【くたばれ！友情論】　サンプル


●はじめに

　現代の日本においては、「友情」は絶対的正義とされています。
　それを受け入れない者、疑う者は、たちまちのうちに、「精神の
　病気」呼ばわりされます。
　でも、それは真実なのでしょうか？
　むしろ、それを批判することが許されない閉鎖的・思考停止的な
　情況にあると言う方が正しいのではないでしょうか？

　今時のオトナたちは、よく、「二元論的に物事を見るのは良くな
　い」と言います。
　ならば、なぜ、「友情」を「絶対的に清いもの」とするのでしょ
　うか？
　これは全く矛盾した態度です。

　とはいえ、現代の日本では、友情について批判することは死罪に
　値することであるかのような風潮があります。
　これはおかしい！
　どんなものにだって、良い面があれば、必ず悪い面もあるはずだ
　からです。
　なぜ、今時のオトナたちは、友情の悪い面から目をそらそうとす
　るのでしょうか？

　実は、これが当メルマガを発行する動機です。
　誤解の無いよう、予めお断りしておきますが、当メルマガは決し
　て友情を絶対悪とするものではありません。
　友情の悪い面を素直に認め、これを崇拝するのをやめようと呼び
　かけるものです。

　悪い面がある限り、人や社会に悪影響を及ぼすのは確実です。
　ですから、こうした事実から逃避することは、人や社会を破滅さ
　せようとすることと同じことになるのです。

　なにしろ、「懐疑精神が大切だ」などと言いながら、自分たちの
　信じるものは絶対に疑おうとしないのが、今時のオトナたちです。
　当メルマガでは、友情を絶対的善とする考え（以後、当メルマガ
　では、これを「友情論」と呼ぶことにします）の偽善・欺瞞を、
　徹底的に追求してみようと思います。

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発行者：ｍｅｄｉａ
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