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           『科学』という思想信条 vol.69

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≪退化論…その19≫

 お久しぶりです。
 何世紀ぶりでしょうね?(笑)
 長期にわたり中断してしまい、すみません。
 前にも申しましたように、(似非)環境論批判にハマってしまいまして…。

 さて、今回は、進化論に対する皮肉として提唱する退化論の第19回目です。
 vol.68の続きです。
 …って、覚えてませんよね、もう…。

 というわけで、最初は復習を兼ねた話から始めたいと思います。

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<川魚の歴史シナリオ>

 「生物(主に動物や虫)というものは、競争に負けて別の場所に追いやられ
 ると、その新たな場所の環境に適応できるよう進化する」というのが、進化
 論の考え方です。
 たとえば、川魚は、海での競争に負けた魚が、川に追いやられ、そこで生活
 するうちに、淡水という新たな環境に十分に対応できるように、体が進化し
 て誕生した…と考えるわけです。

 でも、この考え方には、無理があります。
 そもそも、新たな環境に対応できるように進化するまで、生きていられるの
 か?
 また、それまで我慢できるのか?
 その前に、やけをおこして、死んで(絶滅して)しまうのではないか?

 困難に出合うと、進化する…
 あまりにも夢物語的ではありませんか?

 海水魚が淡水魚に進化するより、競争相手に勝てる強い体に進化する方が楽
 ではないか?
 というか、まだ可能性が高い話ではないか?

 実のところ、物質レベルでの説明(メカニズムの説明)は、一切ありません。
 まさに、「信じなさい!」の世界です。
 これでは、ただの宗教でしょう。

 それに、生物は、苦よりも楽を選ぶものです。
 自ら苦労するより、依存した方が、楽なはず。
 それが自然というものです。
 となれば、そういう方向に変化したと考えた方が現実的でしょう。
 それが、退化論の考え方です。

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<退化論のシナリオ>

 それでは、川魚に関する退化論の歴史シナリオを御説明いたしましょう。
 退化論では、進化論とは逆のシナリオを考えます。
 つまり、川魚が海へ進出した…と考えるわけです。

 もう少し、細かく説明いたしましょうね。

 川魚の祖先は、川のず〜と上流の方で誕生した…と考えます。
 つまり、ごく浅く、川幅も狭く、水の流れも少ない、小川で…です。
 それが、徐々に下流へと進出し、やがて、ついには、海に進出した…と考え
 るわけです。
 ですから、淡水魚が退化して海水魚になった…と考えるわけです。

 こちらの方が、少なくとも内蔵や細胞に関しては無理のない変化といえるで
 しょう。

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<大きくなれた理由>

 狭く浅い上流では、体が大きくなれません。
 それが、下流に行くと、広く深くなるので、大きくなれます。
 のびのび出来るわけです。
 人間も、のびのび出来る環境の方が、大きくなれるでしょう。

 海へ出ると、さらに広いですよね。
 さらに大きくなれるわけです。

 この点でも、退化論の方が自然な変化であることが、おわかりいただけると
 思います。

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<障害物がないゆえ…>

 さて、下流や海へ行くと、広くなるだけではなく、水中の障害物も少なくな
 ります。
 ですから、器用に泳げなくても良いようになります。
 つまり、小回りがきかなくても良いわけです。
 くねくねと避けて通る能力が不要になるわけです。

 すると、速く泳ぐことに専念することができるようになるでしょう。
 つまり、器用に泳ぐ能力を捨てることで、速く泳げるよう専業化する(最適
 化する)ことが可能になるわけです。

 実際、海の魚は、川魚よりも、速く泳げますよね。
 体が、速く泳げる構造になっていますでしょう。
 これは利点ですが、一方で、器用さを失っているわけです。
 ですから、陸を這って移動することも出来ないわけです。

 逆に、川魚には、這って移動するのが得意な魚が比較的多いでしょう。
 また、助走なしにジャンプするのも得意なのがいたりする。
 器用なわけです。
 そのかわり、泳ぐ速度は、海の魚よりものろい。
 海の魚のように最適化されていませんので…。

 退化論では、このように考えるわけです。

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<鮭の回帰行動>

 このように、退化論のシナリオの方が、より多くのことを、無理なく説明で
 きるのです。
 それだけではありません。
 たとえば鮭などに見られる回帰行動も、説明できます。

 なぜ、鮭などは、回帰行動をとるのでしょう?
 川の上流の方が卵や稚魚たちには安全だということを、どうやって知るので
 しょう?
 なぜ、あんなに苦労してまで、川を上るのでしょう?

