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           『科学』という思想信条 vol.57

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≪退化論…その七≫

 進化論に対する皮肉として提唱する退化論の第六回目です。
 今回も、主に退化論と免疫に関する説明しようと思います。

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<不思議な二つの特徴>

 免疫には、不思議な二つの特徴があります。

 一つは、味方(生体)を攻撃してこないことです。
 もちろん、アレルギーの場合のように、暴走すると味方を攻撃してくること
 はあります。
 しかし、そうでなければ、外敵は攻撃しても、味方は攻撃しません。
 つまり、相手構わず攻撃するのではなく、外敵と味方とを区別しているとい
 うことですよね。
 これは不思議な特徴です。

 二つ目は、新たな外敵に対して免疫が「できる」ことです。
 もちろん、外敵によっては「できない」場合もあります。
 このように制限があるとはいえ、これもまた不思議な特徴です。

 そこで、以上の二つの特徴を話の題材として、免疫に対する、進化論(に基
 づく定説)の考え方と、退化論の考え方とを、比較してみようと思います。

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<区別の仕方>

 まずは、外敵と味方の区別の仕方についてです。
 区別する以上、その情報を持つ必要があります。
 問題は、どういう形で情報を持つのか?、ということです。

 進化論では、「これを攻撃せよ!」という形で情報を持つと考えます。

 これに対し、退化論では、「これは攻撃するな!」という形で情報を持つと
 考えます。

 進化論の考え方は説明の必要がないと思いますので、退化論の考え方のみ説
 明いたします。

 退化論の考え方は、生命(活動)というものは破壊的で侵略的で攻撃的なも
 のである、という事実に基づいています。
 つまり、免疫の外敵を攻撃する働きも、その延長線上にあるものである、と
 考えるわけです。
 こうすることによって、免疫も、他の生命活動ともに、統一的に説明できる
 ようになる、というわけです。
 これは、進化論の考え方にはない利点と言えるでしょう。

 さて、攻撃的であるだけでは、免疫は外敵とかわりがないことになり、外敵
 と同様に、味方を(も)攻撃してしまうことになってしまいます。
 そこで、味方を攻撃しないようにするためには、味方に関する情報を持たね
 ばなりません。
 すると、その情報は、「これは攻撃するな!」という形になるでしょう。

 このように、退化論では、免疫でも遺伝子と同様、「規制書」という考え方
 をするのです。

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<どうしてできるの?>

 次に、免疫の「でき方」について比較してみましょう。
 新たな外敵に対する免疫は、どのようにして「できる」のでしょうか?

 進化論では、「これを攻撃せよ!」という形で情報をもつわけですから、新
 たに「これも攻撃せよ!」という情報を持つことが必要になってきます。
 ですから、まさに「無からの創造」になりますね。
 これは大変なことでしょう。
 さらに、そんな創造能力がどうして備わったのか?、ということの説明とな
 ると、ますます困難を極めるでしょう。

 これに対する、よくある説明が、「そういう能力があったからこそ、今まで
 生存してこれたのだ!」というものです。
 つまり、「そういう能力がなかったら、今、生存し続けているはずがないだ
 ろう。生存し続けていることこそが、その説明になるんじゃないか。」と…。
 毎度お馴染みの、何の説明にもなっていない、進化論者お得意の詭弁、「は
 ぐらかし」ですね。

 これに対し、退化論では、次のように説明されます。
 外敵に攻撃されると、生体が破壊されます。
 この時、同時に、「これは攻撃するな!」という情報も、部分的に破壊され
 ます。
 すると、この外敵に対する攻撃規制がなくなります。
 その結果、免疫は、この外敵を攻撃するようになります。
 こうして、新たな外敵に対する免疫が「できる」というわけです。

 いかがでしょう?
 まぁ、日本は自由の国ですから、進化論と退化論のどちらを支持するかは、
 みなさんの自由です。

                           (次回に続く)

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≪余談1…原始時代に関するウソ≫

 さて、ここからは、全くの余談です。

 みなさんは、「原始時代の人間社会は、平等で平和だった」と教わりません
 でしたか?
 「それが、農耕文化のせいで貧富の差が生じて平等ではなくなり、さらには、
 領土争いや権力争いがによって平和が失われていった」と…。
 私は、そう教わりました。
 アニメとかでも、そう描かれており、そうしたイメージをしっかりと刷り込
 まれました。(笑)

