【介護者虐待】 vol.25
●公共事業よりもタチが悪い介護保険制度
またまた間があいてしまって、すみません。
さて、みなさんも御存知のように、コムスンなる業者が事業所指
定打ち切りの処分を受けました。
かなりヤバイことをやっていた会社なのですね。
しかも、親会社のグッドウィルは、同じグループ内の会社に譲渡
しようとしました。
それが非難を浴びて諦めざるを得なくなり、なおかつ、マスコミ
などから他にも問題点があったことを指摘され始めると、今度は
グループ内の全ての介護事業を売却すると言い出しました。
一体、何を考えているのでしょうね?
他にもヤバイことをやっていた(でも、これで出来なくなった)
から、介護事業をやめることにしたのでしょうか?
そう疑われても仕方ないですよね。
こういう問題ある会社が跋扈するようになったのも、介護保険制
度のせいです。
安易に福祉の民営化なんてことをするから、こういう拝金主義的
な業者が集(たか)るようになったのです。
これは、公共事業よりもタチが悪いですね。
なぜなら、介護の分野には、競争入札すら無いからです。
このため、(良い意味での)競争原理が働かないのです。
競争原理が良い方向に働けば、安くて質の良いサービスが期待で
きるようになります。
ですが、それが実現するのは、あくまで、「買い手市場」である
場合だけです。
これに対し、介護の分野は、圧倒的な「売り手市場」です。
ですから、そもそも、競争原理が働かない分野なのです。
これでは、安くて質の良いサービスなど期待できるわけがないで
しょう。
売り手市場である以上、事業を始めさえすれば、客はゲットでき
る。
しかも、介護保険制度のおかげで、金は確実に入ってくる。
となれば、怪しげな業者が集ってくるのは、当然のことでしょう。
ここに介護保険制度の無責任さがあるわけです。
一見、反共的に見えて、実は、全く共産主義的なものになってい
るのです。
サービスの質に対する評価(ランク付け)があるわけでもないで
すからね。
まさに悪平等の世界なわけです。
となれば、質の悪いサービスで金を貪(むさ)る業者が集ってき
ても、別に驚くべきことではないでしょう。
共産主義の国が駄目になるのも、そうした人間が増えるからです。
そして、こんな制度にかかわったのが、今、我が国の総理をやっ
ている人物なのです。
保守・反共でありながら、こんな人物を支持する奴がいたとした
ら、そいつはとんでもない大バカ者としか言いようがないでしょ
う。
●人権マスコミの偽善
ところで、NHKや北海道新聞といった「人権」マスコミは、被
介護者が虐待を受けている!と騒ぎ立ててきました。
ですが、そうした虐待を働く問題業者が存在するのは、こんなろ
くでもない制度があるからでしょう。
ところが、呆れたことに、人権マスコミは、介護保険制度を批判
しないのです。
これは、あまりに偽善的ではないか?
それとも、同志だから庇うのか?
介護保険制度という悪法制度を守るために、介護者(家族も含ま
れる)を悪者扱いして攻撃していたわけですね。
攻撃は最大の防御!ということか。
特に最近のNHKは酷く、庇ってばかりです。
権力にベッタリ。
こうしてみると、なぜ「政治介入があった」なんて噂があったの
かも理解できるでしょう。
●病院との比較
前々回、「介護施設は病院の附属施設にするのが良いと思います」
と私は言いました。
その病院にも、保険料をくすめ取る悪(ワル)の病院があること
は事実です。
ですが、その割合は低い。
なぜなら、病院の場合は、経営者が医者である場合が多いからで
す。
医者は医療現場の人間です。
もちろん、中には拝金主義者もいますが、多くは、人の命を救い
たくて医者になった人たちです。
ですから、問題を起こすことが少ないのです。
これに対し、介護業者の経営者は、介護の現場にかかわらない人
である場合が少なくないのです。
このため、医者のような社会献身的な人物が少なく、逆に、拝金
主義者的な人物が多いのです。
となれば、そんな業界相手に保険制度を設けるなど、とんでもな
いことでしょう。
それにかかわる人物の「精神」の質を問わない…
これは、精神を軽視する者のすることでしょう。
つまりは、自称「唯物論者」のすることです。
ということは、介護保険制度にかかわった者も、自称「唯物論者」
すなわちマルキスト、共産主義者であるということでしょう。
そんなのが、今、保守面して総理をやっているわけですよ。
●所詮は仲介業者
介護保険制度は、被介護者を「ただの物質」としてしか見ていな
い制度です。
だから、被介護者に対する扱いも、「ただの物質」に対するそれ
になってしまう。
その象徴が、介護と医療のいたずらな分業化です。
分業化は、「ただの物質」を相手にする場合に有効な方法です。
その分業化の象徴とも言えるのが、ケアマネージャーの存在です。
これが医療と介護(と被介護者)との間を取り持ってくれる…と
いうのですが、それは、ケアマネージャーが仲介業にすぎないこ
との証拠でしょう。
そして、それこそ、医療と介護とが完全分離させられてしまって
いることの証拠です。
ケアマネージャーというカタカナ語の乱用が、その正体を物語っ
ていますね。
今の総理の癖でしょう。
ということは、被介護者を「ただの物質」とみなすのも、この総
理の思想ということになる。
やはり、そっちの人だったわけですよ。
だから、亡国的な改革ばかりやりたがるわけです。
「美」という“まやかし”を用いて。
次回は、ケアマネージャーのことを中心に、介護保険制度の問題
点を追求していきたいと思います。
(次回につづく)
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発行者:media
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