【マルクスとアインシュタイン】 サンプル


●はじめに

 このメールマガジンは、マルクスとアインシュタインという二大
 巨匠の思想、及び、神話の類似性に注目し、相対論や量子論に始
 まる近現代物理学の信憑性を改めて問おうとするものです。

 世間では、アインシュタインの物理理論、すなわち、相対論や量
 子論は絶対に正しいということになっています。
 しかし、もし、それらの人気の原因が、マルクス主義と関係があ
 ることによるものだったとしたら、どうでしょうか?

 おそらく、マルクス主義がそうであるように、たとえどんなに不
 利な証拠が出てきても、文化人たちには盲信され崇拝され続ける
 ことでしょう。
 そして、疑われることもないでしょう。
 都合の悪いことは、無視されるか、都合のいいように再解釈され
 てしまうことでしょう。(そのために、また新たな仮説が恣意的
 にでっち上げられる!)
 となれば、そういうものを無批判に受け入れてしまうのは、考え
 ものではないでしょうか?

 ソ連や東欧の体制が崩壊し、残った中国なども市場経済に移行せ
 ざるを得なくなった現実を目の当たりにしても、学者・評論家・
 作家・マスコミ人間といった文化人たちは、なお、マルクス主義
 に対する未練を断ち切れないでいます。
 あれだけ長い期間、あれだけ多くの人たちを惑わしてきたにもか
 かわらず、少なくともメディアに名の売れている文化人で、マル
 クス主義のことを「疑似科学」とか「破壊的カルト」と断罪する
 人はいません。
 その偏愛ぶりは、とても普通の人の真似できることではないでし
 ょう。

 文化人たちは、よく、「科学的であるためには、懐疑精神が必要
 だ!」と偉そうにお説教をします。
 ならば、「地上の楽園」を疑った文化人は、どれだけいたのでし
 ょうか?
 「拉致などない」という大嘘を疑った文化人は、一体、何人いた
 のでしょうか?
 これが彼らの言う「懐疑精神」であり「科学」なのです。

 だとすれば、同じことが、相対論や量子論を信じて疑わない文化
 人たちにも言えるのではないでしょうか?
 考えてみれば、相対論も量子論も信仰心がなければ理解できない
 理論です。
 それを考えると、これらは、「科学」というより「思想」という
 感じがします。
 まして、マルクス主義と似たようなところがあるとなれば、疑っ
 てみる価値は大いにあるでしょう。

 そこで、当メルマガでは、主として以下の二つの類似性に注目す
 ることにします。

 一つ目は、二人の思想の類似性です。
 相対論や量子論に始まる近代物理学の根底にある思想が、マルク
 ス主義によく似ていることを指摘します。

 二つ目は、二人の神話の類似性です。
 学問と社会とは、決して無縁ではありません。
 両者の学説が、これほどまでに広く深く支持されるようになった
 のは、社会にその原因があったからです。
 つまり、それらを信じ込ませてしまうような文化的・精神的背景
 や世情、さらには、それらを信じ込ませようとする勢力が存在し
 たということです
 マルクス主義と近現代物理学の場合、この点に関しても、似たよ
 うなところがいくつもあることを指摘します。

 以上のことから、話はかなり多岐(多分野)に及ぶことになりま
 す。
 物理学のみならず、社会・人文系のことにも話が及びます。
 ですから、理系の方だけでなく、文系の方にも興味をもっていた
 だけるのではないかと思っています。

 以上、よろしくお願い申し上げます。

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発行者:media
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