【マルクスとアインシュタイン】 2006/08/29特別号


◎発行中断の釈明を兼ねて

 発行が中断してしまって、すみません。
 なかなか時間が得られません。
 ということで、今回は(も?)、差し替え記事で勘弁して下さい。
 テーマは、『似非環境論が招く環境破壊』です。
 実は、これこそ、発行中断している原因です。
 サマータイム批判から、いつの間にか、似非環境論批判にまで行
 ってしまいました。
 なかなか抜け出せません。
 キリがなくて…。
 非常に分量が多くて申し訳無いのですが、どうか最後までお付き
 合い下さい。
 私も出きるだけ早い時期に発行再開できるよう努力しますので…。
 よろしくお願い申し上げます。

 なお、この記事は、私が発行しているもう一つのメルマガ「科学
 という思想信条」をベースに補筆・改訂したものです。
 また、内容的には、マルキシズムやアインシュタイニズムと全く
 無関係というわけではありません。
 そのことは、最後まで読んでいただければわかることだと思いま
 す。


●自然エネルギー利用こそ最も直接的な自然環境破壊

 誤った環境論は、社会に混乱をもたらすだけでなく、場合によっ
 ては、かえって自然環境破壊を加速させることさえあります。
 NEDO等が進めている風力などの自然エネルギー利用は、まさ
 に、そのいい例です。
 二酸化炭素の温室効果による地球温暖化を過度に怖れるあまり、
 自然からエネルギーを『搾取』しようとしています。
 が、自然エネルギーは、人間が捨てているエネルギーではないの
 です。
 自然を正常な状態に維持する上で必要なエネルギーなのです。
 それを人間が奪い取れば、自然がおかしくなるでしょう。
 廃油なんかと一緒にされては、困ります。

 今回は、まず、そうした愚行の一例として、風車(風力発電)の
 弊害について指摘してみようと思います。

 余談ですが、自然エネルギーは、ちっとも「新」なエネルギーで
 はありません。
 アメリカ大陸のことを「新大陸」と呼ぶのと似たようなものです。
 そういうものを「新」などと呼んでいることからして、NEDO
 は、ろくでもない法人であることがわかると思います。
 おそらく、思想オタクと利権屋の巣窟なのだろうと思われます。


●風車は大気循環システムを破壊する

 風車(正確には、風力発電)は、風からエネルギーを奪って、発
 電するものです。
 ですから、エネルギーを奪われた風は、ダメージを受けることに
 なるわけです。

 一方、風は、大気循環という自然のメカニズムの一部です。
 これは、空気の対流で、回路のようなものをなしています。
 ですから、一箇所がやられると、全体に影響が及ぶのです。

 以上のことから、風車は、大気循環をおかしくしてしまうもので
 あることがわかるでしょう。


●大気循環と気象

 さて、大気循環の役割は、非常に重要です。
 水と似ていて、温度格差を緩和してくれます。
 これにより、地球は生物の生息できる環境になっているのです。
 一種の安定化装置のようなものです。

 風、すなわち、大気循環は、エアコンのような働きをします。
 暑い地域を冷ましたり、寒い地域を温めたりします。
 さらに、地上の熱を上空に運び、冷ましたり、放熱しやすくした
 りします。
 つまり、過熱(=温暖化)を防ぐ働きもあるわけです。

 人間は、風を、とかく「悪者」や「厄介者」扱いしたがるもので
 す。
 ですが、それは、物事の一面しか見ていない証拠です。
 本当は、ここで述べたように、とても重要な役割をはたしている
 のです。

 これだけ重要なものですから、それが乱れると、気象がおかしく
 なります。
 地球温暖化が進むと気象がおかしくなる(ことになっている)の
 は、温暖化により大気循環が乱れる(ことになっている)からな
 のです。
 これは、たとえ温暖化が進まなくても、大気循環が乱(さ)れれ
 ば、気象がおかしくなってしまう…ということなのです。
 ですから、環境のことを真面目に考える人なら、大気循環を乱す
 ようなことは絶対にしないでしょうし、してはならないと考える
 はずなのです。


