【くたばれ!友情論】 vol.37


◎マスコミ人間と友情論(その11)

 今回は、再び、マスコミ人間たちの友情オタクぶりを追求してみ
 ようと思います。
 今回の友情のお相手は、主に評論家(⊂文化人)です。


●カメレオン評論家

 vol.34で、「●文化人側からも熱烈ラブコール」という話をしま
 したが、今回の文化人たちは、その進化形(笑)です。
 マスメディアへの友情のために、カメレオンみたいにカラーを変
 える評論家です。
 といっても、体のカラーを変えるわけではありません。
 思想のカラーを変えるのです。
 具体的に言いますと、サヨク・メディアに登場する時は赤いこと
 を言い、ホシュ系メディアに登場する時は赤くないことを言うわ
 けです。
 まさにカメレオンでしょう。
 ま、とにかく、こうやって、サヨク・メディアとも、ホシュ系メ
 ディアとも、お友だちになるわけです。

 もっとも、これ、セコイだけなんですけどね。
 金儲けのために、言うことや態度を変えているだけ。
 あっちからも、こっちからも、金もらうために。

 結構いるのですよ、こういう文化人が。
 特に評論家に。
 ま、定職に就かない人たちですから、収入のためなら、そうせざ
 るを得ないのでしょうね。
 でも、純真な人たちからは、「金に汚い奴」としか見られないか
 も…。(実際、そういう奴、多いです。)

 評論家ならまだしも、大学教授のような定職に就いている奴の中
 にも、そういうことをする連中がいますね。
 こいつらは、文句無しに、金に汚い連中です。

 こうしたカメレオン文化人は、北海道新聞のような(広い意味で
 の)地方紙に(も)登場することが多いようです。
 なぜなら、地方紙は一地方の人たちしか読んでいない上に、彼ら
 自身が地方にはあまり知られていない人物である場合が少なくな
 いからです。
 そのため、あっちとこっちで(思想カラーの)違うことを述べて
 も、突っ込まれる危険性が少ないわけです。

 ただし、最近は少し事情が変わってきたようですね。
 それは、インターネットのせいです。
 あっちとこっちで違うことを述べると、たちまち、ネット小僧た
 ちに、その実態を告発され、叩かれる。
 そのせいか、カメレオン文化人にも、ネットを敵視する人が少な
 くないようです。
 笑っちゃいますね。


●なぜ本は赤いのか?

 本の多くは赤いですねー。
 ま、マスメディアというものは、概して赤いものですが…。
 それにしても、なぜ赤い本が多いのか?
 出版社のために本を書いてくれる人(=出版社のお友だち)が赤
 いから?
 ま、そのせいもあるのかもしれませんが、一番の理由は、出版社
 がサヨク志向だからです。

 では、なぜ出版社はサヨク志向なのか?
 出版社の人間が赤いから?
 ま、そのせいもあるのかもしれませんが、もっと大きな理由があ
 ります。
 それは、出版社の人間たちが、「赤くないと本が売れない」と思
 い込んでいる場合が多いからです。
 なんてことはない、金儲けのためです。(今回は、金の話ばっか
 やねー。)

 でも、実際の需要は、そうではないのですがね。
 そんなことしてるから、本離れが進むんですよ。
 活字離れ(活字嫌い)のせいだけじゃないです。

 幅広く友だちがいれば、そのことに気付くと思うのですがね。
 出版社の人たちって、友だちがいないのでしょうか?(笑)

 もっとも、赤くない本を出版すると、サヨから圧力がかかること
 もあるそうですが…。
 でも、それに従うのって、「友情」っていうの?


●活字メディアに対する日本人の迷信

 ここで、活字関連の余談を一つ。

 よく「本や新聞はタメになる」という人がいますね。
 こういう人たちは、たとえばTVのような映像メディアを馬鹿に
 します。
 ネットも馬鹿にすることがありますね。
 そして、そうしたメディアに頼る人たちのことを「ビジュアル系」
 などと言って蔑視します。

 でも、こうした活字崇拝は、愚か者がすることです。
 なぜなら、たとえ活字メディアであったとしても、それ(文章)
 を書いている人間が「ビジュアル系」ならば、そこに書かれてい
 ることは、「ビジュアル系」(映像系)の情報にしかならないか
 らです。
 実際、そういう新聞、多いでしょう?

 日本人には、新聞を友としている人が非常に多いですね。
 なまじ識字率が高いから、活字メディアに頼るようになるのでし
 ょう。
 そのために、活字メディアに扇動されてしまうのです。

 日本人は、よく、「ブームに弱い」と言いますが、それは新聞を
 はじめとするメディアへの依存度が高いからです。
 家族の言うことよりも、メディアの言うことを信じますね。
 中には、家族の心理を知るのに、家族と接することをせず、メデ
 ィアにその解答を求める者さえいます。
 ちょいと、ちょいと、頭おかしいんじゃないの?
 こういう馬鹿真似は、もうやめるべきです。


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発行者:media
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