【サマータイム制導入に反対する】 vol.1092


◎内容変更のお詫び

 今回は、予定を大幅に変更して、おおくりいたします。
 理由は、北海道胆振東部地震による停電で、偽善者どもに対する
 怒りが抑えられなくなったからです。

 まぁ、地震そのものによる被害は、ごく軽微なものだったのです
 がね。
 まいったのは、停電の方です。
 TVが見れないとか、照明が点かないというくらいなら、まだ耐
 えられるのですがね。
 ポンプが止まって水が出ないというのが、超〜超〜超〜〜〜辛か
 った!
 水が無いと、生きていけませんでしょう。
 水分不足するし、調理は出来ないし、トイレも困る。
 さらに、道路では信号が消えて、物流が止まり、食べ物・飲み物
 が店から無くなる。
 ま、知識としては知っていたとはいえ、いざ自分がそういう状況
 におかれると、しんどいものです。
 電気は、やはり欠かせないものです。

 で、ムカついたのは、北電攻撃が始まったことです。
 確かに、北電の想定は甘かったと思います。
 ですが、北電だけを責めるのは、公平さや公正さを著しく欠いて
 います。
 本当に(それも一番)悪いのは、政治家どもです。
 そのことを訴えたくて、予定を変更しました。
 どうか御容赦願います。


●原発停止が招いた停電ハザード

 今回の大停電の一番の原因は、電力に余裕が無かったことです。
 だから、苫東厚真火力発電所という発電所が一カ所やられただけ
 で、北海道全域が停電してしまったのです。
 そして、電力に余裕を無くしてしまった最大の原因の一つが、泊
 原発の停止なのです。

 「震度7」と言いますが、泊村の震度は2だったそうですから、
 原発のある所での震度は、それより高いことはあり得ません。
 従って、あの地震で原発が停止した可能性は、まずあり得ず、故
 にブラックアウトした可能性も、まず考えられないのです。

 原発を止めた菅直人=民主党政権や、「隆起」をネタに再稼働を
 妨害し続ける原子力規制委員会の連中には、指つめてもらいたい
 気分です!
 ちなみに、「隆起」は確かな証拠は無く、「それが無かったこと
 証明する証拠を示せ!」という『悪魔の証明』要求により生き延
 びているだけのアカネタ(?笑)にすぎません。

 そもそも、原子力規制委員会に関係している地震学者の中に、今
 回の地震が起きる可能性を指摘できていた者はいるのか?
 その存在が知られている断層とは違う位置で起きた断層ズレ型の
 地震なのですよ、今回の地震は。

 そういえば、「今回の断層と、既知の断層とは、深いところで繋
 がっている」という趣旨のことを言っている学者もいるそうです。
 でも、そんなことを言っていたら、いくらでも関連が拡張出来て
 しまいますよね。
 活断層学のいい加減さが、改めて露わになった感じです。

 そもそも、断層をありがたがることが、おかしいのですよ。
 あれは、地殻が壊れたあとでしかないのですからね。
 前にも言いましたが…。

 言っておきますが、福島第一原発事故は、外部電源喪失対策さえ
 とられていれば防げた事故なのです。
 そして、それをとらせなかったのは、小泉・安倍・福田・麻生・
 鳩山・菅直人の各政権です。
 こいつらこそ、原発事故の真の加害者なのです。

 国賊どもを許すな!


●地球温暖化説が招いた停電ハザード

 電力に余裕が無かったもう一つの理由は、地球温暖化説というニ
 セ科学のせいです。
 このニセ科学のせいで、新たな火力発電所の建設が出来なくなっ
 た。
 そのせいで、電力の余裕が無くなってしまったのです。

 ちなみに、火力発電建設を禁止したのは、小泉政権です。
 そして、この政権で手腕をふるったのが、小池百合子です。
 小泉とともに小池は呪われるべき人物です。

 遅くなるはずの梅雨明けが早まってしまったことや、強まるはず
 の「北の高気圧」の弱体化や、数が減るはずの中小の台風が増え
 てしまったことを見れば、地球温暖化説の誤りは明白です。
 「危険な猛暑」も、東日本と西日本だけで、沖縄は大したことは
 なく、北海道では気温が平年よりも高くなったり低くなったりを
 繰り返すだけでした。
 「危険な猛暑」が全く局所的(かつ一時的)な現象でしかないこ
 とは明白です。