●風車と異常気象

 ここまでくれば、風車が異常気象を招くものであることに気付く
 でしょう。
 原理的にそういうものなのです。

 風車は、空気の流れを悪くするだけでなく、場合によっては、流
 れの経路を変えてしまう場合もあり得ます。
 いずれにせよ、風に異変をもたらすものなわけです。

 ついでに言うと、風の異変は、海流の異変を招きます。
 海流の異変は、海水温の異変を招きます。
 海水温の異変もまた、気象の異変の原因となります。
 事の重大さがおわかりいただけたと思います。

 実際、風車建設と異常気象には、興味深い相関性があります。
 風車建設に積極的な地域や時代ほど、異常気象に見舞われる傾向
 があるのです。

 たとえば、日本の異変(たとえば、西日本方面の海水温の上昇な
 ど)について語られる時、よく「ここ数年」という表現が使われ
 るでしょう。
 実は、この10年ほどの間に、風車の数が増え、サイズも大きく
 なっているのです。(その結果、出力が大きくなっている。)
 電力会社に購入された電力のデータだけ見ても、約百倍にもなっ
 ています。
 異変が顕著化した「ここ数年」と、ぴたり重なるのです。
 これは単なる偶然でしょうか?

 スペインは、風力発電の盛んな国です。(世界第2位。)
 しかも、二酸化炭素排出量は、それほど多くはありません。
 ところが、このところ、高温乾燥の被害に見舞われています。

 世界で最も盛んなのは、ドイツです。
 しかし、ドイツでも、夏の温度が上がってきているそうです。
 ドイツと、先に述べたスペインとに挟まれた国=フランスは、熱
 波の被害が酷いそうです。

 米国は、ブッシュ大統領が京都議定書を一蹴しましたが、州知事
 などが環境派であることをPRする(要するに政治宣伝)ために、
 風車を乱造しているそうです。(世界第3位。)
 何しろ、風車は、建設費も運営費も、安い。
 早く作れる。
 見栄えもし、素人でも理解しやすく、ビジュアルに訴えられる。
 また、電力を売ることで収入源にもなる。(これといった産業の
 無い田舎の場合は、特に魅力的。)
 だから、宣伝にはもってこいで、恰好の公共投資対象になるわけ
 です。
 その米国でも熱波の被害が出ています。(今年は特に酷かったの
 は御存知でしょう。)

 これらを単なる偶然と片付けてしまっていいのでしょうか?


●無視できるほど小さいままではいられない

 二酸化炭素などの排気ガスを出さないという点だけに注目して、
 マイナス面を見ようとしないのは、あまりにも公正さを欠く態度
 です。
 風車のマイナス面についても、真面目に考えるべきです。

 もっとも、このような話をすると、こんな反論が出てくるに違い
 ありません。
 「風車の弊害は、無視できるほどに小さい。」
 いかにも科学インテリっぽい表現ですが、このような言い分が通
 用するのは、数が少なくて規模が小さいうちだけです。
 数が増え、規模が大きくなってくると、もはや「無視できるほど
 小さい」とは言えなくなってくるのです。
 塵も積もれば山となるわけですから。

 今日の実状を考えるならば、既に通用しないでしょう。


●温暖化による熱エネルギーを利用することは出来ない

 もう一つ考えられる反論は、こうです。
 「温暖化すれば熱エネルギーがたまるのだから、それを風車で利
 用すればいい。」

 残念ながら、この考え方は間違っています。
 なぜなら、地球全体が温まってしまうと、風が強く吹かないから
 です。
 風は、温度格差があって吹くものなのです。
 一様に温度が上がったのでは、ダメなのです。
 温暖化によってたまった熱エネルギーを風力の形で利用すること
 は、無理なことです。


●風洞実験の風とは違う!

 よくある過ちは、自然の風を、流体工学実験などで用いられる風
 洞実験の風と同じように考えてしまうことです。
 風洞実験の風は、強制的におこす風です。
 しかも、人為的に。
 ですから、風を送っている側が、風の中におかれる流体機械など
 によって生じる負荷の影響を受けないのです。

 これに対し、自然の風は、そうはいきません。
 負荷の影響を受けます。
 そのために、循環全体に乱れが生じてしまうことになるのです。

 自然の風を、風洞実験の風と一緒にしてはいけません。


●温室効果→温暖化とは限らない

 さて、呆れたことに、地球温暖化論者たちは、風車のことを「環
 境に優しい新エネルギー」などと絶賛し、推奨までしています。
 異常気象の直接的な原因が大気循環の乱れであると説明しておき
 ながら、最も直接的に大気循環を乱すものである風車をヨイショ
 しているのです。
 これは話が矛盾しています。
 こうなってくると、地球温暖化説そのものの方も怪しくなってく
 るでしょう。

 彼らは、「二酸化炭素=温室効果=温暖化」という考え方をしま
 す。
 しかし、この関連付けは、本当に正しいのでしょうか?

