【くたばれ!友情論】 vol.25


▲お詫び

 長期にわたり発行せず、申し訳ありませんでした。


◎マスコミ人間と友情論(その3)

 今回も、マスコミ人間の友情オタクぶりを追求してみようと思い
 ます。


●誰が決めたか日韓友情年

 日韓友情年の今年も、あと残り僅かですね。
 で、「友情年」と言える年だったか?というと…
 全然ですね。

 まぁ、いろんな意見があるとは思いますが、一つ、大事なことを
 忘れてやしませんか?
 それは、日韓友情年なんて誰が決めたのか?ってことです。

 そんなの、選挙の争点になったこと、ありましたっけ?
 マニフェストに載ってた?
 いつの国会で決ったの?

 なんだか、最近、民意をろくに確認せずに、物事が勝手に決めら
 れてしまうことが、やたらと多くなったような気がします。
 こんなことで良いのでしょうか?


●日流ブームはおこしたか?

 日本のメディアは、さかんに韓流ブームを煽ってましたね。
 ほとんど強制といっても良いくらいに。
 魅力を感じない人にとっては、かなり押し付けがましかったよう
 に思います。

 そこで、お聞きしたいのです。
 韓国のメディアは、日本のメディアが韓流ブームを煽ったように、
 “日流ブーム”を煽ってくれていたのでしょうか?
 興味津々です。

 もし煽ってくれていなかったのだとしたら、不公平ですよね。
 日本はバカみたいです。
 それとも、本当にバカだったのかな?


●日米友情年なんて、あったっけ?

 それにしても、どうして韓国に対してだけ、「友情年」を設けた
 のでしょうね?
 そこが知りたいです。
 日米友情年なんて、ありましたっけ?

 いずれ、日中友情年とかも、やるつもりなのでしょうか?
 日露友情年とか、日朝友情年とか。
 日台友情年は、やらないんすかぁ?(笑)


●強制は逆効果

 日韓友情年は、かえって日韓関係を悪化させてしまった感があり
 ますね。
 なにしろ、「嫌韓流」なんて本が出ちゃったくらいですから。

 でも、これは当然の結果だと思いますよ。
 強制すれば反発するのが必ず現れる。

 だいたい、日韓友情年なんて、政略結婚と同じようなものですよ。
 あまりに押し付けがましい。
 民意を完全に無視している。
 友情狂いの今時のオトナたちには、革新とか進歩とかを気取る連
 中が多いけど、その時代感覚は、政略結婚が行われていた時代の
 感覚と同じじゃないか。
 古くせーんだよ。

 人間関係は、やはり、無為自然が一番だと思います。
 マスコミがやりたがるように、強制すべきではないです。

 対立したって、良いじゃないですか。
 自分に嘘ついて、本当の友情が築けますか?

 まあ、マスコミは、韓国での取材活動の問題があるのでしょうね。
 嫌われると、思うように取材できなくなる。
 だから、御機嫌をとる必要がある。
 だから、「友情のために死ね!」というわけです。


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発行者:media
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