【くたばれ!友情論】 vol.59


◎お詫び

 5月には配信を再開するようなことを言っておきながら、実現で
 きず、申し訳ありませんでした。
 時間がなかなか見出せなかったのと、体調を崩したのとで、ボロ
 ボロ状態でした。
 今後もよろしくお願い申し上げます。


●被災地の「友」ではなかった菅直人

 民主党政権最初の総理となった鳩山が沖縄の「友」ではなかった
 ことは、以前指摘しました。
 そして、沖縄11万人集会とやらに参加した次の総理=菅直人につ
 いてもまた同様です。
 沖縄は、いいだけコケにされたわけです。

 では、菅直人は、東日本大震災の被災地に対しては、どうだった
 のでしょう?
 どうみても「友」だったとは言えませんよね。

 特に呆れるのは、総理引退後、お遍路さんなんかやったことです。
 被災地のことが心配じゃないんでしょうかねぇ?
 仮にも総理だったのなら、少しは被災地のことを気遣う態度を見
 せるべきではないか?

 でも、そんな気は、これっぽっちも無いようです。
 あるのは、権力の座への再起の夢だけ。

 要するに、「友」と信じた者がバカだったわけです。


●一番の「友」は腕利きの弁護士

 では、菅直人は、どういう者を「友」としているのでしょう?
 答えは、腕利きの弁護士です。

 菅直人が起用した官房長官のことを思い出して下さい。
 仙谷も、枝野も、弁護士です。
 菅直人は、腕利きの弁護士を「友」としたがる人物だったのです。
 でも、なぜ?

 そのことは、菅直人が何をやったか振り返ればわかることです。
 まず、原発事故。
 全責任を、巧妙に、東電に押し付けました。
 原発は国が導入するものであることを内閣官房参与が述べたにも
 かかわらず…。
 まったく、凄まじいまでの無責任ぶり(責任逃れ)です。
 で、それを可能にしてくれたのが、枝野という腕利きの弁護士だ
 ったわけです。

 一方、枝野に比べると、仙谷は、ワンランク落ちるみたいです。
 実際、尖閣証拠ビデオを隠し損ねたわけですから。(笑)

 とはいえ、菅直人が腕利きの弁護士を「友」にしたがったのは、
 紛れもない事実です。
 その理由は、菅直人が、ろくでもないことばかりやりたがる、無
 責任な「ならず者」だからです。
 「ならず者」にとって、腕利きの弁護士は、それこそ、「まさか
 の時」の「真の友」になってくれる存在です。
 防災怠慢で、軽薄な原発推進派だった菅直人にとっては、枝野は
 まさに「まさかの時」の「真の友」だったはずです。

 ちなみに、枝野は、薬害エイズ美談でも、厚生大臣だった菅直人
 の「友」でした。
 彼らは、本当は不良血液を輸出した米国の側にあるはずの責任を、
 全面的に日本側(製薬会社や厚生省)にあることにしてしまいま
 した。
 つまり、あれは、まさしく、菅直人のようなサヨクらが好む自虐
 にすぎなかったのです。
 それを美談扱いするとは…。

 とにかく、菅直人が仙谷や枝野とった腕利きの弁護士を「友」と
 したのは、菅直人が「ならず者」だったからです。
 単にサヨク仲間だったからだけではないのです。

 ちなみに、菅直人の次の総理である野田も、経済産業大臣に枝野
 を起用しています。
 これは、野田が、(少なくとも)経済産業の面で「ならず者」で
 あることを示しています。
 現に、原発事故の全責任を相変わらず東電に押し付けてますし、
 さらに、TPP参加で日本の経済産業をぶっ壊そうとしています。
 腕利きの弁護士を「友」としたがるのは、大抵、「ならず者」で
 ある証拠なのです。


●科学の「友」でもなかった菅直人

 それにしても、お遍路さんとは、ちっとも科学的じゃないですよ
 ね。
 精神世界に逃げ込んでいるだけじゃないですか。

 そう、菅直人は、科学の「友」でもなかったのです。
 「はやぶさ」をネタにして、科学の「友」を演出していましたが、
 実際には、まともな科学者の主張を完全無視していた野郎なので
 す。
 だから、東日本大震災を予測できず、故に備えもせず、原発事故
 まで起こしてしまったのですよ。

 他にも、まともな科学を潰し、疑似科学に力を与えるようなこと
 を、いろいろやってくれてます。
 とても理工系とは思えない奴です。
 学生紛争の混乱のおかげで受かっちゃっただけじゃないの?(笑)
 実際、大学合格後は、政治運動ばかりやってたみたいですし、理
 工系人間として自慢できることといえば、せいせいマージャン点
 数計算機の特許取得ぐらいです。(そんなもん、あまりにバカら
 しいから、誰も特許なんかとろうとしなかっただけの話じゃん。)

 とにかく、お世辞にも、科学の「友」とは言えない野郎です。
 ま、菅直人にエコ贔屓された似非学者たちにとっては「友」にな
 るのかもしれませんけどね。


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発行者:media
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