【科学という思想信条】
【マルクスとアインシュタイン】 2005/03/10合同特別号


◎おわび

 長期間、中断してしまって、すみません。
 加えて、今回の分の原稿、間に合いませんでした。
 重ねておわび申し上げます。

 というわけで、今回は殴り書き的な差し替え記事による二誌合同
 特別号です。
 内容は、サマータイムに見る疑似科学トリックとマルキシズムで
 す。
 実は、私、サマータイム制導入に反対する運動(と言うほど大袈
 裟なもんじゃない)を行っており、そのためのメルマガを発行し
 ております。
 正直言って、私は政治運動は嫌いです。
 でも、サマータイムは断じて認めるわけにはいかないと思うので
 す。
 なぜなら、「百害あって一利無し」だからです。
 事実、財団法人・社会経済生産性本部や北海道新聞といったサマ
 ータイム推進派の連中は、世間を騙すために、様々なトリックを
 用いています。
 あれは、間違い無く、日本(経済)を駄目にする亡国の思想です。

 そこで、今回は、そのトリックのうち、疑似科学的な部分と、マ
 ルクス主義的な部分とを、ほんの少しだけ取り上げようと思いま
 す。
 なお、反サマータイム・メルマガについては、下記のHPを御覧
 下さい。

  <バックナンバー>
   → http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm8/bn.htm

  <メルマガ説明&購読申し込み>
   → http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm8/mm.htm


●矛盾を有り難がる弁証法的唯物論の世界

 サマータイムは、省エネと経済波及効果を宣伝文句にしています。
 でも、この両者は、矛盾するものですよね。
 省エネすれば消費が冷え込むのが普通ですし、消費を増やそうとすればエネ
 ルギーは増えてしまいます。
 ですから、こんなものは、「働かずして金持ちになる方法」とか「勉強せず
 に東大に受かる方法」とかと同じくらい胡散臭いものです。

 こんな矛盾したことを平気で主張できるのは、弁証法的唯物論者たちぐらい
 なものでしょう。
 なんでも、矛盾が発展の原動力になるそうですから。(笑)
 彼らは、矛盾を総合するのが大好きです。

 とくれば、彼らが何者なのか?、わかるでしょう。
 そう、文化マルキストたちです。
 亡国の反日分子たちです。
 北海道新聞が共鳴するのも当然でしょう。


●根拠無き数字

 サマータイム推進者たちを見ていて、何より呆れるのは、根拠のない数字を
 堂々と主張することで、科学的イメージを装っていることです。

 「サマータイム制度の導入による省エネルギー効果は(原油に換算して)年
 間約50万キロリットル、約44万〜17万トン(炭素換算)の温室効果ガ
 ス削減効果があると試算されている」と言うのですが…。
 数字の根拠が示されていないのです。
 何を前提にして、どうやって導き出された(算出された)のか?
 それを明かさなければ、ただの「ほら吹き」でしょう。

 また、算出された値を、実践によって得られたデータ(実測値)と比較し、
 検証しなければならないのですが…。
 それもやっていないのです。
 「信じなさい」の世界なのです。
 これでは、ただの疑似科学でしょう。

 不思議なことに、誰が求めたのかも明かされていません。
 これは奇妙なことです。
 「○○学の権威である○○大学の○○教授によって求められた」と売り込む
 のが、科学的オタクたちの常套手段なのに…。

 要するに、それぐらい、いい加減な数字なのです。
 中共や、日本のサヨクが主張する、南京大虐殺の死者数と、いい勝負でしょ
 う。
 逆に、日本では、こういう怪しげな数字がまかり通ってしまうので、それを
 見越して、サマータイム推進者たちも無根拠な数字で宣伝するのだろうと思
 われます。
 何しろ、数字で示されただけで「科学的(事実)」と信じてしまう人が、あ
 まりにも多いですからね。
 特に政治家やマスコミ人間に…。

 いずれにせよ、手口が同じことを見れば、彼らの正体が文化マルキストであ
 ることは明白でしょう。


●アインシュタイン相対論との類似性

 サマータイムと、(文化マルキストたちが大好きな)アインシュタイン相対
 論との間には、少なくとも二つの類似性を見出すことができます。

 まず一つは、時計いじり。
 そして、もう一つは、光崇拝です。(日照に拘る!)

 ちなみに、サマータイムは、時間にルーズな国でウケの良い制度です。
 ということは、もしかして、彼らがアインシュタイン相対論を理解できるの
 は、時間にルーズだからではないでしょうか?
 時空をいじることに抵抗感を覚えないのは、そのせいかもしれませんよ。
 サマータイムは、「相対論ごっこ」である可能性が極めて大です。

 一方、光崇拝ですが、こちらは西洋のオカルティズムでしょう。
 光を有り難がるオカルト疑似科学が好きなんですね、この人たちは。
 飛んで火に入る夏の虫と同じですねん。

 こうした類似性からも、サマータイム推進者たちが文化マルキストであるこ
 とがわかってしまうのです。

 先ほども述べたように、サマータイムは、時間にルーズな国民にしか受け入
 れられないものです。
 時間の正確さを実現する上で、時計をいじることは、障害を増やすことにし
 かなりません。
 時間に限らず、正確とか几帳面ということは、質の高い商品やサービスの提
 供のためには、欠かせないものです。
 資源に乏しく、領土が狭く、有色人種の敗戦国である日本が、経済大国にな
 れたのは、このおかげなのです。
 ですから、誇りにすべきことなのです。
 そうした長所を、省エネだの経済波及効果だのといった甘い宣伝文句で切り
 崩そうとするのが、サマータイムなのです。
 まさに亡国の反日思想です。
 だからこそ、北海道新聞が絶賛するのです。

 政治運動は大嫌いな私が、反対運動(と言うほど大げさなもんじゃない)し
 ているのも、そのためです。
 というわけで、当分の間、当メルマガの発行間隔は長くなると思います。
 こうした事情を少しでも御理解下されば幸いです。


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発行者:media
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