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『科学』という思想信条 vol.50
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当メルマガを購読していただき、ありがとうございます。
引き続き、『ダーウィン進化論』について取り上げようと思います。
なお、今回から購読される方は、このメルマガのvol.14〜49、及び、旧メル
マガ『隠れオカルティズム』のvol.3〜14を、まず御覧になることをおすす
めします。
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≪お詫び≫
今回から退化論についてお話する予定でしたが、その前に、どうしてもお話
しておきたかったことがあるので、今回は予定を変更して、その話をしたい
と思います。
どうか御了承願います。
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<変化か?すりかえか?>
今、私がダイヤのキングのトランプ・カードを手に持っていたとします。
そして、それが、一瞬のうちにスペードのエースに変わってしまったとした
ら、みなさんはどう解釈するでしょうか?
ダイヤのキングのカードが、スペードのエースのカードに変化した現象だと
思うでしょうか?
それとも、実はカードが二枚あって、ダイヤのキングのカードを、すばやく
スペードのエースのカードにすりかえたマジックだと思うでしょうか?
超能力とか超科学とかを信じる人なら、前者かも知れませんね。
でも、それ以外の人は、後者でしょう。
では、なぜ、変化ではなく、すりかえだと思うのでしょうか?
それは、カード(の模様)が一瞬にして変わるなどという現象が、常識的に
は起こり得ないことだからですよね。
「そのような変化には、もっと時間(や手間)がかかる」と思うから、これ
を支持せず、「すりかえた」と思うのでしょう。
そこで、前回お話した混血イグアナの話を思い出してほしいのです。
ふつう、進化という現象は何万年、何億年という長い長〜い年月を要するも
のとされています。
これは、とても人間が一生のうちに観察することのできる現象とは言えませ
ん。
ところが、NHKが「進化」と騒ぎ立てたというイグアナをめぐる現象は、
わずか数年というオーダーの年月で起こったのです。
これって、進化と呼ぶには、時間が短すぎやしませんか?
先ほどのトランプカードの話からすると、「???」です。
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<この先どうなる?>
混血イグアナは、これからどうなるのでしょう?
そして、その結果がわかった時、どう解釈すれば良いのでしょう?
たとえば、混血イグアナが、今のままだったとしたら…
「混血イグアナがこの世に現れた時点で既に環境に合うように進化していた
から、それ以上、変わらないのだ」と解釈すべきでしょうか?
それとも、「親から受け継いだ因子は変わらないということ。すなわち、進
化などありえないということだ」と解釈すべきでしょうか?
あるいは、混血イグアナが、海イグアナ的な特徴を失い、陸イグアナのよう
になってしまったら…
「陸上での生活に合うように進化したのだ」と解釈すべきでしょうか?
でも、それでは、混血イグアナは、陸イグアナにくらべて進化していなかっ
たことになりますね。
それとも、「海イグアナとしての特徴が退化していった結果にすぎない。だ
から、進化などありえないのだ」と解釈すべきでしょうか?
進化論は未来を具体的に予言しません。(後から理屈をこじつける。)
だから、検証も、上のような議論や考察も出来ません。
また、結果なんてものは、何とでも解釈できます。
これでは、何が真実なのか、判断できません。
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<みんな一緒?>
進化論で一番不思議なのは、「なぜ、その現象を観察できないのか?」とい
う点です。
生物が進化するものなら、進化途中の生物、すなわち、中間的な生物が無数
に存在しても良さそうです。
ところが、そんなものは、ごくわずかで、しかも、それらと他との中間の生
物が存在しません。
つまり、アナログ的な広がりをもった分布ではなく、デジタル的な点在する
ような分布なのです。
別の言い方をすると、他との区別がはっきりしているのです。
これは、見方を変えると、各区分(→種)ごとに「みんな一緒」ということ
ですね。
これって、おかしくはないでしょうか?
進化の度合が、もっと多様性に富んでいても良さそうだと思いませんか?
それが、「みんな一緒」だなんて…。
こういうことに全く疑問を抱かずに満足できるのは、マルキストの人たちぐ
らいなものでしょう。
なにしろ、「平等」を理想(というより建前)とする人たちですから、進化
の度合いも平等であるべきだと考えるのでしょう。
でも、「べきだ」というのはあくまで人間の理想にすぎず、「そうなる」と
保証されていることではありません。
こうしてみると、彼らは、自分たちの信奉する「(政治)思想」を、科学の
中に堂々と持ち込んでいることがわかるでしょう。
そして、進化論者たちの正体が何者なのかも、わかるでしょう。
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<歴史、計画経済>
進化論は、生物の歴史や運命について語ろうとするものです。
でも、それって、何かに似てませんか?
