【くたばれ!友情論】 vol.11


●数で勝負!

 友情論を説いてきたオジサン・オバサンたちは、しばしば、「今
 の若いもんの付き合いは希薄(表面的)だ」と嘆きます。
 でも、そういう事態を招いたのは、そんなこと言ってる自分たち
 ではないでしょうか?

 彼らは、「友だちを沢山作りなさい」と説いてきました。
 「友だち百人できるかな?」なんて歌まで作って…。

 でも、数が増えれば、一人あたりの付き合いの度合いが薄まって
 くるのは、当然!
 自分で原因を作り出しておきながら、人(若者)のせいにするん
 じゃないっ!

 人にはそれぞれ都合というものがあるのだし、一方、自分の体は
 一つしかない。
 物理的に不可能なこと言ってます。
 「科学、科学」とほざくのなら、もっと「科学的」に考えれや!

 ある人と深く付き合おうとすると、他の人との付き合いができな
 くなる。
 それを防ぐには、「広く浅く」でいくしかないじゃないか。
 それがわからないなんて、脳に障害でもあるんじゃないの?
 一度、病院に行った方がいいと思うよ。


●援交の温床

 どう言い訳をしても、「広く浅い人間関係」を普及させたのは、
 友情論者たちです。
 友だちの数で人を評価していたのは、誰だ?
 友だちの少ない人や、いない人のことを、劣等人種呼ばわりして
 いたのは、誰だ?
 おめーら友情論者たちではないか。

 そもそも、友情って、夫婦や家族とかよりも「広く浅く」で済む
 関係なんですよねー。
 扶養などの義務だって無いし…。

 それはさておき、友情論がもたらした「広く浅い人間関係」は、
 「より多くの人と関係をもつ」というものでしょう。
 そして、相手が異性となれば、「より多くの異性と関係をもつ」
 ということになりますね。
 で、異性とくれば…、行き着くところは「H」。
 そう、「より多くの異性と肉体関係をもつ」ってことになります。
 そして、それが自慢になる。
 すると、フリー・セックスに染まることになる。
 そして、性の歯止めがかからなくなる。
 すると、そのうち、愛が無くてもHできるようになる。
 もともと、「広く浅く」なのだから。
 となれば、同じHするなら、女はカネになる方がいい。
 男の側も、カネは取られても、一夜の関係の方がいい。
 となると、行き着くところは「援交」。

 なーんだ、友情論って、援交の温床になってるんじゃん。
 こんなもんのどこが「清い」のよ?


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発行者:media
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