【サマータイム制導入に反対する】 vol.1105


◎お詫びと前書き

 「また邪魔が入らない限り、遅くとも来月中には配信できると思
 います」と言っておきながら、3ヶ月以上も配信できず、申し訳
 ありません。
 実は、闘病中で入院中の父が院内感染してしまい(前回の配信を
 する前のことです。念のため。)、腸(はらわた)が煮えくり返
 り、頭に血が上ってしまって、どうしてもメルマガの本題に取り
 組むことができなかったのです。
 幸い命に別状はありませんでしたが、認知症のような後遺症がの
 こってしまい、父がかわいそうでしかたなかったのです。
 父をこんな目に遭わせた連中が許せません!
 といっても、病院に腹を立てているのではありません。
 病院は「これ以上の対策は無理だろう」というくらいに対策をと
 っていました。
 ですから、私が怒っているのは、病院ではなく、楽観論者や自己
 チューな経済界とかの連中、そして、そんな連中の御機嫌とりば
 かりしている岸田自民党です。
 ほんと、もし銃があったら全員撃ち殺してやりたい気分です。 
 でも、銃は持っていないので、代わりに、彼らのプライドを大い
 に傷つける異端論を主張してやろうと思い、今回の企画となりま
 した。

 その異端論とは『「オミクロン株は弱毒化している」説は極めて
 疑わしい』論です。
 「怒りで気が狂ったか?」などと思わないで下さい。
 中身を読めば、極めて冷静かつ客観的な正統科学論であることが
 わかるはずです。
 最後まで読んでいただければ、余程の偏執狂でもなければ御納得
 いただける内容のはずです。
 少なくとも「なるほど。そういう見方も可能だな。その観点から
 の調査・研究も必要だ。」という気分になれるはずです。

 というわけで、最後までお付き合い願います。


●「オミクロン株は弱毒化している」説は極めて疑わしい

 世間では「オミクロン株は弱毒化している」という説が常識にな
 っているようです。
 でも、この常識は本当に正しいのでしょうか?
 私は正しくないと思います。
 なぜなら、そのことを証明する客観的証拠が何一つ示されてはい
 ないからです。
 あるのは独善的な統計解釈論だけです。
 そう、いつものビョーキです。
 ですから、こんなものに固執しなければならない義務は無いので
 す。

 特に、対案がある場合は、そうです。
 私には対案があります。
 それをこれから示していきたいと思います。


●物質的根拠がゼロ

 「オミクロン株は弱毒化している」説には、物質的根拠がありま
 せん。
 たとえば、「ウィルスの毒性に関係してくる部分が、こういうも
 のからこういうものに置き換わったから、毒性が弱まることにな
 る」といった物質面からの説明が全く無いのです。

 加えて、毒性となる物質に関するデータが一切示されていないの
 です。
 つまり、たとえば、「こういう毒性物質が生じる量が減ったから、
 毒性は弱まることになる」という話が、一切出てこないのです。

 こんなものが科学的事実と言えるでしょうか?
 普通の人は、そうは思わないはずです。

 ついでに言うと、これは「オミクロン株は感染力が強まっている」
 説にも言えることです。
 つまり、「ウィルスの感染力に関係してくる部分が、こういうも
 のからこういうものに置き換わったから、感染力が強まることに
 なる」といった説明が無いのです。

 このように、定説には物質的根拠が無いのです。
 それでも信じますか?


●あまりにオカルト的な進化論的妄想

 弱毒化を主張する人たちは、よく、「生き延びようとして、弱毒
 化して感染力を高めるのだ」という説法を用います。
 これは、一見、もっともらしいように聞こえます。
 「天は二物を与えず」と言いますからね。

 でも、騙されてはいけません。
 まず、「生き延びようとして」という部分からして、全く精神論
 的です。
 「生き延びようとして」というのは、意志や願望があるというこ
 とでしょう。
 そして、意志や願望があるということは、脳があるということで
 す。

 でも、ウィルスに脳なんて、ありましたっけ?
 あるわけないでしょう。
 ですから、こんなものはオカルト教義であるとしか言えないので
 す。

 それに、意志や願望があったとしても、それを実現する能力が無
 ければ、それを実現することはできません。
 言っていることが、あまりにも空想アニメ的すぎます。

 加えて、弱毒化すれば必ず感染力が強まるというわけではありま
 せん。
 また、感染力を強めるためには必ず弱毒化する必要があるという
 わけではないのです。
 つまり、物質的根拠が何も示されていないのです。
 こんなものが科学と言えるわけがありません。

