【くたばれ!友情論】 vol.22


◎アニメと友情論<その3>

 たいへん長らくお待たせしました。m(_ _)m
 さて、今回は、アニメ業界の現実を通して、友情論者たちの実態
 ・正体に迫ってみたいと思います。


●コネがものを言う業界

 アニメ作品には、どうして友情を絶対的善とする作品が多いので
 しょうか?
 それは、この業界が、「コネがものを言う業界」だからです。
 コネなしでは、まず、やっていかれません。
 実力なんか二の次です。
 資格とか関係ないですし、入試とか昇進試験とかがあるわけでも
 ありません。
 そういえば、入札とかも、あまり聞かないですね。
 採用も、仕事をもらうのも、コネなしでは、まず不可能です。
 そういう世界なのですよ。

 声優などは、オーディションとかあるようですけど、あれはヤラ
 セの場合が多い。
 合格者は予め決まっていて、ただ、作品に対する世間の関心を高
 める宣伝のためにやっている場合が少なくありません。

 そういえば、声優学校の広告を見ると、同じ声優が、あっちの学
 校の広告にも、こっちの学校の広告にも、名前が載っていること
 がありますでしょう。
 ま、声優の側が名前を貸しているだけという場合を除けば、これ
 は、あちこちで修行したというよりは、あちこちの学校に通うこ
 とで、業界人とコネを築いていた…というのが実情です。

 夢を壊してしまって、ごめんなさい。
 でも、これが実態なのです。
 人間関係で決まる世界なんすよ。

 でも、このことを正直に明かすと、格好がつかない。
 狡い、せこい、汚い…と見られてしまいますよね。
 そこで、自分たちのいるコネ社会を正当化・審美化してくれるの
 が、友情(論)というわけです。
 コネという人間関係を「友情」と宣伝することで、綺麗事にして
 しまうわけです。

 要するに、彼らの友情賛美は、人間関係に依存する自分たち自身
 を賛美する行為なのです。
 あ〜、むなしー。
 教育上、良くないです。

 このように、友情論者たちの正体は、コネに依存する人間たち、
 コネで成り上がった人間たちなのです。
 努力や実力は、二の次、三の次。
 そんなもんっすよ。

 次回は、そんな人間の別の例として、マスコミ人間を取り上げよ
 うと思います。
 どうぞお楽しみに。

              −・−

■余談

 世間では超人気の「ほりえもん」ですが…
 私は、どうしても好きになれません。
 フジテレビと関係を築きたいとのことですが、あれでは乗っ取り、
 相手を支配する行為でしょう。
 お世辞にも友情を築く行為ではありませんよね。
 私から見れば、あれはストーカー行為です。
 友情論者のオジサン・オバサンたちが、彼を持ち上げるのは、理
 解に苦しみます。
 それとも、彼らの友情って、ああいうものなのでしょうか?


              −・−

◆ちょっと自己宣伝

 【サマータイム制導入に反対する】というメールマガジンを発行
 しています。
 どうか読んでやって下さいませ。(^_^;)

  <バックナンバー>
   → http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm8/bn.htm

  <メルマガ説明&購読申し込み>
   → http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm8/mm.htm


──────────────────────────────
発行者:media
──────────────────────────────

バックナンバーへ