 もし、彼らの遠い祖先が、川の上流で誕生したのだとしたら…
 それが、徐々に、下流に、そして、ついには、海に進出してきたのだとした
 ら…
 それも、産卵の時は、もといた上流に戻ることを止めないで、そのような進
 出を続けたのだとしたら…
 やはり、海に進出した後も、川の上流で産卵しようとするでしょう。

 整理すると、こんな感じでしょうか。

  1.上流でのみ生活する(一生を上流でおくる)世代。
           ↓
  2.産卵は上流で行うが、成長するにつれて下流の方へと進出し、大型
    化していった世代。
           ↓
  3.産卵は上流で行うが、成長するにつれて、さらなる下流へと進出し、
    さらに大型化していった世代。
           ↓
  4.産卵は上流で行うが、成長するにつれて中流→下流、そして、つい
    に海へと進出し、超大型化した世代。
           ↓
  5.産卵は上流で行うが、成長するにつれて中流→下流→海へと進出し、
    大型化のみならず、速く泳ぐことに最適化していった(=不器用に
    なっていった)世代。
 
 このように、退化論では、回帰行動も無理なく説明できるのです。

 次回も、退化論の歴史シナリオを説明したいと思います。

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<ダーウィンが北!?(笑)>

 さて、ここからは、主に進化論(批判)に関するお話。

 かつて「北」朝鮮を礼賛し、「北」京(中国)については今でも宗主国と崇
 めている思想偏向メディアのNHKが、今年度から、「ダーウィンが来た!」
 という洗脳番組を放送し始めましたね。
 ついに偶像の名を番組名に使うほどに、NHKは思想オタク化してしまいま
 した。
 救いようが無いですね、このカツアゲ・メディアは。

 もっとも、内容は、必ずしも進化論と関係あるものではないようです。(だ
 ったら、何で「ダーウィン…」なの?)
 ですが、しばしば、進化論的な迷論が…。

 たとえば、魚が陸を這って移動する様を、無理矢理、「歩く」などと表現し
 ていました。
 「這う」と「歩く」とは、かなり違うんじゃないの?
 この間などは、「這って歩いていますぅ」なんて叫んでいました。
 「地面を這うようにして(姿勢を低くして)歩く」という日本語はあります
 が、「這って歩く」なんて言いますかね?
 「這って進む」とは言いますけど…。
 ま、日本のメディアではないみたいですから、無理ないか。(笑)

 とにかく、「這う」と「歩く」とを混同したり、無理矢理結び付けたりする
 表現を用いることで、魚類が陸へ進出した…と信じ込ませようとするわけで
 す。
 進化論は、「言葉の乱れ」が生み出す「夢」の世界…ってことですね。

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<玉突き絶滅が語るもの>

 NHKが、進化論とともにヨイショし続けている、もう一つの眉唾科学…
 それが、地球温暖化説です。
 で、その関連番組が、今年(2006年)の8月16日にあったのですがね。
 その中で、「玉突き絶滅」というのが出てたのです。
 温暖化の影響で、ある種が滅びると、玉突き的に、次々と、他の種も絶滅し
 ていく…というものです。

 でもさー、それって、進化論と矛盾するんじゃないの?
 生物って、環境に適応するように進化するんでしょ。
 だったら、ある種が滅びたくらいで、他の種が滅びることなんて、ないはず
 じゃーありませんか?

 玉突き絶滅なんてことがおこるのは、生物が互いに他者に依存し合っている
 からです。
 依存して退化してしまっているからこそ、依存していた相手がいなくなると、
 生きていけなくなるのです。
 こうして、次々と絶滅していく現象がおこるのです。
 取引相手を変更できない企業が連鎖倒産するようなものです。

 前にも特別号で指定しましたが、進化論と地球温暖化説(による生態系の破
 壊、生物の絶滅)とは、完全に矛盾するものなのです。
 矛盾する両者を懲りずに宣伝し続けるNHK。
 こんなメチャクチャなことが出来てしまうのは、NHKが矛盾をありがたが
 る文マル・メディアだからです。
 こんな破廉恥なカツアゲ・メディアこそ、絶滅させるべきです!(笑)

 今後も、退化論の説明に加えて、進化論批判を続けていきたいと思います。

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発行者:media
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