【くたばれ!友情論】 vol.23


◎マスコミ人間と友情論(その1)

 今回から、マスコミ人間と友情論の関係について迫ろうと思いま
 す。
 なぜなら、マスコミ人間には友情オタクが多いからです。

 で、初回の今回は、少し極端なケースを取り上げます。


●偏向メディアと友情論

 世の中には、公平・中立をまもれない、偏向したマスコミがいく
 つも存在しますね。
 例えば、朝日新聞や北海道新聞。
 特定の思想、勢力、国、団体、人物ばかりを擁護します。
 あれはビョーキですね。
 というか、そういうビョーニンが偏向メディアに勤めたがる…と
 いうことなのでしょう。

 さて、こうした偏向メディアの世界では、人間関係が無視できま
 せん。
 上の者の言うことは絶対です。
 ですから、下の者たちは、上の者たちに、如何に気に入られるか
 が、出世のポイントとなります。
 つまり、上の者との人間関係=コネが非常に重要になってくるわ
 けです。
 そう、偏向メディアでは、コネがモノを言うのですよ。

 で、そんなコネ頼みの世界を正当化・審美化してくれるのが、友
 情論ってわけです。
 彼らが友情論をやたらと持ち上げるのは、イデオロギー的なこと
 に加えて、こういう事情があるのです。


●現場でもコネ!

 ところで、上の者とのコネが重要だと申しましたが、「上の者」
 とは、何も経営陣のような人たちのことだけではありません。
 現場の上司も含まれます。
 つまり、偏向メディアの職場では、現場の上司とのコネも非常に
 重要なのです。

 ということは、現場の権力者の言うことは絶対だということでし
 ょう。
 実際、その通りなのです。

 そして、このことは、メディアの偏向、さらには、欺瞞や腐敗と
 いったものは、現場にも原因がある…ということを示しています。
 つまり、メディアの偏向や欺瞞や腐敗は、何も経営陣だけのせい
 ではないということです。

 こういう典型が、NHKです。
 NHKは、現場からして、偏向・欺瞞・腐敗の巣なのです。
 だからこそ、たとえば、似非裁判をヨイショするような思想偏向
 番組が勝手に作られたりするわけです。
 決して経営陣だけの問題ではないのです。

 ちなみに、この問題では、NHKの人間が、朝日と共謀してまし
 たね。
 ほーんと、すばらしい友情です!

 偏向メディアに友情は欠かせません。

                       (つづく)

              −・−

■余談

 中国で反日デモが流行ってるようですね。
 で、おもしろかったのが、広東省深セン市の許宗衡副市長の言葉。
 「日本企業の権益と日本の友人は守る」と。
 一見、親日的に見えますが、実はそうではありません。
 「日本企業の権益」を守るのは、ゼニのため。
 そして、極めつけは、「日本の友人は守る」です。
 そう、「友人」=「自分たちの味方」=「自分たちの言いなりに
 なる日本人」しか守ってくれないと言っているのです。
 あまりに選民的!
 昨年、邦人を人質にしたイラクの武装勢力と同じです。

 このように、思想性の強い人たちには、「友」という言葉を好ん
 で用いる傾向があります。
 逆に、そういうところから、彼らが思想偏執狂である実態がわか
 ってしまうのです。
 思想偏執狂たちにとって、敵・味方の区別は極めて重要。
 「友」という言葉を好むのは当然のことです。


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発行者:media
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