【くたばれ!友情論】 vol.53


●やっぱりEUに裏切られたアホでマヌケな福田JAPAN

 前回、こんな(↓)話をしたのを覚えていますか?

 “悪い奴ら”と友だちになろうとしたら、そのことに嫌気をさし
 た良き友たちが離れていってしまい、おまけに、友だちになろう
 とした“悪い奴ら”に裏切られて、気付いてみたら、独りぼっち
 になっていた…

 そう、この(↑)話です。
 で、この話が現実のものとなりつつあるわけです。
 それは、WTOの農業分野での問題です。
 現実的に農業保護政策が欠かせない日本は、極めて厳しい立場に
 おかれています。
 この状況が、まさに、上(↑)の話そのまんまなわけですよ。

 日本は、地球温暖化説ブームに熱狂し、ブッシュ=米国を「裏切
 って」まで、EUと仲良くなろうとしました。
 ところが、WTOの農業分野で、ものの見事に、EUに裏切られ
 たのです。(というより、日本が勝手に「期待」していただけの
 ことなんですけどね。)

 このままでは、日本の農業は、壊滅的な打撃を被ります。
 これは、何も、食の安全保障だけの問題ではありません。
 農業が駄目になれば、バイオ燃料事業…特に「稲わら」や「麦わ
 ら」等といった食糧以外の物からつくるバイオ燃料事業も駄目に
 なります。
 つまり、地球温暖化対策(ということになっている事業)をも潰
 されてしまうことになるのです。

 こうしてみると、日本は、まさに、「“悪い奴ら”に裏切られ」
 たと言えるでしょう。
 しかも、ブッシュ=米国にも見限られて(北朝鮮問題を見よ!)、
 今や完全「独りぼっち」状態です。

 こんな「おバカ」な国が、世界に存在するでしょうか?
 こんな「おマヌケ」な国が、歴史上、存在したでしょうか?
 まさに、世界の笑いモノです。

 言っておきますが、日本の環狂(「環境狂い」の略。すなわち、
 地球温暖化説ブームへの熱狂)は、日本にとって自殺行為となる
 ことです。
 そもそも、地球温暖化説は、極めていかがわしい眉唾科学なので
 す。
 それが証拠に、予言が外れている!
 たとえば、年初の冬の寒さや、梅雨明けが早まってしまった(予
 言通りなら、遅くならなければならない!)ことなどが、その例
 のほんの一部として挙げられます。
 確かに、CO2に温室効果があることは事実です。
 しかし、地球温暖化説は、その影響を桁違いなまでに誇張し、あ
 げくの果ては、無関係な現象まで結び付けるということをしてい
 るのです。
 これは、たとえるならば、「煙草の煙を一瞬でも吸い込もうなら、
 必ず、たちまち、末期の肺癌になって、即死する。」というよう
 な話です。
 いくら煙草の害を信じている人たち(ちなみに、私は、そのうち
 の最右翼の一人!)でも、そんな話は信じないでしょう。
 煙草の肺癌への影響度には、個人差があります。
 また、煙草だけが肺癌の原因なのではありません。
 また、煙を一瞬吸い込んだくらいでは、肺癌にはなりません。
 また、癌はゆっくりと進行するものであり、たちまち末期状態に
 なって即死するなどということはありません。

 “悪い奴ら”(EU)と友だちになりたいあまり、自分のことを
 多少なりとも思ってくれていたブッシュ=米国を裏切り、いかが
 わしい眉唾科学に夢中になって、最後は身を滅ぼす…
 これが、環狂+友だちづくりに走った今の日本の姿なのです。
 ハッキリ言って、バカとしか言いようがないでしょう。

 「日本を裏切った」などと言ってブッシュ=米国のことを悪く言
 う人たちがいるようですが、それは間違いです。
 先に裏切ったのは、日本の方です。
 環狂なんてバカなことをやって…。

 ブッシュの立場になって考えてみて下さい。

 地球温暖化対策は、大変な負担となることです。
 だからこそ、発展途上国は嫌がるのです。
 そして、それは、先進国とて同じなのです。
 欧州(EU)は、自称「地球温暖化対策」ビジネスでボロ儲けし
 ているのと、基準年選びなのどトリックを用いて自分たちへの負
 担(義務)を政治的に軽くしているために、嫌がらない(他国を
 没落させられるので、むしろ、望む)のです。
 そんな“悪い奴ら”に尻尾をふってきたのですよ、日本は。

 しかも、(米)国内では、環狂は、ブッシュ=共和党の政敵、す
 なわち、民主党が主導してきたことです。
 つまり、日本は、内外から、ブッシュに対して、包囲網を形成す
 るようなことをしてきたのです。
 これは、ブッシュにとっては、完全な敵対行為でしょう。

 小泉総理(当時)は、環狂の始祖ですが、それでも、環狂のボー
 ダーライン(それを越えてはいけないという境界線)というもの
 のことを、よくわきまえていました。
 そのため、ブッシュ=米国に負担(義務)を負わせるようなこと
 はしませんでした。
 あくまで、日本(国民)だけに負担を負わせました。
 これは、日本にとってはトンデモなく不公平なことですが、でも、
 その不公平のおかげで、ブッシュ=米国から裏切られることはな
 かったのです。

 ところが、安倍・福田の両総理は、環狂のボーダーラインのこと
 を全くわきまえていなかった。
 ブッシュ=米国にまで負担を求め、そのために、包囲網を形成す
 るという愚行をやらかした。
 その結果、裏切られることになってしまったのです。
 現に、裏切りが始まったのは安倍政権の時(慰安婦決議など)か
 らであり、さらに、福田政権の時(テロ支援国家指定解除など)
 には、もう決定的なものとなりました。

 こうした事実に目を向けるならば、環狂が日本を孤立させたこと
 は明らかなはずです。
 先に裏切ったのは、環狂に走った日本の方なのです!

 環狂やって「友だち百人出来るかな♪」な〜んてバカなことやっ
 てしまったために、日本は孤立してしまったのです。
 二重のバカやったわけですよ。
 しかも、孤立しただけではない。
 日本はEU等に殺されかけているのです。
 しかも、ブッシュ=米国は、もう守ってはくれない…。
 でも、それは、自業自得というもの。
 それこそ、日本の「自己責任」です。


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発行者:media
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