ということに
 なるでしょう。

 また、従来のワクチン(『そっくりさん』を用いるワクチン)が
 役不足なのは、それが免疫機能のこの能力(早期のうちに、敵を
 「敵」と認識する能力)に依存しているからであるということも
 見えてくるようになるでしょう。

 さらに、mRNAワクチンを用いると、抗体がつくられはするも
 のの、この能力(早期のうちに、敵を「敵」と認識する能力)が
 得られたり増したりするというわけではないので、ブースターが
 必要になることや、ウィルスが変異して型が変わってしまうとブ
 ースターが無意味になってしまうことも、理解できるようになる
 でしょう。
 つまり、mRNAワクチンは、厳密な意味で、免疫力をつけてく
 れるものではないということですね。
 そういったことまで、わかるようになるわけです。

 このように、免疫機能の能力の限界というものを考える見方の方
 が、疫病やワクチンに対する正しい理解を促す啓蒙の効果が高い
 と思われるのです。
 というわけで、今後はこちらの見方でいくことにします。


●限界のことを考えないことの愚かしさ

 人間の免疫機能の能力には、限界というものがあります。
 神ではないのですから、これは当然のことです。

 なぜエイズは自然治癒しないのか?
 なぜエイズに対する免疫力は自然獲得できないのか?
 なぜ対エイズ用のワクチンは未だに存在しないのか?
 それは、人間の免疫機能の能力に限界があるからです。

 そういえば、今(なぜか)東京で大流行している梅毒にも、同様
 のことが言えますね。
 一般に、性病の類には、同様のことが言えるようです。
 というか、そういうもののうち、Hしないと感染しないほど感染
 力が弱いもののことを、人類が「性病」と言っているだけのこと
 なのではないでしょうか?
 私はそう思っています。

 それはともかく、免疫機能の能力の限界というものを考えないと、
 疫病やワクチンのことを正しく理解することができなくなるとい
 うことを悟ることは、とても重要なことです。
 実際、この限界を悟らない連中が、「コロナ」楽観論やワクチン
 無益有害絶対悪論にハマって、感染被害を拡大させたり、中国政
 府を喜ばせたり(←利敵行為じゃねーか!)しているわけですか
 ら。
 さらには、副反応の防止や緩和抑制の研究も妨害しちゃってます。

 結局、この種の連中の行き着くところは、屁の突っ張り的な精神
 論、根性論でしょう。
 これも、一種の現実逃避です。

 一般に、限界を悟らない者は、現実逃避に陥るものです。
 これは、環境サヨクにも見られる傾向です。
 たとえば、「自然エネルギーは無尽蔵」というのが、そうです。
 彼らは、自然を壊しまくっています。

 限界を悟らぬ者は、競争に関しても、狂態ぶりを見せてくれます。
 たとえば、「価格破壊」などで産業を「ぶっ潰し」てくれます。

 限界というものの重要性を悟らない者に、正気は期待できません。


●新型対応ワクチンが接種できなくなる問題

 ここで、前回述べるのを忘れたブースターに関する問題を追記し
 ておこうと思います。

 前回も述べたように、病原体が変異して型が変わってしまうと、
 ブースターは無意味になります。
 ですから、変異のことも考えずにブースターをしまくるのは、愚
 かなことです。
 それだけではありません。
 ブースターを接種したせいで、新型に対応したワクチンの接種が
 すぐには受けられなくなってしまうという問題も起こり得ます。
 ワクチン接種は、間隔を空けなければなりませんので…。
 そういうことも、今後は考えなければなりません。
 もちろん、余剰在庫問題を気にしたことによる「シャブ漬け」接
 種など、とんでもないことです。(カネにナーバスなエコキチ文
 系人間たちは、やりかねない!)

