【サマータイム制導入に反対する】 vol.1091


◎長期中断のお詫び

 半年に一回あるかないかどころか、一年数か月も発行が中断して
 しまい、申し訳ありません。
 またまた体調が絶不調になりまして…。

 今後もよろしくお願い申し上げます。


●改めて福島第一原発事故の本当の原因を考える <22>

 超〜久々の今回は、自然科学の話はちょっとお休みして、菅=民
 主党政権と文部科学省の欺瞞を指摘する話をしたいと思います。
 題して、『文部科学省の忖度に救われた菅=民主党政権』です。


●『異常に巨大な天災』の基準はいつ決まったのか?

 普通の人間の感覚からすれば、福島第一原発事故の一番の原因と
 なった東日本大震災は、『異常に巨大な天災』のはずです。
 でも、文部科学省は、『異常に巨大な天災』ではないとほざきま
 した。
 そのせいで、東電は免責にはならず、全責任を負わされる羽目に
 なったのです。

 これは、全くふざけきった態度です。
 あれが『異常に巨大な天災』ではないとは、感覚が完全に狂って
 います。
 それに、それならば、なぜ国土交通省や気象庁や地方自治体は免
 責になるのか?
 文部科学省は、垢(あか)なんてもんじゃない!
 糞です。

 その文部科学省に言わせると、『異常に巨大な天災』とは、たと
 えば、小惑星の衝突などがそうなのだそうです。
 小惑星の衝突なんかあったら、人類はおろか、地表の生き物だっ
 て、その多くが死に絶えてしまうはずです。
 そんな時に免責にしたところで、何の意味があるというのか?
 このおふざけぶりには、つくづく呆れさせられます。

 ならば、文部科学省におたずねしよう!
 その『異常に巨大な天災』の基準はいつ決まったのか?、と。

 おそらく、文部科学省は、この質問に答えることはできないでし
 ょう。


●原発事業者に『異常に巨大な天災』の基準は周知されのか?

 ついでに、質問をもう一つ。
 その『異常に巨大な天災』の基準は、東電などの原発事業者に周
 知されていたのか?

 もし周知されていたのなら、どうして東電は事故直後、素直に責
 任を認めなかったのか?
 また、なぜ検察は起訴できなかったのか?

 いや、そもそも、あれだけの大災害が、免責の対象となる『異常
 に巨大な天災』にはならないことを知っていた電力会社などが、
 どうして原発に手を出したり、原発事業から撤退しなかったりし
 たのか?
 おかしいことだらけです。

 このことから、周知はされていなかった疑惑が浮上してくるわけ
 です。


●全責任を負えるだけの備えがされていなかった超〜不思議

 さらに不思議なのが、東電が事故の全責任を負うことが出来るだ
 けの備えをしていなかったことです。
 言い遅れましたが、原子力賠償法では、『異常に巨大な天災』が
 事故の原因となった場合を除き、事業者が全責任を負わなければ
 ならないことが定められているのです。
 ですから、事業者たる東電は、全責任を負えるだけの備えをして
 おく必要があったはずなのです。

 ところが、東電は、その備えをしていなかった。
 だから、実質国営化されざるを得なかったのでしょう。

 また、逃げ遅れた人を救出する準備とかもしていませんでした。
 (だから、民事裁判で賠償命令を食らった。)
 東電が全責任を負えるだけの備えをしていなかったのは、明白で
 す。

 そして、呆れるのは、国が、それを放置していたことです。
 全責任を負える能力の無い事業者に、原発事業するのを許可して
 いたです。
 これは、あまりにおかしな話ではありませんか?

 「全責任を負わなければならない」と法に定めておきながら、全
 責任を負うことができない事業者に許可を与えていたのです。
 こうした国のいい加減さには、つくづく呆れさせられます。


●事故が起きてから基準を決めた疑惑

 以上のことに気付くと、文部科学省は、あのふざけきった『異常
 に巨大な天災』の基準を、原発事故後に定めた疑惑が浮上してく
 るのです。
 多くの情況証拠から、それはおそらく事実でしょう。

 そう、菅=民主党政権は、文部科学省の「忖度」に救われたので
 す。
 だから、「モリ・カケ」問題の追及が可能だったのです。
 泥棒の手口は、泥棒が一番よく知っているわけです。
 文部科学省の「忖度」癖をよく知っていたからできたことなので
 す。

 とにかく、菅=民主党政権は、自分たちの責任を逃れるために、
 その全責任を東電に押し付けようとして、文部科学省を利用した
 わけです。
 そんな菅=民主党政権を裁くことが出来ない司法さらには法にも
 大いに幻滅させられます。

