【ブライデン夫妻ブームを斬る】 vol.8


●起こるべくして起きた事件

 ほぼ、ひと月ほど前、あるグループホームで痴呆の老人が職員に
 暴行死させられる事件が起きました。
 弱者の味方を気取るマスコミ人間たちは、「どうして、こんな事
 件が…」とほざいていましたが、私から見れば、これは起こるべ
 くして起こった事件だと思います。

 「ブライデン夫妻ブーム」は、痴呆患者「だけ」に対する同情を
 煽るものです。
 つまり、介護する人のことなど、全然考えていないのです。
 もっぱら、痴呆患者が「弱者」なのであり、「被害者」なのです。

 ですから、介護する人は、「加害者」にはなりえても、「弱者」
 や「被害者」にはなり得ないのです。
 となれば、介護する人は、孤独を感じるでしょう。
 ストレスをため込むことになりましょう。
 これでは、精神に異常をきたしても、不思議ではありません。

 こうしてみると、NHKが煽った「ブライデン夫妻ブーム」が如
 何に偽善的で反社会的なものであるかがわかると思います。


●真の弱者とは…

 NHKは、もっぱら、痴呆患者ばかりを「弱者」としてきました。
 確かに、「社会」というスケールで見るならば、痴呆患者は弱者
 と言えるでしょう。
 しかし、「個人」、たとえば、家庭とか家族というスケールで見
 た場合、はたしてそう言えるでしょうか?

 私は、そうは言えないと思います。
 むしろ、本当の「弱者」と言えるのは、痴呆患者を介護しなけれ
 ばならない家族の方です。
 家族は、痴呆患者に、いいように振り回されます。
 そういう苦労を知らない代表例が、偽善的なブームを煽ってきた
 NHKなのです。

 グループホームでも、事情は同じでしょう。
 特に、グループホームは家庭的・家族的な雰囲気を重視するので、
 似たような問題が生じることになるのは当然です。


●真面目が馬鹿を見る時代

 真面目な人ほど、痴呆患者を見捨てることは困難でしょう。
 だからこそ、ストレスをため込むことになるのです。

 今回の事件の加害者も、非常に真面目な人物だったということで
 す。
 私にとっては、少しも不思議なことではありません。

 現代は、「進歩派」の時代です。
 そして、それは、「真面目が馬鹿を見る時代」なのです。
 問題児ばかりを可愛がって善人を装い、面倒なことを真面目な人
 に押し付ける。
 これが、進歩派の連中の手口です。
 ほんと、汚い連中です。
 汚い上に、世の中を破滅させようとしています。

 なぜ、真面目な人にしわ寄せがいくようなことをするのか?
 それは、真面目な人は文句を言わないからです。
 それをいいことに、面倒なことを押し付けるわけです。
 どこまでも、ずるい連中です。

 「ならず者」の悪口を言うと命が無いが、日本や米国の悪口を言
 っても襲われる心配は無い。
 だから、「ならず者」にこびへつらい、反日・反米する…という
 偏向マスコミと同じです。
 NHKなどは、まさにそうです。

 進歩派の連中は、“格好つけたがり屋”です。
 そのために、真面目な人間を利用しつくすのです。
 こうして、彼らは、真面目が馬鹿を見る社会を築き上げてしまう
 のです。


●「正しいケア」という大嘘

 NHKなど「ブライデン夫妻ブーム」を煽る連中は、よく、「正
 しいケアをすれば(問題は無い)」という言い方をします。
 それに関連して、「(痴呆に関して)誤解がある」という言い方
 もしますね。
 これらを真に受けると、あたかも「正しいケア」というものが本
 当にあるかのように思えてしまうことでしょう。

 でも、騙されてはいけません。
 「正しいケア」なんてものは、本当は存在しないのです。

 もし、そんなものがあるのなら、それを一般にも公開すべきでし
 ょう。
 世の中には、痴呆の家族を抱えて悩んでいる人たちが大勢いるの
 ですから。
 その人たちには「知る権利」があるはずです。
 マル秘にしておくことは、社会的に許されないはずです。

 ところが、「正しいケア」論者たちは、これを公開しないのです。
 あくまで秘伝にするつもりのようです。
 なぜ?

