【介護者虐待】 vol.23


●介護のプロも虐待する?

 確か先月のことだったと思うのですが、某介護施設で虐待の疑い
 があるという報道がされていましたね。
 真相については、私にはわかりかねます。
 でも、もし事実なら、非常に複雑な気分にさせられる話です。
 だって、そこで働いている人たちは、介護のプロのはずでしょう。
 NHKの痴呆(認知)症関連番組の中には、介護のプロの画期的
 な介護法とやらを紹介していたものがありました。
 これ、虚しく聞こえませんか?

 大げさな宣伝が目立つ、最近のNHK。
 でも、こういうことがあると、それが確実にマイナスになるので
 すよね。
 よせばいいのに…。


●防ぐ方法を指導していたのか?

 仮に、虐待が事実だったとしましょう。
 ならば、行政は、こうした施設に、虐待を防ぐ方法(拘束や監禁
 などをせずにすむ方法)を指導していたのでしょうか?
 そこが是非とも知りたいですね。

 もし虐待が事実なら、行政はどう対応する気なのでしょう?
 営業停止処分?
 では、入所している患者たちは、どうするの?
 やはり、罰や批判だけでは駄目でしょう。

 そもそも、そんな施設を認可や許可をしたのは、行政のはず。
 となれば、行政側にも責任があるはずです。

 いずれにせよ、批判や処罰ばかりでは、介護の質は良くなりはし
 ないでしょう。
 教える(指導する)ことが必要なはず。
 それをやっているのか?


●やはり家族虐待がお好きなNHK

 さて次に、これも先月の話ですが、NHKが若年認知症のことを
 熱心に取り上げていました。
 支援を呼びかけていましたね。
 でも、NHKがやると、かえって逆効果(ありがた迷惑)かも。

 あれ〜?、画期的な介護方法があったんじゃなかったの?
 だったら、支援なんか要らないじゃん。
 …てなことになってしまうですよ、大げさな宣伝でウケ狙いをし
 ているNHKがやると…。

 ちなみに、2月12日の「ニュースウォッチ9」では、「早期治療
 していれば…若年認知症・家族の思い」というのをやってました。
 夫が若年認知症になってしまった共稼ぎの妻が、後悔の念を述べ
 ていました。
 で、自分がもっと早くに気付いていれば…みたいなことを言って
 ました。

 でも、これ、な〜んか、妻の不注意のせいにしているみたいに聞
 こえてしまうのですよね。
 家族が悪い!
 NHKお得意の家族虐待。

 まさか、共稼ぎ(女性が働くこと)を批判しているわけではない
 でしょう。
 なにしろ、NHKはフェミ勢力の味方なのですから。(笑)

 正直言って、素人には(認知症と)気付くのは難しいと思います
 よ。
 精神科医だって、脳の病気を「うつ病」と誤診することがあるく
 らいなのですから。


●家族への支援は不要なのか?

 お次は、2月15日の「クローズアップ現代」。
 「働き盛りが認知症になった時」というテーマでした。
 やはり、支援の必要性を訴える内容。
 でも、話題は「仕事」。
 つまり、本人への支援(=社会への負担要求)のことばかり。
 これ、家族への支援は取り上げたくない!という意思表示ですか
 ね?
 よほど「家族」というものが嫌いみたいですね、NHKは。

 要するに、認知症の患者を雇え!と言いたいんじゃないの?
 だったら、NHKが雇えばいいじゃないか。

 認知症の人を雇い続けるのは、勇気の要ることです。
 前にも言いましたが、認知症の厄介なところは、症状が進んでし
 まうことです。
 そのせいで、今まで出来ていたことが出来なくなる時が来る。
 しかも、進行の予測ができないのですから、非常に難しい問題と
 なるはずです。


●「理解」というが…

 今は業務に耐えられても、もし、この先、症状が進行してしまっ
 て、業務に耐えられなくなった場合、やめさせることが出来るで
 しょうか?
 その基準は?
 難しい問題が山積しているはずです。

 また、職場の同僚への負担も無視できませんね。
 「認知症患者のことを理解せよ!」と言いますが、一緒に働くこ
 とになる人の苦労は理解しなくてもいいというのか?

 特に、若い人は、大変ですよね。
 「働き盛り」の人は、彼らから見れば、目上でしょう。
 まして、その人が自分の上司だったりなんかしたら…。
 若い人の可能性を潰すことにもなりかねません。

 やはり、NHKの姿勢は偏っているとしか言いようがありません。
 認知症患者を利用して日本社会を疲弊させようとする反日的意図
 がみえみえです。


●都合の悪いことは指摘せず

 「多くの認知症の人たちが、偏見を恐れ、会社に病名すら告げら
 れずに仕事を続け、最終的に退職に追い込まれ…」と同情を盛ん
 に煽るNHKですが、何か重要なこと、忘れてはいやしませんか?
 それは、「痴呆症」という名称を「認知症」に変えたことです。
 「認知症」に変えれば、患者の精神的負担は軽くなるはずだった
 のではありませんでしたか?
 それが、ちっとも軽くなっていない…ということでしょう、これ。
 やはり、無駄・無意味な変更だったわけです。
 そういう都合の悪いことは指摘せず。

 さすが、NHK。
 破廉恥な同志のことは、とことんかばうわけです。


●民間施設の数を増やしても…

 さて話は変わりますが、介護保険制度により、民間の介護施設の
 数が増えましたよね。
 でも、これでいいのでしょうか?

 民間の介護施設が増えると、経営者や営業マンや事務職…といっ
 た人の数が増えますよね。
 彼らは、介護そのものには直接関係のない人たちです。
 そういう人たちに給料を出さなければならなくなるわけです。
 これって、余計な人件費がかさむ原因になるのでは?

 介護に必要なのは、介護の仕事(現場)にかかわる人たちです。
 それ以外の人の数は増やすべきではないのです。
 福祉の民営化・ビジネス化を推し進めようとする介護保険制度に
 は、やはり、大きな問題があるとしか言いようがありません。


●病院の附属施設にすべき

 では、どうすればいいのか?
 一つのアイデアを提唱させていただくならば、介護施設は病院の
 附属施設にするのが良いと思います。
 そうすれば、介護に直接かかわらない人の数の増加を、最小限に
 食い止められるでしょう。
 また、病院(医師)との連携もしやすくなる。
 認知症の場合、これは特に重要なことだと思うのです。

 でも、介護保険制度の下では、それは無理でしょうね。
 やはり問題がありすぎる制度です。


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発行者:media
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