 こんなものを「科学」と信じることができるのは、頭のイカレた
 進化論偏執狂たちだけです。


●弱毒化説に都合の悪い症状はスルー

 これまでの話は、根拠の無さを指摘する話でした。
 そこで、次に、反証証拠となり得ることの話をしたいと思います。

 弱毒化説は、都合の悪い症状は無視します。
 たとえば、『喉(のど)の強い痛み』です。
 オミクロン株の特徴の一つに、『喉の強い痛み』という症状があ
 ります。
 でも、これは奇妙な話です。
 なぜなら、本当に弱毒化しているのなら、喉の痛みは弱くなるは
 ずだからです。
 ところが、逆になっている。
 このことから、弱毒化は極めて疑わしいと言わざるを得ないので
 す。
 むしろ、毒性が強まっている感さえあります。

 未成年者の死者数の増加も、変です。
 本当に毒性が弱まっているのなら、減ることはあっても、増える
 ことはそんなにないはずでしょう。
 死者数に関してマスゴミは高齢者の多さばかりを報じていますが、
 そのおかげでボロが見破られずにすんでいるという感じがします。

 ついでに、もう一つ。
 それは、肺炎以外の症状や後遺症の重症化や多様化です。
 これも、弱毒化しているのなら、おかしな現象です。
 COVID−19は肺炎として有名になってしまったので、こう
 いうところには関心がいかないのだろうと思います。

 もっとも、これに関しては、私にも責任はあるのですがね。
 「二○一九肺炎」と呼んでいましたから。
 この点に関しては、批判は甘んじて受けるつもりです。
 私は『名を捨て、実をとる』主義者なので…。
 事実の方が、私の個人的な見栄よりも大切ですから。

 なお、こうした問題から、これまで用いてきた「二○一九肺炎」
 という言い方は、今後は使わないことにします。
 今となっては不適切な言い方になるので。
 代わりに、COVID−19という呼び方を使います。
 COVID−19という言い方なら、「COの部分は、チャイナ
 ・オバマの略だ」とすることができますからね。(笑。アメリカ
 はオバマ政権時代に、武漢の研究所に「とってもあぶねぇ」ウィ
 ルスの研究を委託していたという噂がありますのでね。)

 話を戻すと、このように「オミクロン株は弱毒化している」説は、
 根拠が無い上に、反証証拠まで存在するのです。
 ですから、とても支持する気にはなれないのです。


●早期にわかりやすい症状

 では、どうして「オミクロン株は弱毒化している」などという説
 が支持されるのでしょうか?
 それは、「感染者数に対する重症化率や致死率が低くなっている」
 からでしょう。
 でも、これは統計解釈から得られた『見かけ』にすぎません。
 そんなものを盲信・狂信していたのでは、天動説信仰と同じこと
 になってしまいます。
 そんな「暗黒時代」の猿真似など、絶対にすべきではありません。

 では、なぜ、「感染者数に対する重症化率や致死率が低くなって
 いる」のでしょうか?
 その答えのヒントの一つとなるのが、実は、先ほど話した『喉の
 強い痛み』なのです。

 オミクロン株には、『喉や鼻の症状が、それも早い段階で、出や
 すい』という特徴があります。
 この特徴が、感染者数に対する重症化率や致死率を下げる働きを
 しているのです。
 以下に述べるように、三つの効果で。
 それをこれからお話ししましょう。
 これを知れば、もう「オミクロン株は弱毒化している」説に固執
 しなければならない必要が全くないということに気付くはずです。


●早期発見・早期治療が可能になる

 効果の一つ目は、『早期発見・早期治療が可能になる』ことです。
 喉や鼻の症状というのは、気付くのが容易です。
 医学に対して全くの素人でも気付きます。
 また、体温計などの器具を必要としません。
 だから、気付くのが早いのです。

 おまけに、この症状が早い段階で現れるのです。
 ですから、早期発見が可能になるのです。
 故に、早期治療が可能になる。
 結果、重症化率や致死率が下がることになるのです。

 病気は、早期発見・早期治療が重要であり、有効です。
 そのことを思い出せば、この効果が理解できるはずです。


●免疫機能の始動・活発化が早まる

 効果その2は、『免疫機能の始動・活発化が早まる』ことです。
 喉や鼻が(それも早い段階で)ウィルスにやられることで、免疫
 機能の始動や活発化が早まるのです。
 それで、重症化が抑えられるというわけです。

 喉や鼻(の奥)には、扁桃腺やアデノイドといった侵入者探知機
 があります。
 これが(それも早い段階で)働くことにより、免疫機能は外敵の
 侵入を素早く探知し、その機能を始動・活発化させ、外敵を迎え
 撃つ戦闘態勢に入るのです。
 ですから、喉や鼻が(それも早い段階で)やられることは、確か
 に辛いことですが、重症化を防ぐためには、むしろ都合の良いこ
 となのです。