 おそらく、ブースター必要論者たちは、COVID−19が、あ
 あも早く次々と変異を起こすとは思っていなかったのでしょう。
 いや、誰も思っていなかったのですから、責めることはできない
 はずです。


●理想のワクチンとワクチンボケ

 もし、免疫機能の『敵を「敵」と認識する能力』を高めてやるこ
 とができるワクチンが開発されたならば、それは最高・最善のワ
 クチンと言えるでしょう。
 いや、それこそが、免疫力をつけさせてくれる本当のワクチンな
 のです。
 そうしたワクチンが開発されれば良いのですが、残念ながら、現
 時点では、それは夢物語のようです。

 ワクチンを頭ごなしに批判している人たちは、こうしたワクチン
 開発の難しさを知らない人たちなのです。
 それでいて、実は集団免疫という形でワクチンの恩恵にあずかっ
 ている人たちでもあるわけですから、いろんな意味で『ワクチン
 ボケ』している人たちだとも言えるわけです。


●やはり検査が必要だってことです

 理想的なワクチンがまだ登場してこない以上、今あるワクチンで
 我慢しなければなりません。
 今あるワクチンを、うまく工夫しながら用いていくしかないわけ
 です。

 そこで問題になってくるのは、やはり、副反応の問題でしょう。
 これには、事前の検査を開発し、実施するしかありません。
 つまり、「この人の場合は、どういう副反応が、どれぐらいの強
 さで出るのか?」とか、「投与が少量なら大丈夫なのか?」とい
 ったことがわかる検査です。

 また、「どの程度、免疫力があるのか?」ということがわかる検
 査もあるといいですね。
 既に十分な免疫力のある人の場合は、今すぐ接種する必要は無い
 わけですし、免疫力が少し落ちているだけなら、少量接種で十分
 なはずでしょう。
 つまり、適量接種が可能になり、(危険な状態を招く可能性のあ
 る)過剰接種を防ぐことが出来るようになるわけです。

 一方、事後の検査もあった方がいいですよね。
 本当に効いたのか?、それがわかる検査です。
 効いた人はいいけれど、効いてない人は注意し続けなければなら
 ないはず。
 そうした判断のための情報を提供してくれるわけですから、やは
 りあった方がいいわけです。


●あまりにデジタルな…

 ところが、世の中には、検査嫌いの人たちがいるんですよねー。
 見境無く『反対』する。

 特に酷いのが、(ワクチンとは関係のない検査ですが)PCR検
 査への反対です。
 確かに精度や感度に問題はありますが、だからといって、全くの
 能無し呼ばわりするのは、公正ではなく、賢明でもないでしょう。
 そんなに気にくわないのなら対案を示すべきなのに、例によって
 例のごとく、それもしない。
 ただ、ただ、「反対」するのみ。
 いい気なもんです。

 この者たちを見ていると、ある一つの傾向があることに気付きま
 す。
 それは、「百点満点でなければ、零点と同じだ」主義者であると
 いうことです。

 これは、狂気の思想です。
 ちなみに、芸術の分野には、完全主義とか完璧主義というのがあ
 りますよね。
 たとえば、陶芸家とかは、出来上がった作品が、ちょっとでも気
 に食わないと、ガシャ〜ン!と壊してしまう。
 おそらく、そういうのを(芸術以外のことで)猿真似しているの
 でしょう、

 ま、自分の芸術作品なら「ぶっ壊」しちゃっても問題ないですけ
 れどね。(その人個人の所有物なわけですから。)
 でも、そうでないものを「ぶっ壊」したり「ぶっ潰」したりされ
 ては、たまったものではありません。

 世の中には、完全・完璧なものなんて、そうそうあるものではあ
 りません。
 神ではないのですから、当然のことです。
 医療技術だって、例外ではない。
 検査だって、そうです。
 そういう現実を知らなすぎですね。

 「百点満点でなければ、零点と同じだ」主義は、あまりにデジタ
 ルな狂気です。(だから、デジタル狂いなのか?)
 やけおこしてるだけでしょう、あんなの。

 「百点満点でなければ、零点と同じだ」主義は、現実逃避であり、
 無責任です。
 百点満点でないものを葬り去って、駒や手段を無くしてしまうの
 ですからね。
 これでは、「死ね」と言ってるも同然ではありませんか。

 「百点満点でなければ、零点と同じだ」主義者の教育者は、人の
 才能を潰すことでも有名です。
 我慢して、頑張って、99点とったとしても、0点と同じにしか
 評価してもらえない。
 ならば、怠けて遊んでいた方が、ずっと利口ではありませんか。
 努力する人、いなくなっちゃいますよ。

 そう、これ、実は、共産主義につながる思想なのです。 
 運良く百点満点だった人たちだけが特権階級となって豊かになり、
 対して、百点未満の人たちはみな平等に貧しくさせられる格差社
 会。
 そんな思想に染まっていられるとは、よほど根が赤いんですねぇ。
 やはり、正体は隠せません。

