【くたばれ!友情論】 vol.14


◎まず、おわび

 先月は一度も発行しなくて、すみませんでした。 m(_ _)m
 それでは、久々、本篇をどうぞ ↓


●友人って言われてもねぇ

 最近の出来事で最も気になったのが、イラクでの邦人人質事件で、
 犯人側が「友人」という言葉を用いていたことです。

 「友人」なら、何で拘束・拉致したりするの?
 まあ、解放してくれたことは大変ありがたいことなのですけれど、
 そもそも友人を拘束・拉致すること自体、変じゃありませんか?
 何だか恩着せがましく聞えます。

 友人って、こんなものなのでしょうか?
 相手のことも理解せず、友人と言われても、私にはピンときませ
 ん。
 私の友人という概念に対する理解・認識が間違っているのでしょ
 うか?

 確かに、あちらにしてみれば、「追米による自衛隊派遣」という
 言い分はあるのでしょうけれど、友人なら、そうした日本の辛い
 立場を理解してくれてもいいのではないかと思うのです。
 別に自衛隊はイラクの人たちを傷つけているわけではないのです
 し…。

 これが、「米国との戦いのために巻き添えをくうかもしれないか
 ら撤退してくれ」と仰られるのなら、まだわかります。
 でも、それなら、自衛隊だけでなく、「全ての日本人は危険だか
 ら退避してくれ」と仰っていただきたいのです。
 もし本当に友人なら。

 それと、自分たちのことをテロリスト呼ばわりしたことを怒って
 らっしゃいますが、日本は某民主主義国家(?)の拉致の被害に
 あっているのであります。
 ですから、そのあたりの事情を御理解いただきたいのです。
 もし本当に友人なら。


●意外な友情…でもないかもしれないけど…

 それにしても、自衛隊のことなど、あれだけ日本のことを知って
 いる人たちが、拉致問題を知らないのは、ちょっと変だと思いま
 せんか?
 知識や情報が、やけに偏っているように思えます。

 この疑問を解決してくれる仮説があります。
 それが、日本の「マルちゃん」(ラーメンのマルちゃんのことで
 はありません!、念のため。)との友情です。

 別に、マルちゃんが事件に関与していると言っているわけではあ
 りません。
 ただ、日本に関する知識や情報をマルちゃんから仕入れていた可
 能性がある、ということです。
 もしそうだとすると、知識や情報の偏りも説明できますよね。
 拉致問題のことを知らない、故に、拘束や拉致のことをテロ呼ば
 わりすることも知らない…ということも、説明がつきます。

 実のところ、日本のマルちゃんと反米イスラム・アラブとの友情
 は、かなり強固なところがあります。
 国際社会では狂信的テロリスト呼ばわりされているマルちゃんで
 も、あちらに行くと英雄扱いされます。

 そんなわけで、彼らの言う「友人」という言葉は、日本人全体を
 指しているというよりも、特定の日本人、すなわち、マルちゃん
 のことを指しているような気がしてならないのです。

 「ゆうじん(友人)」が「どうし(同志)」に聞えてしまう!
 (註:「同志」…某民主主義国家(?)でよく使われる言葉)

 誰か教えてあげたほうがいいんじゃないかと思うんですけど…。
 そうしてあげるのが本当の友人じゃありません?


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発行者:media
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