 ウソを信じると、人を酷い目に遭わせることになるのですよ。
 少しはウソを信じることの罪の意識というものをもってもらいた
 いものです。


●結局、水力発電に救われたお粗末

 さて、緊急停止させられてしまった全ての火力発電を再稼働する
 ためには、水力発電が用いられたそうです。
 そう、結局、最後に頼りになるのは、水力発電だったわけです。
 地球温暖化説信仰がブームになるはるか以前から、脱ダムに狂う
 環境サヨクが批判してきた水力発電が…です。
 もし、環境サヨクが主張してきたように脱ダムを推し進めていた
 ら、北海道の電力復旧はいつになっていたことやら。

 要するに、環境サヨクの言うことに、正しいことなど一つも無か
 ったということです。
 とっととうせろ!、ペテン師どもが。

 よくよく考えると、ダム建設のせいで水没する所には、豪雨に見
 舞われると洪水や土砂災害が起きやすい所が多いのではないのか?
 一方、豪雨に見舞われても土砂災害が起きない所は、岩がむき出
 しになっている所でしょうから、木はそんなに生えないのでは?
 いずれにせよ、そうした所が水没しても、それほどの自然破壊に
 はならないのでは?

 まぁ、ダム建設の推進を訴える気はありませんが、いたずらなダ
 ム批判・水力発電批判は、やはり考え物でしょう。


●再生可能エネルギーも新電力会社も役に立たず

 一方、笑えることがあったのも事実です。
 それは、再生可能エネルギーも新電力会社も役に立たなかったこ
 とです。

 停電が起きた時は、まだ暗かったので、太陽光発電は役に立たず。
 菅直人の心の祖国=韓国の国営企業が北海道にその施設を建設し
 た太陽光発電も、当然、役に立たず。(やっぱり、利権のためだ
 った!)
 救いの神風(?笑)も吹いてはくれなかったので、風力発電も役
 に立たず。
 北電以外(おわゆる新電力会社)からの電気も、停止。
 契約していた人たちは、馬鹿をみたことでしょう。

 前にも言ったように、電気というものは、ネットのパケット情報
 などとは違って、分別できないのです。
 ですから、現在の主力電源である火力発電がコケると、みな巻き
 添えを食らうのです。

 再生可能エネルギーは、主力電源にはなり得ません。
 そうしようとすれば、自然破壊を大規模に推し進めなければなり
 ません。
 それに、再生可能エネルギーは、台風など日本ではありふれた自
 然災害(それは、欧州では滅多にない自然災害。だから、推進で
 きるのですよ。)で簡単に壊れてしまいます。
 こんなものに力を入れるのは、自殺行為です。
 菅直人は、やはり、金に汚いコリアンだったのです。

 また、電力自由化による新電力会社の登場は、北電などの既存電
 力会社の経営体力を奪い、地震などの自然災害への対応力を弱め
 てしまいました。
 こうした事態を招いた安倍も、国賊です!

 「北電の想定が甘すぎた」だと?
 ならば、それを放置してきた国(政府&国会)にだって、責任が
 あるだろう。
 それに、想定を厳しくしても、それに対処する方法は無かったは
 ず。
 原発停止に、火力発電所建設禁止に、(時にはアイヌ文化をネタ
 に利用してまでの)脱ダム。
 これで、どうやって、対処できたというのか?
 物理的に不可能なことを言うな!

 政治家どもをかばうのは、もういい加減、やめてもらいたいもの
 です。


●ACジャパンCMは公害だ!

 さて、ここからは、電力とは関係のない話です。

 停電から復旧して、TVが見れるようになって、またムカつく思
 いが…。
 まずは、ACジャパン公害!(笑)
 あの不快極まるACジャパンのCMが頻繁に流されているではあり
 ませんか。
 例によって、説教ものが…。(何様のつもりだ?)
 挙げ句の果ては、「辛」に「十」をくっつけて、「幸」ですと。
 くっだらないギャグで、感情逆撫ですんの、やめてもらえません?
 今の日本企業のアス君ぶりが、よくあらわれていますね。
 企業の独善はパワハラになるという事実が、全くわかっていない。
 自己批判精神ゼロ。