 もちろん、今になってみれば、これはまさに「ダマサレタ」の世界です。
 考えてもみてください。
 野生の生物の中に、平等で平和な社会を築いているものがありますか?
 弱肉強食とかボス社会が現実でしょう。
 ですから、こんな考え方は、人間だけを特別扱いする創造論者たちの考え方
 になるはずです。
 ところが、私にそうしたイメージを刷り込んだ年長者たちは、みな、創造論
 をバカにする科学通気取りの進化論信者たちだったのです。
 彼らの思考がいかに支離滅裂なものであるかがわかるでしょう。

 原始時代が平等で平和だったなんて、大ウソです。
 ですから、平等であるのが自然状態であるというのも、大ウソです。
 放っておくと、どんどん不平等になるのが、現実なのです。
 平等は人為、すなわち、人間の努力によって達成(実現)されるものなので
 す。

 それがわかれば、イラクの民主化にも人為が必要になることが理解できると
 思うのですが…。

 だいたい、平等であるのが自然状態であるのなら、革命(=人為)なんて必
 要ないはずでしょう。
 彼らの言っていることは、全く矛盾だらけです。

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≪余談2…混血イグアナと文化マルキシズム≫

 マルクス主義は、もともと経済や政治のための思想だったはずです。
 ところが、ソ連の崩壊により、その疑似科学性がはっきりと証明され、もは
 や経済や政治のための思想としては生き残れなくなりました。
 そこで、マルクス主義は、経済や政治以外の分野に紛れ込むことによって、
 生き延びる道を見出しました。
 いわゆる「隠れマルキシズム」とか「文化マルキシズム」と言われるもので
 す。
 マルクス主義は、今やあらゆる文化・分野に紛れ込んでいます。
 自然科学も決して例外ではありません。
 進化論、相対論、量子論、ビッグバン、ブラックホール…などが異常な人気
 を得ているのも、そのためです。

 さて、こうした生き残り方は、あるもののそれに似ています。
 それは、かつてNHKが「進化」と持ち上げ、騒ぎ立てた「混血イグアナ」
 です。
 「海イグアナ」を「マルクス主義」に置き換えてみてください。
 そっくりでしょう。

 そう、NHKは、こういう比喩的な方法で、(文化)マルキシズムを支援し
 ているのです。
 文化マルキシズムに関して言えば、NHKは朝日なんかよりも赤いメディア
 なのです。
 こんなメディアに受信料を納めるのは、左翼に献金するようなものです。

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≪余談3…宗教のことが批判できるのか?≫

 マルキストたちの何より嫌らしいところは、なんでもかんでもマルクス主義
 的でなければならない、としているところです。
 そのため、あらゆる分野に干渉してきます。
 理工系の人には、口先や筆先の不器用な人が少なくないものですから、理論
 系の自然科学の分野なんかは、まさに格好のカモになります。
 ほんと、嫌らしい。

 彼らは、マルクス主義的でないものを、わざわざ探し出してきては、とこと
 ん誹謗中傷しまくります。
 「マルクス主義的でないものは、生かしておくな。即刻、見つけ出し、ポア
 せよ!」なのです。(笑)
 まるで憲兵みたい。
 よくもまあ見つけ出すものだなぁと、感心しちゃいます。
 エシュロンも顔負けですなぁ。

 でもさー、そういう干渉行為って、中世のカトリックがやってたことと同じ
 じゃありませんか?
 「中世の暗黒時代」なんて言って宗教を批判してるけど、そういうあんたら
 のやってることだって、全く同じじゃないか。
 宗教のことが言えるんかい?(猿尻、目糞鼻糞)

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≪余談4…センター試験とマルクス主義≫

 とはいえ、マルキストたちがかなり焦っていることは事実です。
 その現れが、今年のセンター試験です。
 世界史Bでは強制連行、現代社会では夫婦別姓、日本史Bではモロ「マルク
 ス主義」をヨイショする設問があったとか。
 こんな汚い手段に訴えなければならないほど、マルクス主義への支持・信頼
 が低下しているということでしょう。

 とはいえ、若い人たちにとっては許しがたいことのようですね。
 でもねー、そもそも「センター試験(共通一時試験)」というもの自体が、
 赤い試験なんすよ。
 何しろ「統一」テストなんですから。
 「統一」はマルキストたちの合言葉です。
 事実、彼らは、受験戦争は批判してきたけど、センター試験のことは、ほと
 んど批判したことがない!
 知らなかった方は、お気の毒。

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発行者:media
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