【マルクスとアインシュタイン】 vol.8


◎マルクス主義の実態(その6)

 (注)初読の方は、まず、vol.1〜7を必ず熟読して下さい。
     → http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm5/bn.htm

●ノルマ経済

 「御利用は計画的に…」とはサラ金の広告によく載っている文句
 ですが、どうも世の中には「計画」という言葉の響きに弱い人た
 ちが多いようです。
 「計画」経済などと言われると、いかにも物事を「計画的に」進
 めるというイメージがあるせいか、「真面目な感じがする」と信
 用してしまう人たちが大勢いるようです。

 でも、言葉のイメージなんかに騙されてはいけません!
 肝心の「計画の実体(具体的内容)」というものがないのですか
 ら。

 計画経済とは、決して、「この計画通りにやれば、必ずうまくい
 く」というものではありません。
 「このようにお上(オカミ)が計画を決めたのだから、それは死
 ンデモ達成しなければならない」と人民を強迫・脅迫するものな
 のです。
 これが現実の計画経済、すなわち、マルクス主義の姿です!

 計画経済とは、人民の立場から見れば、要するに「ノルマ経済」
 なのです。
 ノルマを達成できない者は「死ね!」なのです。
 これがわかると、東側の国の実態も見えてくるようになるでしょ
 う。

 とにかく、こんなものを、戦後の日本の労働者たちは支持してき
 たのですから、ぞっとさせられます。

 まあ、低学歴の労働者たちは、その実態を知らなかったのでしょ
 うね。
 知ってたら、絶対に支持なんかしなかったでしょう。

 でも、高学歴の労働者たちは知っていたはずですから、これは一
 種のマゾヒズムと言わざるを得ません。
 マゾでもなければ、こんなものを支持する気にはなれないはずで
 す。

 それとも、彼らは、マルクス主義のそうした実態がわからないほ
 ど頭が悪かったのでしょうか?

 あるいは、マルクス主義について、単に知ったかぶりをしていた
 だけなのでしょうか?

 いずれにせよ、情けないことです。


●タブー♪

 さて、上で述べたようなことが、もし、相対論や量子論に始まる
 近現代物理学を盲信している人たちにも言えるとしたら、どうで
 しょうか?
 つまり、

  (1)実態を知らないから、信じることができる

  (2)マゾだから、どんなに不合理でも理解できる

  (3)頭が悪いから、矛盾も気にならない

  (4)知ったかぶりだから、不条理にも気付かない

 という人たちだったら…です。

 思わず納得しちゃいませんか?

 まあ、そこまでいかなくても、少なくとも懐疑精神をお持ちの方
 なら、そういう可能性についても考えようとしますよね。

 ところが、日頃懐疑精神を唱えている信者たちの間では、それは
 絶対に許されないタブー、禁忌なのです。
 特に「朝日」のような左翼メディアは、言論の暴力・表現の暴力
 を存分に用いて、そういう動きを「封殺」しようとします。

 これって、何かに似ていないでしょうか?
 そう、朝鮮「民主主義」人民共和国問題です。(ジャップと呼ば
 れないよう、正式名称で呼びませう!)
 「地上の楽園」、「拉致は捏造」、…あれです。
 ちなみに、こうした説を信じ唱えていたのは、誰かさんたちの言
 う「素人科学者」たちだけではありません。
 プロの(科)学者たちも、大まじめで信じ唱えていたのです。
 それを考えれば、疑ってみる価値はあるはずでしょう。
 狂信的なマルキストでもない限り…


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発行者:media
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