 また、こんな奴らだからこそ、政治に依存したがるのでしょう。
 騙し脅して買わせる。(エコもの)
 使えなくして買わせる。(地デジ化)
 海外進出のために自虐史観を受け入れさせる。
 欲の皮がつっぱった、怠け者の群れ。
 これが、今の日本企業の実態ってことです。

 そう思われたくなかったら、ACジャパンCMをやめさせること
 です。
 そもそも、ACジャパンの資金源って、消費者から代金として巻
 き上げた金でしょ。
 なのに、「支援しています」と自慢するなんて、あまりに破廉恥
 ですよ。

 日本企業の非日化の象徴…
 それがACジャパンなのです。
 だから、マスゴミにはウケがいいのです。


●「スポーツの話題で元気付けられる」は真っ赤なウソ

 TVを見てムカついたことを、もう一つ。
 それは、マスゴミが「スポーツの話題が、北海道の人を元気付け
 る」とほざくバカの声を依怙贔屓報道していたことです。

 世の中には、スポーツが好きではない人だっているのですよ。
 中には、嫌う人もいる。
 そういう人たちが元気付けられるわけがないでしょう。
 「性の少数派」には深い理解を示すくせに、スポーツの好き嫌い
 をめぐる少数派のことは「透明な存在」扱いするのか?

 それに、うんと酷い目に遭った場合は、たとえスポーツ好きの人
 でも、スポーツぐらいでは元気付けられはしないでしょう。
 ちょっと、常識無さ過ぎじゃないの?
 いい歳して。

 ちなみに、スポーツは「勝つ者がいれば、負ける者もいる」世界
 です。
 そんなもので、どうして万人が元気付けられるというのか?
 要するに、彼らは、自分のご贔屓の選手やチームが勝ったり、健
 闘したりするのを見て、いい気になっているだけでしょう。

 そもそも、元気でなければできないのが、スポーツというもので
 す。
 そして、スポーツも観戦や応援も、そうです。
 何しろ、真夜中まで起きている連中なのですからね。
 元気でなければできないことでしょう、それって。
 なんてことはない、「元気付けられた」とほざく連中は、もとも
 と元気な連中なのです。
 少しは恥ってもんを知れっつーの。

 似たようなのに、「勇気づけられた」があります。
 だったら、なぜ自虐史観や地球温暖化という大ウソと戦わないの
 だ?
 本当は勇気など無いから戦わないのでしょう。

 やはり、スポーツ狂人間には、恥の意識というものが欠けている
 のです。


●スポーツ好きを強制する厚かましさ

 「元気付けられる」と言うと、言われた側の人たちは「元気付け
 られます」と言わざるを得ない立場に追い込まれます。
 たとえ、本当は元気付けられていなくても。
 そういうことに気づかないとは、あまりにも無神経すぎるのでは
 ないか?
 「頑張れ」と言うこと以上に無神経な行為ですよ。

 これ、どう見ても、スポーツ狂人間たちの思い上がりです。
 スポーツ好きを押し付けようとする傲慢としか言いようがない。

 「好きにならねばならない」という点では、スポーツは酒やカラ
 オケなどと似ていますね。
 何でもファッショのための道具にしてしまう。
 多様性を認めない。
 戦後ニッポンが自由の国だなんて、真っ赤なウソです。


●喜びを強制するパワハラ

 ついでに指摘しておくと、「元気付けられる」論には「人のこと
 を自分のことのように喜べ!」という説教の要素が含まれていま
 すね。
 不幸な人たちに、そんな説教をするとは、水に落ちた犬を叩くよ
 うな行為ではないか?
 情けってもんが無さ過ぎです。

 そういえば、私も十代の頃、学校の先公から、「欧米人は、人の
 ことを自分のことのように喜ぶものだ」という話を聞かされた記
 憶があります。
 でも、この話、大ウソですよね。
 1980年代に日本製品が欧米市場を席巻した時、欧米人は自分たち
 のことのように喜んだか?
 全く逆だったではないか!(妬みの嵐だった。)

 スポーツで元気付けられるのは、勝者のことを自分のことのよう
 に思うからでしょう。
 でも、欧米人は、そうは思わないのですよ。
 いつまでウソ信じてんの?、いい歳して。

 そういえば、女が専業主婦であるのが常識だった時代には、夫の
 出世や子供の高学歴を(まるで自分のことのように)自慢する女
 が多かったっけ。
 もしかしたら、そういう連中と同じ心理なんじゃないの?

