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           『科学』という思想信条 vol.55

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≪退化論…その五≫

 進化論に対する皮肉として提唱する退化論の第五回目です。
 今回は、退化論と遺伝子の関係について説明しようと思います。

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<生命の規制書>

 遺伝子は、進化論では、生命の「設計図」ということになっています。
 これに対し、退化論では、生命の「規制書」(「規制法を記したもの」とい
 う意味の造語)ということになっています。

 もっとも、これだけでは、違いがはっきりしないかもしれません。
 設計図も規制書も「従うべきもの」という点では同じですからね。
 では、どう違うのか?

 「設計図」というと、「それが無いと何もできない」というイメージになり
 ます。
 つまり、それが無いと、モノが作れない。
 よって、細胞をつくり出すことができない。
 すなわち、細胞が増殖しない、ということになります。

 これに対し、「規制書」というと、「それが無いと、無軌道になる」という
 イメージになります。
 つまり、それが無いと、規制するものがなく、勝手に振る舞うようになる。
 よって、細胞は暴走する。
 すなわち、自分の役割に必要のないものを失う(=退化する)ことなく、増
 殖を続ける、ということになります。

 退化論では、細胞が不要なものを失っていくことで役割分担が進む、と考え
 ます。
 ですから、細胞は、「これこれ、こういう条件が揃った時には、こういうも
 のは持っていてはならない(=失わなければならない)」という「規制」が
 必要になってくるのです。
 ですから、設計図ではなく規制書である必要があるのです。

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<腫瘍、癌>

 上で述べたように、退化論では、遺伝子は設計図ではなく規制書なのです。
 では、遺伝子が壊れると、何が起こるでしょうか?

 まず、細胞が退化しなくなるので、役割分担がうまくいかなくなることがわ
 かるでしょう。
 そうなれば、生体に必要な機能も得られないでしょう。
 すると、機能不全という障害がまず考えられますね。

 しかし、それだけではありません。
 規制するものが壊れれば、当然のことながら、規制がうまくいかなくなりま
 す。
 故に細胞は暴走し、異常増殖します。
 その結果、できるものの一つが「腫瘍」です。
 そして、それが悪性になったのが「癌」です。

 癌細胞の強さは、いまさら説明するまでもないでしょう。
 正常細胞を次々と破壊していきます。
 しかも、異常な増殖の仕方をしますよね。

 こうしてみると、退化論の考え方のほうが、うまくいっていると思いません
 か?
 設計図なら、それが壊れたときに、そんなに強力な細胞が生まれるとは考え
 にくいと思います。

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<下等なものほど…>

 興味深いことに、自然界では、こうした異常な増殖能力は、下等なもの、す
 なわち、遺伝子構造の単純なものほど大きいのです。
 細菌やウィルスなどは、まさにそうです。
 まことに破壊的。
 役割分担による共存・共栄なんて、まるで考えない。
 それは、規制するものがないからでしょう。
 だからこそ、いつまで経っても下等なもののままなのです。

 ここで意外なことに気付くと思います。
 それは、下等なものが実は退化していないものである、ということです。
 これは逆に言うと、高等なものほど実は退化の進んだ生き物である、という
 ことなのです。

 こうしてみると、生物(生命)に対する見方・考え方を大きく変えなければ
 ならないことがわかるでしょう。
 残念ながら、これができない人は、退化論を理解することは絶対にできませ
 ん。

                           (次回につづく)

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≪余談・その1…退化論は右翼的?≫

 さて、ここからは、全くの余談です。

 先月、別のメルマガ(性格偏執狂)で、(文化)マルキストたちの科学に対
 する知ったかぶりの実態を指摘する記事を載せたところ、退化論は右翼的だ
 とするメールを頂戴いたしました。
 (????なんでやねん?)
 やはり、マルキストの人たちは、物事を「右と左の関係」でしかとらえられ
 ないのですね。
 ものの見方・考え方が、まるっきり「一次元的」。
 小学生でも知っている「数直線」の世界。
 まぁ、マルキストたちの思考力とは、その程度のものなのでしょう。

 とにかく、ダーウィン進化論を盲信するマルキストたちは、「統一」偏執狂
 なので、異論までをも「統一」したがるのです。
 つまり、自分たちと異質なものは、すべて同じ「ウヨク」というわけです。
 ですから、退化論も、彼らに言わせれば「創造論」なのです。
 多起源説の進化論や、定説とシナリオの異なる進化論でさえも、「創造論」
 なのです!

 要するに、自分たちと異質なものは、死ンデモ認めたくないのですね。
 「社会発展論」の「生物学版」しか認めない。(笑)
 そのくせ「多様性を認めたい」などとほざくのですから、何ともおめでたい
 人たちです。

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≪余談・その2…アポロ疑惑にこだわるテレビ朝日≫

 ところで、テレビ朝日は、相変わらず「アポロ疑惑」にこだわってますね。
 前の年に「レーザー反射鏡」とやらで決着がついたはずではなかったのでし
 ょうか?
 それでもこだわるテレビ朝日の異常な執着心!
 昨年末の大晦日にも、まだ懲りずに「ダマサレタ」ってやってました。

 でも、騙してるのは、テレビ朝日のほうじゃないの?
 フランスのエイプリル・フール番組とやらを利用して視聴率を稼いだのです
 から。

 そもそも、近年の日本で「アポロ疑惑」を煽ったのは、テレビ朝日でしょう。

 そういえば、1999年に「ノストラダムス・ブーム」を最も煽っていたの
 も、テレビ朝日だったような…。
 ま、ブームになり関心が高まらないと、「批判」しても自分たちの宣伝には
 なりませんからね。
 いたずらな「批判」で人の信用を得ようとするのが、マルキストたちの十八
 番です。
 何しろ、もともと資本主義(自由主義)をいたずらに「批判」して人気を得
 た人たちなのですから…。

 それにしても、なぜ、そんなに「アポロ疑惑」にこだわるのか?
 それは、「米帝」に対する信用を失墜させるため。
 意図が見え見えじゃん。
 朝日の「米国嫌い」は、ナチの「ユダヤ嫌い」と同じ、「不治の病」なので
 しょう。
 拉致問題で少しは変わるかと期待したのですが…
 「朝日」はやっぱり「朝日」なのよねー。

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発行者:media
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