 ここで、こんな経験的事実を思い出して下さい。
 火傷しそうなくらい熱いシチューを食べる時、「フーフー」して
 冷ましますよね。
 ところが、呼気には、濃度にして、大気中の百倍以上もの二酸化
 炭素が含まれているのです。
 ですから、地球温暖化説的に考えるならば、「フーフー」すると、
 温室効果が増して、かえって冷めにくくなるはずなのです。
 でも、実際には、冷めますよね。

 このことは、たとえ温室効果があっても、温暖化を招くとは限ら
 ないことを意味しているのです。
 つまり、同じ物質でも、運動などの状態の違いによって、働きが
 違ってくるのです。
 ですから、濃度だけで単純に議論することは出来ないのです。

 このことに気付けば、地球温暖化説がいかに杜撰な理論であるか
 も、わかるはずです。

 ついでに言っておくと、冷蔵庫などの冷媒には、温室効果のある
 物質が使われてきました。
 「温室効果=温暖化」とは必ずしもいかないことが、このことか
 らもわかるでしょう。

 ちなみに、寒い日に、手に「ハ〜ッ」と息を吐きかけると温まり
 ますが、これも温室効果によるものではなく、呼気が有する温か
 さ、すなわち、熱によるものです。
 表面的なイメージだけで判断しては、いけません。

 かつて、ネックレスなど金属製のものを身につけていると、落雷
 の被害に遭いやすい…と言われていました。
 理由は、金属は電気を通すから(感電しやすい)…というわけで
 す。
 でも、今では、この説は否定されていますよね。
 もっともらしい理屈がつけられているにもかかわらず…。
 ならば、二酸化炭素の影響も、十分検証すべきではないでしょう
 か?


●科学を蝕むマルクス主義

 こうなってくると、地球温暖化説が、どのような思想勢力と関係
 のある科学なのか?ということが知りたくなってくるでしょう。
 それは、ずばり、マルクス主義です。
 先ほど、地球温暖化論者の矛盾の話が出たでしょう。
 矛盾をありがたがるのは、マルキストの証拠です!

 京都メカニズムでは、旧・西側から、共産圏(旧・東側の一部を
 含む)に金が流れるようになっています。
 しかけたのは、民主党クリントン政権時代のゴア副大統領だそう
 です。

 二酸化炭素ばかりを悪者扱いするというのは、資本家ばかりを悪
 者扱いするのと似てませんか?
 二酸化炭素さえ削減できれば環境がまもれる…
 これは、資本家さえ排除すれば「地上の楽園」が実現できる…と
 する教義と、どことなく似ています。

 ちなみに、風車建設推進派の中には、いわゆる「反原発運動家」
 だった人物もいるそうです。
 「原発反対!」は、マルキストたちの十八番ではありませんか。

 地球温暖化論者・信者たちの世界を追求していくと、必ずといっ
 ていいほど、マルキストか、そうでなければ、利権屋たちの世界
 にたどり着きます。
 やはり、似非環境論なのです。
 そんなことだから、風力などの自然エネルギー利用のような、か
 えって環境 破壊を促進するような馬鹿真似をやってくれるので
 す。
 それも、税金を使ったり、国民に負担を強いたりして。
 こんな勢力は、徹底的に叩かれるべきです。


●温度格差と大気循環

 異常気象のほとんどは、異常な温度格差によっておこるものです。
 今年の異常な梅雨も、寒気が強かったために、暖気と寒気とがモ
 ロにぶつかり合い、梅雨前線が寒冷前線のようになってしまった
 のが原因です。
 雨の降り方がそうだったでしょう。
 しかも、梅雨前線が、なかなか、北の方へ追いやられなかった。
 これは、寒気団がしぶとく北の方に居座っていたからです。
 なのに、寒気団のことは、スルー。