 ちなみに、「自分のことのように喜べ!」なんて説教をする奴は、
 決まって、人を救うことも、幸せにすることも出来ない奴です。
 ま、そんな奴なら、「元気付けられる」論を展開できても不思議
 ではないでしょう。


●「俺様は人々を元気付けている」症候群

 「スポーツが人を元気付ける」という迷信は、東日本大震災の頃
 から広まり始めたようです。
 一体、この迷信は、どこから始まったのでしょう?

 あまり信用できる筋の情報ではないのですが、一説によると、故
 ・星野仙一氏が楽天監督時代に選手たちに言ったセリフが誤用さ
 れ広まったのだそうです。
 それによると、星野氏は選手たちに対し「お前たちは野球で元気
 付けるのだ」という趣旨の説教をしたとのことです。
 でも、これは、野球が(全ての)人を元気付けるものであるとい
 うことを説こうとしたものではなく、「お前たちはプロの野球選
 手なのだから、野球をするのが仕事であり、それに専念するのが
 使命なのだ」という趣旨のことを説こうとしたものでしょう。
 特に楽天イーグルスの場合は、東北限定の独立リーグとかのチー
 ムではなく、全国のロ野球球団なのですから、こうした説教をす
 るのはプロとして当然のことです。

 ところが、真意は無視され、とんでもなく間違った形で広まって
 しまった。
 「野球は(全ての)人を元気付けるものなのだ」と。

 実際、甲子園に出場した高校球児たちの中に「自分たちが頑張る
 ことが、日本を元気付けるのだぁ」という趣旨のことをほざくバ
 カ者どもがいました。
 しかも、監督がそれを自慢しげに語っていたのです。

 これには、つくづく呆れさせられましたね。
 まったく、今の学校教育は何をやっているのか?、と。
 普通、ああいう時は、「このような非常時に野球をやらせてもら
 えることに、我々は深く感謝しなければならない。そして、その
 気持ちを表すためにも、我々は精一杯戦わなければならない。」
 とでも述べるべきでしょう。
 また、そう述べさせるよう教育するのが常識でしょう。
 なのに、それをやらないとは、ちっとも教育的でない。
 腐りきってますね、今の学校教育およびスポーツ教育は。

 そういえば、「北海道の人たちが元気付けられる」とほざいてい
 た奴の面を思い出すと、被災者とは思えない感じでしたね。
 疲れ、やつれた者の顔ではなかったですから。
 ま、その程度の奴が口に出来る迷信なわけです。

 ちなみに、この種の人間は、スポーツ以外の分野にもいます。
 たとえば、音楽狂人間ども。
 音楽が人々を元気付けるぅ!と。
 恥知らずが多すぎですね。

 「俺様は人々を元気付けている」症候群のニッポン人が、うよう
 よしてますね。
 そんなニッポン人が大好きなのが、「心のケア」です。
 これも「俺様は人々を元気付けている」という独善の一種にすぎ
 ないのではないか?


●お荷物になった観光客

 ついでに、もう一つ。(スポーツやTVとは全然関係の無い話で
 す。)
 それは、観光客がお荷物となったことです。
 もちろん、観光客が悪いのではありません。
 観光依存なんてバカやってる連中が悪いのです。

 そもそも、自然災害の多い国や地域に観光客を呼び込むなんて、
 非常識ではないか?
 よその人たちを危険な目に遭わせることになりかねないことなの
 ですから。
 観光依存は、やはり狂気です。

 いずれ観光依存の狂気に関する特集を組もうと思っているのです
 が、ここでは二つのことだけ述べておきましょう。

 一つは、『観光は、労働力や資源の搾取が出来ない植民地向きの
 産業である』ということです。(その理由は、特集を組んだ時に
 お話します。)
 ですから、観光依存は日本を植民地並に卑しめることになること
 なのです。
 真の愛国者なら、これは絶対に我慢ならぬことのはずです。

 もう一つは、『観光という産業は、住民たちの住環境を脅かすも
 のである』ということです。
 「環境、環境!」とわめく連中が、どうして住民たちの住環境破
 壊問題には無関心でいられるのでしょう?

 ちなみに、南欧では反観光の声が強まっているそうです。
 いずれにせよ、今回の地震と停電ハザードをきっかけに、脱観光
 依存が進むことを、私は願ってやみません。

                     (次回に続く)


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