過去の歴史や、未来の運命について、いい加減なことを語っている人たちが
いますよね。
「朝鮮戦争は、南の北に対する侵攻によって始まった」とか。
「北の経済は、いずれ南のそれを追い抜く」とか。
「拉致の事実はなかった」とか。
「米をやれば、拉致被害者が帰ってくる」とか。
そう、マルキストたちです。
いい加減なシナリオで人々を惑わす…
全く同じですね。
こうした「類似性」からも、進化論者たちの正体は明白でしょう。
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<平等、無神論とくれば…>
類似性といえば、まだまだありますよ。
たとえば、「(建前ばかりの)平等」という点。
進化論では、人間を特別扱いしないので、一見、生物を平等に扱っているよ
うに見えますが、実際には高等・下等という差別を正当化するものです。
一方、マルクス主義も、平等をうたいながら、実際には独裁・専制という不
平等を押しつける思想です。
「無神論」という点でも同じ。
ダーウィン自身は無神論者ではなかったようですが、今日、進化論者といえ
ば、その多くが無神論者です。
マルクス主義者にも無神論者が多く、赤狩りの時代には、無神論者といえば
共産主義者の意味でした。
権力の掌握を目指すマルキストたちにとって、神は確かに邪魔者です。
もっとも、実際には、彼らは決して完全なる無神論者ではありません。
苦しい時は神頼み。
都合のいいように神を利用します。
事実、彼らは、生物や経済などについて、神の奇跡にでも頼らなければ実現
しないような夢やロマンを提供してくれます。
進化論を、最も早い時期から、最も強く推していたのは、他でもない、マル
キストたちです。
こうした歴史的事実を知っているのなら、「進化」という思想臭の強い言葉
を、流行語としてもてはやすことなど、絶対にできないはずです。
今時のオトナたちにそれが出来てしまうのは、彼らが、そんなことも知らな
い無知・無学・無教養人間だからか、そうでなければ、独裁テロ国家を敬愛
するマルキストだからです。
また、これらのことから、進化論を盛んにヨイショするNHKの正体も、今
や明らかでしょう。
さすがに独裁国家のことを民主主義人民共和国とは言わなくなりましたが、
それでも未だにゾルゲ崇拝なんかやってるような調子ですから、まだまだ懲
りてはいないのです。
カネ(受信料)を貰えるのが当たり前という厚かましい態度も、マルキスト
たちの世界ならふつうの感覚です。
事実、NHKは独裁体制と言われ、その最高権力者には「○○ジョンイル」
という愛称(?)までつけられているとか。
まさに「地上の楽園」そのものです。
そんなメディアに、科学報道について、公正・公平・中立を期待する方が間
違いでしょう。
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<ダブルスタンダード>
ところで、湾岸戦争やイラク戦争の際、ある種の文化人たちは、「米国は情
報操作を行う汚い国。だから、米国の情報は信用するな!」と盛んに説いて
いました。
ところが、話が、進化論や相対論(的宇宙)論などに関することになると、
一転、米国からの情報を無批判に受け入れてしまうのです。
これって、矛盾してますよね。
というか、贔屓です。
米国がそんなに信用できない国なら、どうして進化論や相対論(的宇宙)論
などに都合のいい情報は信じるのでしょうか?
こういうのって、ダブルスタンダードって言うのではないのですか?
ダブルスタンダードは、文化マルキストたちの十八番ですよ。
こんなところからも、進化論や相対論(的宇宙)論などの盲信者たちの正体
がわかるでしょう。
要するに、進化論や相対論(的宇宙)論などは、自然科学において、「文化
の攻略」が最も成功した例に過ぎないのです。
つまり、隠れマルキストたちが押し進めている「文化の攻略」の対象には、
自然科学も含まれている、ということです。
特に進化論や相対論(的宇宙)論などのように、直接的検証が極めて困難な
分野ほど、「文化の攻略」はしやすいのです。
したがって、進化論、相対論(的宇宙)論、量子論、素粒子物理学…などを
無批判に受け入れることは、実質、マルクス主義に染まるのと同じことなの
です。
現に、これらを盲信している人たちは、「懐疑精神」なんていう言葉を振り
回すくせに、自分たちの信じるものは決して疑おうとはしません。
科学は決して思想と無関係ではないのです。
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≪お知らせ≫
というわけで、現在、自然科学(主に物理学)がマルクス主義に蝕まれてい
る実態を告発するメルマガの発行の予定しております。
題して「マルクスとアインシュタイン」。
当メルマガの姉妹版とでも思っていただいて結構です。
もっとも、過激なテーマ(私はそうは思っていないのですが…)ゆえに、は
たして発行が認可されるかどうかはわかりませんが、もし幸運にも認可され
た場合には、お知らせしたいと思います。
(ホムペ→ http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm5/mm.htm )
さて、次回からは、(今度こそ)退化論の話を始めようと思います。
どうぞ、お楽しみに…
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発行者:media
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