!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『科学』という思想信条 vol.52
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
当メルマガを購読していただき、ありがとうございます。
引き続き、『ダーウィン進化論』について取り上げようと思います。
なお、今回から購読される方は、このメルマガのvol.14〜51、及び、旧メル
マガ『隠れオカルティズム』のvol.3〜14を、まず御覧になることをおすす
めします。
当メルマガのバックナンバー
→ http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm3/bn.htm
旧メルマガのバックナンバー
→ http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm2/bn.htm
───────────────────────────────────
≪退化論…その二≫
進化論に対する皮肉として提唱する退化論の第二回目です。
退化論に対して拒絶反応を示す一番の理由は、おそらく、「どうして、退化
によって、複雑な構造(を持った生物の存在)を説明できるのか?」という
疑問があることでしょう。
そこで、今回は、退化によって構造が生まれることを、抽象的な形で説明し
たいと思います。
───────────────────────────────────
<退化と構造>
まず、下図を見てください。(等幅フォントで御覧下さい。)
■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ [図1]
■■■■■■■■■■■■■
■が沢山並んでますね。
でも、■がただ並んでいるだけで、これといった構造は見出せません。
ならば、下図はどうでしょう?
■ ■ ■
■■■ ■■■ ■■■ [図2]
■■■■■■■■■■■■■
何やら、鋸の刃のようなギザギザの構造が現れましたね。
さて、図2は、図1の一部が抜け落ちたものです。
抜け落ちた部分を□で表すと、下図のようになります。
□□■□□□■□□□■□□
□■■■□■■■□■■■□ [図3]
■■■■■■■■■■■■■
そこで、気付いて欲しいことがあるのです。
抜け落ちたということは、その部分(図3の□の部分)が失われてしまった
ということですよね。
つまり、その部分が退化して無くなってしまった、と解釈できるわけです。
以上のことから、図2の構造は、図1が退化してできあがったもの、と言え
るわけです。
このように、退化によって構造を生み出すことが可能なのです。
これで退化論に対する疑問も少しは解けたでしょう。
───────────────────────────────────
<細胞の増殖の過程から見ると…>
今度は細胞が増殖していく過程から考えてみましょう。
多細胞生物の場合、細胞分裂によって細胞の数が増え、その結果、構造が現
れます。
ところが、下図を御覧になればおわかりのように、単に細胞の数が増えるだ
けでは、いつまでたっても、これといった構造は現れません。
■■■■ [図4]
■■ ■■■■
■ → ■■ → ■■ → ■■■■ (注)あくまで概念図です
■■■■
そこで、一部の細胞の増殖能力を奪ってみましょう。
すると、
■ [図5]
■ ■■■
■ → ■■ → ■■ → ■■■■ (注)あくまで概念図です
図2で見た構造(の一部)と似たような構造が現れ始めましたね。
このように、一部の細胞が増殖能力を失うことで、構造を生み出すことが可
能になるのです。
ところで、増殖能力を失った細胞は、増殖する能力において退化した、と言
えるでしょう。
つまり、(一部の)細胞が退化することによって構造が生み出される、と言
えるわけです。
細胞が増殖していく過程からも、退化によって構造を生み出すことが可能な
ことがおわかりいただけたと思います。
───────────────────────────────────
<構造は不均一化の産物>
ここで、極めて重要なことを指摘したいと思います。
それは、「構造とは不均一化の産物である」ということです。
均一では、構造は現れません。
構造が現れなければ、機能も持ち得ません。
だから不均一化する必要があるのです。
そして、不均一になるためには、全ての細胞が同じ能力を持っていてはダメ
なのです。
いずれかの細胞が何らかの能力を失わなければならないのです。
つまり、それは「退化」です。
次回は、このことをさらに深く考察してみたいと思います。
───────────────────────────────────
発行者:media
───────────────────────────────────
『科学』という思想信条(バックナンバー)へ