【くたばれ!友情論】 vol.20


◎おわび

 発行が長期間途絶えてしまってすみません。
 あまりにしつこい迷惑メールにプッツンしてしまいまして。(^^;
 頭にきたのは、スパマーより、迷惑メールをいつまでたっても止
 められないプロバイダーです。
 そこで、今回は予定を変更して、「迷惑メールと友情論」(笑)
 というテーマでおおくりいたします。


●スパマーの友だちですか〜?

 問題のSPAMは、いわゆるH出会い系からのものです。
 何と、毎日、それも一日に何通もくるんすよ。
 これでは、とても宣伝と言えるようなものではなく、ただのメー
 ル爆弾です。
 それも、メルマガ公開用の方にではなく、どうやって知ったのか
 非公開の方に送りつけてきやがる(笑)のです。
 最初の頃はいろんなプロバイダー経由で来てたので、片っ端から
 abuseしてやりました。
 そしたら、ほとんどのプロバイダーはすぐに対応してくれました。
 でも、一社だけ対応してくれないのがあったのです。
 それが、OCN(NTT)です。

 みなさんのところにも、もしかしたら来てませんか?
 ヘッダー情報のRecieved欄に〜marunouchi.tokyo.ocn.ne.jpとあ
 る迷惑メールが。
 これが、しつこくしつこく来るですよ。
 何度abuseしても。

 で、その対応が不誠実極まりない。

 まず、最初の頃のは、こちらの苦情を相手に伝えて迷惑行為をや
 めるようお願いしました〜という、ふざけたもの。
 そんなことで、アイツらがやめるわけないじゃん!
 それに、こっちの情報が向こうに伝わってしまい、報復の対象に
 すらされかねない。
 なんという無神経。
 人を小馬鹿にしたマニュアル主義。

 実際、迷惑メールは全く止まらず。
 で、abuseの際、噛みついて(?)やったのです。
 そしたら、さすがに今度は、利用停止の措置を検討するとかなん
 とか言ってきました。

 でも、やっぱり止まらない。
 で、今度はわざと一通ごとにabuseしてやったのです。(結
 果、ものすごい数に!)
 そしたら、ようやく、利用停止にしましたーとか言ってきました。

 でも、やっぱり止まらない。
 ウソついてんのか、コイツ?
 で、こちらもスパマー顔負けのしつこさで、abuseし続けま
 した。(笑)
 そしたら、今度は、同一の内容のメールを別の利用者が送信して
 いる場合がございます〜ぅだって。

 へー、じゃあ、なぜ、みんな、私の、それも非公開のメアドを知
 ってるんですかねぇ?
 この人たちは、みんな「お友だち」ですか?
 全くふざけた友情論です。

 しかも、みな、揃いも揃って、marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp系。
 このスパマーの「お友だち」は、みな、同じサービスの利用者な
 んだー。
 人をナメるのも、えーかげんにせーっつーの!

 ここまで来ると、OCN(NTT)とスパマーが「お友だち」な
 のではないかと疑いたくなります…よね。


●逆友情論的悪徳企業お仕置き法

 昔のOCNはこうじゃなかったと思うのですがね。
 フレッツやりだしてから、完全におかしくなりました。

 で、懲らしめてやるには、どうしたらよいか?、考えたのです。
 友情論を逆手に利用する立場から。
 で、思いついたのが、こう喧伝することであります。

 「OCNなんか使ってると、スパマーだと思われるよ。友だち
  無くすよ。」

 これは、結構、効目があるのではないでしょうか?
 もちろん、私一人が吠えていても駄目ですが、ネット全体に広ま
 れば、かなり効くと思います。
 何しろ、日本人には、友情依存症の人が多いですからね。
 OCN使うのやめる人が続出するでしょう。
 そうなれば、OCNは大減収。
 これではいかん!と、さすがのOCNも重い腰をあげざるをえな
 くなることでしょう。

 友情論とハサミは使いよう…かな?


●友情でボロ儲けするNTT

 NTTの前身は電電公社ですが、電話と友情は深い関係にありま
 すよね。
 友情が軽視されるようになれば、電話もメールも利用者がかなり
 減るでしょう。
 このことから、NTTは友情でボロ儲けしている会社と言えると
 思います。

 一方、H出会い系は、その場限りの友情を提供する商売と言える
 でしょう。
 となれば、NTTが好感をもつのも不思議ではありません。

 考えてみれば、NTTは、その種の有害サービスをいろいろと提
 供して下さいました。

 たとえば、ダイヤルQ2。
 これは、様々な淫行や犯罪の温床になりましたね。
 ネットで被害に遭われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 それから、ドコモ(ケータイ)も、そう。
 援交はじめ、こちらも様々な淫行や犯罪の温床になっています。
 特にプリペイドは酷かった。
 また、人の迷惑考えない自己中も生み出してますね。
 運転中にケータイやって事故起こす馬鹿まで生み出しています。

 それでも、売り込んで、金設けようとする拝金主義。
 自分たちの金儲けのためなら何でもする反社会的悪徳企業です。

 これは別に驚くべきことではありません。
 なぜ電電公社を民営化しなければならなかったのか?
 それは、電電公社が国にとってお荷物だったからです。
 そして、なぜお荷物だったのかというと、そこにいる人間たちが
 問題ある人たちだったからです。
 そういう問題ある人たちの集団を民営化すれば、問題ある民間企
 業にしかならないのは当然でしょう。

 株だけがNTTの問題点なのではないのですよ。
 悪用する奴が一番悪いのは事実ですが、悪用されるようなサービ
 スを提供する側にも問題があるのです。


●友情と無責任と

 確かな証拠があるわけではありませんが、もしかすると、上記の
 スパマーは、偽名を使って次々と(再)契約しているのかもしれ
 ません。
 何しろ高速通信は2〜3ヶ月は無料ですから。
 もしそうなら、これまた迷惑なサービスです。
 そもそも、ダイヤルアップ利用者に対する差別やおまへんか。

 こういうスパマーを封じるには、回線そのものを利用停止にする
 しかないですね。
 回線がある限り、彼らは悪事を続けられるからです。
 でも、回線を切断することは不可能です。
 というのは、プロバイダーと回線業者は(同じNTT系でも)別
 会社になっているからです。
 これが困る!
 責任のなすりつけあい、縦割り行政と同じです。

 こうしてみると、いたずらな分割民営化は駄目なことがよくわか
 るでしょう。
 分割しても、友情関係(笑)がある限り、期待したような(いい
 意味での)自由競争は生まれません。
 地域ごと、あるいは、分野ごとに、独占・寡占状態になるだけで
 す。
 しかも、上記のような責任のなすりつけあいが生じます。
 NTTは、まさに、そのいい例なのです。

 最近、再び、分割民営化論が活発になってきていますね。
 あれは馬鹿の一つ覚えです。
 彼らは都合の悪いことから目を背けているのです。

 問題ある組織を良くするために一番必要なのは、そこにいる人間
 の質の向上なのです。
 それもせずに分割民営化などしても、新たな社会問題を生み出す
 ことになるだけです。
 もっとも、頑固な友情論者たちに、こんな話をしても無駄でしょ
 うけどね。


──────────────────────────────
発行者:media
──────────────────────────────

バックナンバーへ