 「ただの風邪」や「一般的なインフルエンザ」の場合は、喉や鼻
 が(それも早い段階で)やられるケースが多いので、比較的重症
 化しにくいわけです。
 そして、オミクロン株も。
 だから、致死率も下がったのです。


●感染者の把握が容易になった

 効果その3、それは『感染者の把握が容易になった』ことです。
 喉や鼻の症状のような『わかりやすい症状』が(それも早い段階
 で)出てくるようになったことで、感染が判明しやすくなりまし
 た。
 そのおかげで、お役所は感染者の把握がしやすくなったのです。
 その結果、「感染者数」が増えたのです。

 「感染者数」というのは、実際の感染者数ではなく、感染が判明
 した者の数のことです。
 そうした実態を知れば、「感染者数」が増える理由も理解できる
 はずです。

 そして、「感染者数」が増えれば、「分母」が大きくなるわけで
 すから、その分、重症化率や致死率も下がることになります。
 これが、「感染者数に対する重症化率や致死率が低くなっている」
 本当の理由の一つです。

 こうしてみると、もはや弱毒化説の出る幕はないことに気付くで
 しょう。
 そもそも、「感染者数」などいう信用のおけない数を「分母」に
 することからして、とんでない誤りなのです。


●本当は初めから強かった感染力

 一方、このことから、「オミクロン株は感染力が強まっている」
 説も怪しくなってくることがわかるでしょう。
 なぜなら、感染力は「感染者数」を「分子」にすることで求まる
 ものだからです。
 そうした実態を知れば、強感染力化説を盲信・狂信することも出
 来なくなるはずです。

 「三密を避け、手洗い・うがいをちゃんとしていたのに、感染し
 てしまった」という証言が武漢株のことからあったにもかかわら
 ず、時の政府は「エアロゾル感染説は間違い。飛沫感染と接触感
 染だけだ」と言い張りました。
 それが被害を大きくしてしまい、さらには、「オミクロン株は感
 染力が強まっている」という狂信的信仰を生み出すことにまでな
 ってしまったのです。

 COVIDー19は、初めから感染力が強かったのです。
 オミクロン株並に。
 ただ、感染が判明しにくかった(隠れ感染者の割合が多かった)
 ために、オミクロン株より弱かったと誤解されているだけなので
 す。
 未だに。


●ここまでのまとめ

 さて、これまでの話のまとめの意味を兼ねて、今度はオミクロン
 株以前のCOVIDー19について考察してみましょう。

 オミクロン株よりも前のCOVID−19は、喉や鼻の症状のよ
 うな『わかりやすい症状』が出にくかったので、把握もれが多く、
 「感染者数」が実態よりも少なくなっていたのです。

 また、早期発見が難しく、故に、早期治療が困難だったために、
 重症化するケースが多く、致死率が高くなっていたわけです。

 さらに、免疫機能の始動・活発化が遅くなるため、ウィルスが増
 殖しやすく、免疫機能が外敵の存在に気付いた時には、もう圧倒
 的な勢力になってしまっているということが多かったわけです。
 それで大慌てで始動・活発化する。
 すると、急に高熱が出て、危険な状態になる。
 さらに、大量の痰(たん)が出て、呼吸困難になる。
 肺炎が進行し、血中酸素濃度が低下し、危篤状態になる。

 一方、免疫機能の始動・活発化が遅くなることで、発症は遅れる。
 それが、見かけ上、「潜伏期間が長い」と認識されてしまうこと
 になるわけです。

 そして、上で述べたように、症状が本格的に出始めると、悪化の
 速度が一気に加速し、重症化してしまう。
 それで手遅れになるケースが多かったわけです。

 いかがですか?
 全て説明がつくのです。
 それも、スルーなしで。


●熱が出るのは、体が病気と戦っている証拠

 ここで、ちょっと、上の話に関する補足説明。
 私が子供の頃のお医者さんは、よく、「熱が出るのは、体が病気
 と戦っている証拠だよ」という話をしてくれたものです。
 また、「病気というものは、結局は、自分の力で治すものなのだ」
 という話もしてくれたものです。
 そういう話を聞いたことがある方なら、上の話はすんなり理解出
 来たはずです。


●尻尾を出しやすく、騙す能力が低い

 早期発見に加えて、免疫機能の早期始動・活発化が、オミクロン
 株での重症化を抑えてくれているのです。
 これは、オミクロン株が免疫機能を騙す能力が低いことを意味し
 ます。
 尻尾(しっぽ)を出しやすいのです。
 それは、具体的には、喉や鼻の(それも早い段階での)症状発症
 のことです。
 喉や鼻に余計なちょっかいを出すために、侵入がバレやすくなっ
 ているのです。