             * * *

 う〜ん、今回は、文系エリートの人たちを逆切れさせてしまいそ
 うな話題になってしまいました。
 次回からは、自然科学の話に戻りたいと思います。

                     (次回に続く)


●人殺しのニセ科学=『おしめり気象学』を斬る!<13>

 さて、ここからは、後半の、人殺しのニセ科学=『おしめり気象
 学』を斬る話です。

 今シーズンは、西日本豪雨と、その後の殺人的猛暑のことが話題
 になっていますね。
 で、例によって、例のごとく、マスゴミやそこに登場する「専門
 家」どもは、それらを地球温暖化のせいにしています。

 でも、それは全くナンセンスな屁理屈です。
 超〜久々の今回は、まず、そのあたりから話を始めたいと思いま
 す。


●遅れるはずが大幅に早まってしまった梅雨明け

 マスゴミやそこに登場する「専門家」どもが、西日本豪雨やその
 後の殺人的な猛暑を地球温暖化のせいにするのは、完全な痴呆症
 (認知症)です。
 それも、破廉恥性の痴呆症です。(笑)
 なぜなら、彼らは、小泉政権時代、こう言っていたからです。

 「地球温暖化が進行すると、梅雨明けが遅れる。」

 ところが、今シーズンは、梅雨明けが、全く逆に、大幅に早まっ
 てしまったのです。
 これは、地球温暖化説の大予言と正反対の現象です。
 ということは、地球温暖化説は完全に反証されてしまったという
 ことでしょう。

 反証されてしまったものが、何かの原因になることは、不可能で
 す。
 従って、西日本豪雨やその後の殺人的猛暑の原因にも、絶対にな
 り得ないのです。
 故に、西日本豪雨やその後の殺人的猛暑は、地球温暖化が原因で
 はあり得ないのです。

 それが証拠に、見て御覧なさい。
 マスゴミやそこに登場する「専門家」どもは、梅雨明けが早まっ
 てしまったことを、「異常気象」のネタには絶対にしないではあ
 りませんか!

 やはり、破廉恥性痴呆症なのですよ、この者たちは。
 破廉恥性痴呆症でなければ絶対に理解できないニセ科学…
 それが地球温暖化説なのです。


●7月の平均気温が高くなるのは当たり前

 梅雨が明けると、暑い夏がやってきます。
 ですから、梅雨明けが早まると、『例年だと、まだ梅雨の時期』
 の平均気温が高くなるのは当然のことです。

 また、梅雨明けが早まると、『例年だと、まだ梅雨の時期』に地
 表が真夏の強い日差しによりあたためられ、例年よりも多く熱エ
 ネルギーを蓄えることになります。
 従って、『例年でも梅雨が明けている時期』の平均気温が(も)
 高くなるのは当然のことなのです。

 以上のことがわかれば、梅雨明けが早まったせいで、今年の7月
 の平均気温が高くなるのは当然のことであることがわかるはずで
 す。
 そんな「数字」をネタにして、「地球温暖化が進行している!」
 などと煽り立てるのは、とんでもなく馬鹿げたことです。


●水蒸気はそれを含む大気が冷やされないと雲にはなれない

 ところで、『温暖化により雨量が増える』というのは、明らかに
 嘘です。
 物理的に、そんなことはあり得ない。
 なぜなら、水蒸気(気体)というものは、それを含む大気が冷や
 されないと雲にはなれないからです。

 水蒸気が雲になるためには、大気中に含まれている水蒸気の量が
 飽和水蒸気量を上回るようにならなくてはなりません。
 別の言い方をすると、飽和水蒸気量が、大気中に含まれている水
 蒸気の量を、下回るようにならなければならないのです。

 つまり、飽和水蒸気量を超えた分の水蒸気が、雲になることがで
 きるわけです。
 ですから、飽和水蒸気量が少なくなるような状況にならなけばな
 らないわけです。

 そして、そのためには、水蒸気を含む大気の温度が低下しなけれ
 ばならない。
 ですから、大気が冷やされなければならないのです。

 ところが、温暖化が進行してしまうと、大気が冷やされることが
 少なくなってしまう。
 (冷却の)度合いも、機会も。
 ですから、水蒸気が雲になりにくくなってしまうのです。
 故に、雨雲は発達しにくくなり、豪雨にもなりにくくなる。
 これが、現実世界の物理学的事実です。

 以上のことがわかれば、西日本豪雨が地球温暖化のせいであるは
 ずがないことがわかるはずです。
 豪雨は、大気が冷やれる度合いが強まっている証拠です。
 つまり、地球温暖化とは全く逆の現象が進行中である証拠なので
 す。

 そして、危険な猛暑も…。
 ま、こちらについては、次回以降にお話することにいたしましょ
 う。


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