 昨年、大きな被害をもたらしたカトリーナは、海水温の上昇が原
 因で発生・発達した…と伝えられています。
 しかし、実際には、ある海域で水温が高く、その周囲の海域では
 逆に水温が低くなっていたのです。
 だから、あれだけのハリケーンが発生・発達し得たのです。
 ところが、低い方は、スルー。

 本当は温度格差による現象なのに、すべて高温のせいにされてい
 るのです。
 このように、地球温暖化説は、スルーによって発展する科学なの
 です。


●予言を自ら実現する

 温度格差について触れたがらないのは、ごもっともです。
 寒気のことは、死ンデモ触れたくない。

 それに、風車は、大気循環の働きを鈍らせ、温度格差を広げるも
 のだからです。
 風車は、また、対流により地上や海上を冷ます働きをも鈍らせて
 くれます。
 つまり、自然のエアコンの働きを鈍らせるものなのです。

 それだけではありません。
 風車は、温室効果を高めるものでもあるのです。
 先ほど、熱いシチューを「フーフー」して食べる話をしましたよ
 ね。
 あの話でもわかるように、二酸化炭素を含む空気の流れが速くな
 ると、温暖化させる働きが落ちるのです
 これは逆に言うと、空気の流れが遅くなると、温暖化させる働き
 が増すということです。
 風車は、空気の流れを悪くするので、温室効果を高めてくれるの
 です。

 そう、なんと、地球温暖化論者たちは、風車を推奨することによ
 り、予言を実現するようなことをやっているのです。
 これでは、ハルマゲドン予言を自分で実現してしまったオウム真
 理教と同じではありませんか。

 そう、そうまでしてでも信じ込ませたいのです。
 やはり破壊的カルトだったようです。

 誤解の無いようお断りしておきますが、私は環境保護主義者です。
 だからこそ、地球温暖化説や自然エネルギー利用論のような反科
 学的眉唾環境論を見過ごすことが出来ないのです。

 呆れるのは、マスコミです。
 地球温暖化説のためならエ〜ンヤコ〜ラ!ってな感じです。
 もはや、ジャーナリズムとは全く言えない状態です。(NHKは
 前からそうですが…。)

 私が愛読(?)している北海道新聞なんか、特に酷いです。
 その北海道新聞の今月28日の一面には、こんな見出しの記事が
 載っています。

 《海水温低下 漁獲減少》

 活イカが高値になった理由です。

 おやおや、地球が温暖化している!と言っておきながら、「海水
 温低下」とは、どういうことぉ?

 ま、これが、報道と科学(?)の実態というものです。


●マルキシズムとアインシュタイニズム

 地球温暖化説を見ると、マルクス主義や相対論・量子論と非常に
 よく似たところがあることに気付きます。

 たとえば、統計学の乱用です。

 これは、一つには、静的志向(運動を扱うことを嫌う)です。
 上の『●温室効果→温暖化とは限らない』の話でもわかるでしょ
 う。
 さらに付け加えるならば、彼らは、排出された二酸化炭素の振る
 舞いには、全く関心を示しません。
 濃度を求めるためにだって必要なことなのに…。

 統計学を乱用する、もう一つの理由は、悪平等志向です。
 温度格差の重要性のことを認めない。
 格差が嫌いなのですよ。(笑)

 その他、都合のいいことだけを喧伝する(都合の悪いことは徹底
 スルー)、何でも都合のいいように解釈する(他の解釈は死ンデ
 モ認めない)、メディアをフルに活用する(宣伝に力を入れる)、
 演出が上手い…などなど。
 そのまんまです。
 マルキシズム・アインシュタイニズムが、至る所で見られます。
 実際、地球温暖化説の宣伝にやたらと力を入れているメディアは、
 マルキシズムやアインシュタイニズムの宣伝にも、ものすごく力
 を入れてきたメディアです。
 考えてみれば、環狂世代の政治家たち(今の50〜60代ぐらい
 のセンセーたち)は、マルキシズムやアインシュタイニズムを大
 変ありがたがっている世代です。
 やはり、困った世代です。


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発行者:media
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