 そういう意味では、結構、おバカな変異株なのです。
 そんなものが「生き延びるための進化」と言えるのでしょうか?(笑)


●オミクロン株への対応法

 とはいえ、毒性は(そんなに)弱まっているわけではない(むし
 ろ強まっている感さえある)わけですから、ナメてかかると酷い
 目に遭うことになります。
 ですから、適切な対応が必要になってきます。

 「毒性が弱まっていない」なんて話をすると、パニックを起こし
 たり、「恐怖を煽っている」と逆ギレする人が必ず出てきます。
 ですから、ここで、今可能な対応について述べておきたいと思い
 ます。

 それは、『喉や鼻の症状が、それも早い段階で、現れる』という
 オミクロン株の特徴を、逆手に、賢く利用することです。
 つまり、喉や鼻の症状が出たら、「ただの風邪」とか「インフル
 エンザ」と決めつけずに、すぐに医療関係者に相談し、適切な処
 置をとることです。
 我慢や放置は、絶対にいけません。
 折角のアラート(警報)を無駄にするのは、全く愚かなことです。

 国も、そのことを国民に広く啓蒙しなければなりません。
 また、相談が増えるでしょうから、医療機関などへの支援も絶対
 に必要です。

 一方、医療機関の方も、喉や鼻の症状を「ただの風邪」とか「イ
 ンフルエンザ」の症状だとは決めつけずに、「オミクロン株の感
 染候補者を発見した!」ぐらいの気持ちで対応していただきたい
 のです。
 そうすれば、「感染者数」は増えてしまうでしょうが、重症者や
 死亡者の数は逆に減るはずです。

 それと、国に対して、もう一つ。
 「ただの風邪」だの「インフルエンザ並み」だのといった表現活
 動は規制すべきです。
 なぜなら、それは公共の福祉に反する活動になるからです。
 現行憲法は、公共の福祉に反する自由の権利まで保障してはいま
 せん。

 「ただの風邪」だの「インフルエンザ並み」だのといった表現は、
 喉や鼻の症状がオミクロン株撃退のための情報源となることを妨
 害するものです。
 「ただの風邪」だの「インフルエンザ並み」だのといった話を聞
 かされては、喉や鼻の症状は「高熱が出てくるまで放置もしくは
 我慢しておいてもよい症状なのだ」ということになってしまうで
 しょう。
 そういうことをされると、重症化してしまったり、他の人に感染
 させてしまったりする危険性が高くなってしまいます。
 そういう意味でも、「ただの風邪」だの「インフルエンザ並み」
 だのといった表現活動は慎むべきなのです。

 以上のこともせずに、欧米などの猿真似をして、緩和に踏み切れ
 ば、今の中国みたいになってしまうおそれがあります。
 ですから、最低限、ここで述べたことぐらいのことはやってほし
 いのです。

 ちなみに、緩和に踏み切った国々は、疫病を完全制圧したから緩
 和に踏み切ったのではありません。
 制圧を諦めたから緩和に踏み切ったのです。
 実際、風土病とみなすという居直りをした国もあるほどです。
 それに、かつて大量の死者が出た国では、命の選抜に抵抗感が無
 くなってしまっている(感覚が麻痺してしまっている)傾向が見
 られます。
 つまり、自然淘汰、適者生存といった考え方です。
 はたして、日本人がそこまでドライになりきれるかどうか。

 いずれにせよ、上で述べた対応ぐらいのことは最低限やってもら
 わなければ困るわけです。
 間違った説に固執し、やるべきことをしないで緩和に踏み切れば、
 悲惨な結果を招くことは目に見えていますから。

            * * *

 いかがでしたか?
 少しは気が変わりましたか?
 もし気が変わったのであれば、是非、他の人たちにも教えてあげ
 て下さい。
 多くの人に広めて下さい。
 実力者と縁のある方は、是非とも、その実力者の方に教えてあげ
 て下さい。
 弱毒化が重症化率や致死率の低下の原因なのではなく、喉や鼻の
 症状がその原因であるということを。
 そうすれば、最悪の事態だけは免れることができるでしょうから。

 もし次の変異で、喉や鼻の症状が出にくくなったら、どうなるで
 しょうか?
 「生き延びるために弱毒化していくものだ」なんておめでたい思
 想を信じていたら、大変なことになるでしょう。

 今回の話は、以上です。
 メルマガのテーマとは異なるテーマでありながら、最後までお読
 み下さり、ありがとうございました。


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