 もし「正しいケア」が本当にあるのなら、本が出版されていても
 いいはずです。
 少子高齢化社会の時代、これは、ベストセラー間違いなしです。
 出版社にとっては、ドル箱のはず。

 ところが、そのような本は出版されていません。
 なぜ?

 そう、本当は「正しいケア」なんて存在しないのです。
 彼らの言う「正しいケア」とは、「介護にあたっている人が、犯
 罪に走るほどに、精神に異常をきたすほど、負担やストレスや犠
 牲の大きいケア」のことなのです。


●学者は介護しない

 では、なぜ、そんなインチキなケアが唱えられたりするのでしょ
 うか?
 それは、そういうケアを唱えている学者たちが、介護の経験の無
 い連中だからです。
 そう、こういつらは、介護の現場で働いている人たちではないの
 です。
 権威を鼻にかけて威張りくさるだけの、ただの理論屋。
 そんなのを、NHKはヨイショしているのです。
 こんなふざけたメディアに受信料など払う必要はありません。


●マスコミ人間の介護経験度

 マスコミ人間には、とにかく独善的な人間が多い。
 誰かを「被害者」扱いして、弱い者の味方を気取る。
 そういうクソッタレが多いのです。
 「ブライデン夫妻ブーム」を煽ったNHKや北海道新聞の連中は、
 まさに、こうした人間たちなのです。

 なぜ、そんな恥知らずなことが出来てしまうのか?

 「ブライデン夫妻ブーム」に関して言えば、それは、彼ら自身、
 痴呆患者を介護した経験が無いからです。
 だから、勝手なことが言えるのです。
 彼らは、自分の親を介護したことも無い連中です。
 自分の子どもの面倒さえろくにみたことがない連中も多い。
 そんな奴らに、痴呆の介護の辛さや苦労などわかるわけがありま
 せん。

 親が痴呆になったために、介護のため仕事をやめなければいけな
 くなる人もかなりいます。
 マスコミ人間どもは、こういう事情を何もわかっていない。
 あるいは、わかりたくない。
 いずれにせよ、こいつらに、でかい口をきく資格はないのです。


●許し難いNHKの欺瞞・傲慢

 こうしてみると、NHKの行為は許し難いものであることがわか
 るでしょう。
 この事件を取り上げたNHK番組を二つほど、ちらっと見てみた
 のですが、全く欺瞞に満ちていました。

 まず、一つは、朝の生活ホットモーニング。
 再発防止を考えますとか言っておきながら、そこで唱えられてい
 たのは、例によって例のごとく、サヨクお得意の抽象論、観念論、
 精神論、理想論、情緒論。
 つまりは、綺麗ごとの山。
 唯一の救いだったのは、作家の山本一力氏。
 彼が出演してなかったら、全く見る価値の無い番組でした。

 二つ目は、NHKの看板番組とされるクローズアップ現代。
 しかし、内容は、グループホーム間に質の差があるという主旨の
 ものでした。
 こんなのは、論点のすり替えでしょう。
 朝日のことは言えないですよ。

 「奇跡の詩人」以降、NHKの福祉関連番組は、明らかに変です。
 上野千鶴子やら姜尚中といった政治色や思想性の強いキャラが登
 場してくるようになりました。
 サヨクの御機嫌取り…ということでしょうか?
 そもそも、この人たちは理論屋であって、福祉の現場で汗水たら
 して働いてる人たちではないのですから、これだけでも十分、変
 です。
 一体、NHKは何を考えているのでしょうか?

 朝日との大喧嘩のもとになった疑似法廷番組も、とんでもない偏
 向番組だったと言われています。
 しかも、NHKが積極的だったと…。
 NHKには、もはや公共放送の名を語る資格はありません。


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発行者:media
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