 「百点満点でなければ、零点と同じだ」主義は、両極端思想です。
 映像にたとえると、コントラストが強く、中間のグラデーション
 に乏しい。
 そんなの、日本の伝統文化にありましたっけ?
 むしろ、逆でしょう。

 そう、彼らは実は非日分子なのです。
 一見、保守右翼っぽく見えるが、実は、ただの欧米かぶれ。
 そのことに気付いてほしいのです。
 共産主義も欧米から入ってきた思想なのですからね。
 ついでに言うと、野球などのスポーツも…ですね。

 ちなみに、「百点満点でなければ、零点と同じだ」主義者は、意
 外と戦前生まれの人たちに多いのです。
 戦前生まれでも欧米かぶれな奴は沢山いるのですからね。
 そういうことを知らないバカが、欧米かぶれの戦前生まれの悪し
 き面だけを猿真似して、得意になっているわけです。
 まったく、困ったもんです。


●ヘルペスぐらいでは済まない免疫力低下の影響

 反ワクチン論者たちが『ワクチンが免疫力を低下させる』ことの
 証拠として、しばしば話題にするのが、ヘルペスの発症ですね。
 私も最初は信じました。
 ですが、話をよく聞いているうちに、冷めちゃいました。
 なぜか?

 まず、「ヘルペスは老人がなるもので、若い人がなるものではな
 い」と述べていたからです。
 この知識は正確ではありません。
 確かに、慢性の場合はそういう傾向があるのですが、一時的な発
 症は若い人にもあり得ることです。

 また、ヘルペスは、一度感染すると、なかなか縁が切れないもの
 です。
 症状が収まって「完治した」と思っていても、どこかに潜伏して
 いて、体力が落ちたり、体調が崩れたりすると、再び暴れ出すこ
 とがあります。
 実際、証拠にされていた患者も、そういう(若い)人でした。

 ついでにいうと、ヘルペスは、病状が収まっても、痛みが残るこ
 とがあります。
 何でも、神経が痛みを覚えてしまうのだとか。
 ですから、ヘルペスをネタにした話は、説得力に欠けるわけです。

 はっきり言ってしまうと、本当に免疫力が落ちると、ヘルペスぐ
 らいでは済まないと思うのですよ。
 エイズ患者とか、骨髄異形成症候群の患者とか、見たことありま
 す?
 普通の人なら絶対にやられないような感染症に、簡単にやられて
 しまうのです。
 あれには唖然とさせられましたね。
 というわけで、ヘルペスをネタにした話を聞かされても、私は正
 直イマイチな気分にしかなれないのです。


●サヨクも霞む…ダブルスタンダードのオンパレード

 (クソの部類の)反ワクチン派≒「コロナ」楽観論者は、ダブル
 スタンダードなことをしすぎですね。
 たとえば、酒やタバコのことは、害は一切認めず、プラスの効果
 ばかり喧伝するくせに、「コロナ」ワクチンについては、効果は
 一切認めず、害ばかり喧伝する。
 また、「コロナ」については、「恐怖を煽っている」と訴えるく
 せに、「コロナ」ワクチンについては、害ばかり強調して恐怖を
 煽っています。
 さらに、欧米製のワクチンのことは悪く言うくせに、中国製ワク
 チンのことは何も言わない。
 ダブルスタンダードずくめではありませんか。

 この凄まじいまでの赤さ!
 やっぱり、中国政府の犬か手先としか思えませんね。


●予想をありがたがる一貫した狂気

 ワクチンの恐怖を煽るネタとして、もう一つ、超過死亡者数とか
 いうのがありますね。
 でも、超過死亡者数って、何?
 何に対する超過?

 実は、予想死亡者数に対する超過なのだそうです。
 でも、死亡者数って、正確に予想できるようなものなの?
 不確かな数字を基準にされても、説得力ないですよね。

 予想をありがたがる病気は、環境ファッショ(地球温暖化ファッ
 ショ、気候変動ファッショ)でも見られる病気です。
 さすが、根の赤い人たちは、一貫性がありますねぇ。(笑)

            * * *

 今回の話は、以上です。
 メルマガのテーマとは異なるテーマでありながら、最後までお読
 み下さり、ありがとうございました。


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