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『科学』という思想信条 vol.45
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当メルマガを購読していただき、ありがとうございます。
引き続き、『ダーウィン進化論』について取り上げようと思います。
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マガ『隠れオカルティズム』のvol.3〜14を、まず御覧になることをおすす
めします。
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<どうすれば受け継がれるか?>
よく使う部分が成長する現象は実際に観察されることですが、そうして得ら
れた特徴が次の世代に受け継がれなければ、進化とは言えません。
そこで、今回は、「どうすれば受け継がれるか?」ということについて考え
てみようと思います。
もちろん、以前にもお断りしたように、これから語ることは、あくまでも可
能性の問題であって、「絶対にそうなる」とか「それ以外のことは考えられ
ない」というものではありませんので、予め御了承願います。
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<親による後天的な影響>
まずは、現代人に最もウケの悪い要因から考えてみたいと思います。
それは、親(の行為)による後天的な影響です。
「子を見れば親がわかる」と言うように、子は親の影響をもろに受けるもの
です。
これが、親の特徴が子に受け継がれる要因の一つになる、という考えです。
たとえば、親が雑食ならば、その影響で、子も雑食になる可能性が大でしょ
う。
雑食であることは、脳の発達に関係があるとされています。
となれば、子も親同様、脳が発達する可能性が出てきますよね。
また、子は親の行為を真似て育つものです。
親が賢い行動をとれば、子もそれを真似ようとするでしょう。
これは単に親の知恵が子に伝授されるだけではありません。
賢い行動をとるためには、頭(脳)を使わなくてはなりません。
そこで、よく使われる部分が成長するとすれば、子の脳も発達したものにな
ることでしょう。
こうして、親の特徴が子に受け継がれると考えられるわけです。
もちろん、進化を説明するためには、これだけでは全然説得力不足であるこ
とは事実です。
しかし、意外と認識されていないことですが、成長期の影響というものは、
非常に大きいものです。
となれば、こうした親による後天的な影響というものは、決して無視できな
いものだと思います。
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<胎児への影響>
では、生まれた時から、親が得た特徴を持つためには、どうすればよいので
しょうか?
そこで注目したいのが、親の不摂生からくる(子の)病気です。
たとえば、人間の場合ですが、(母)親がスモーカーだと、子供が中耳炎に
かかる率が高くなる傾向があると言います。
これは、注目すべき現象です。
というのは、たばこを吸っても、親は中耳炎にはならないし、中耳炎になり
やすくもならないからです。
親が得たわけでもない特徴が、子に出るのですね。
とはいえ、親が受けた作用が子に及ぶという点が、極めて注目に値するわけ
です。
親が受けた作用が子に及んだのは、生殖器(やその機能)が、たばこの煙の
成分により、何らかの影響を受けたからでしょう。
もちろん、たばこの煙の成分が血液に混じって直接生殖器に影響を及ぼした
のか、それとも、間接的な形で影響を及ぼしたのかは、わかりません。
しかしながら、子に影響が現れたのは、親の生殖器が何らかの影響を受けた
からであることは確かです。
さて、これを逆に考えると、子に影響を及ぼすためには、親の生殖器が何ら
かの影響を受ければよい、ということになるでしょう。
つまり、子に親の特徴が受け継がれるためには、親の生殖器が、それにふさ
わしい何らかの生理的な影響を受ければよい、ということになるわけです。
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<全身がかかわってくる現象>
では、何が親の生殖器に影響を及ぼすのでしょうか?
一つ考えられるのは、たとえば、親が雑食である、といったことです。
食事の内容は、血液の成分に関係してくるでしょうから、生殖器に影響を及
ぼすことがあり得るかもしれません。
しかし、それ以上に注目したいのが、体質の変化の問題です。
体質が生殖に影響することは、昔から知られていることです。
体質は、その人の生き方しだいで、(ある程度)変わります。
また、それ以上に重要なことは、体質というものが、体の特定の部分だけの
問題ではなく、全身の問題であることです。
たとえば、スポーツなどで筋肉を鍛えようとしてトレーニングを積むと、心
臓まで大きくなると言います。
これはおそらく、筋肉が成長するためには多くの血液が必要になり、その需
要を満たそうとして、心臓を大きくする指令が脳から出るためでしょう。
(このように、実際に確認できる現象は認めてもよいはずです。)
つまり、ここで注目して欲しいのは、筋肉という部分の変化のために、心臓
という別の部分が変化したことです。
このように、ある部分の変化が、全身に影響を及ぼすことになるのです。
だからこそ、体質(の変化)ということが重要になってくるわけです。
となれば、脳の発達についても、同じことが言えるのではないでしょうか?
脳がよく使われると、脳が成長しようとします。
すると、そのために、脳以外の部分も変化するよう指令を受けます。
その影響は全身に及び、結果として体質が変わります。
体質が変われば、生殖器にも影響が及ぶでしょう。
こうして、親の特徴が子に受け継がれるというわけです。
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<部分的な変化は起こりにくい>
さて、上の話で重要なのは、体のある部分が変化するためには、他の部分、
それも全身が変化することになる、ということです。
それにより、体のある部分の変化の影響が生殖器に及び、その特徴が子に受
け継がれ、進化が実現する、というわけです。
さて、これは見方を変えれば、体のある部分だけを変化させることは難しい
ということにもなります。
これは、よくよく考えてみれば当たり前のことです。
たとえば、脳が発達した動物は、そうでない動物よりも、脳につながる血管
が太くなくてはなりません。
なぜなら、発達した脳ほど、より多くの酸素や栄養を必要とするからです。
こうしたことから、部分的な変化は起こりにくい、と言うことができるわけ
です。
ですから、進化についても、部分的な進化は起こりにくい、と言わざるを得
ないわけです。
そして、実は、このことが進化論にとって重大な問題をもたらすのです。
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<類似性の危機>
それは類似性の問題です。
上で述べたように、ある部分が変化(進化)するためには、それ以外の全身
が変化(進化)しなければならないのです。
ということは、元の生物と異なる部分が増えるということですよね。
異なる部分が増えれば、似てこなくなります。
つまり、類似性が失われるわけです。
これが進化論にとって如何に重大な問題になってくるかは、もうおわかりで
しょう。
系統樹上のつながりの根拠は、類似性です。
ところが、上の議論から、その類似性が決め手にはならなくなってしまった
のです。
ですから、これは従来の進化論(のシナリオ)を根底から揺るがしかねない
問題になるのです。
似たような特徴を持つ二種類の生物について、
「一方が他方から枝分かれした」
と考えるべきなのか?
それとも、
「起源は別だが、似たような、しかし僅かに異なる環境のもとに発生&進
化した」
と考えるべきなのか?
上で述べたことを考えると、従来のように安易に決められる問題ではないと
思いませんか?
再現性が科学の条件だとすれば、生命の自然発生も再現性のある現象のはず
ですし、だとすれば、条件さえそろえば生命はどこでも発生するはずです。
したがって、単一起源に固執しなければならない理由など無いはずです。
一方、進化という現象は、再現性のある現象と言えるでしょうか?
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<統一思想の暗い影>
もう何度も指摘してきたことですが、従来の進化論者たちの主張を見ていて
非常に奇妙に思えるのは、何が何でも起源を一つとしたがることです。
これは、全ての生物の起源を『統一』するということですよね。
そこで気になってくるのが、『進化論』と『統一思想』との関連です。
中でも『左翼思想』との関連が非常に気になります。
『左翼思想』は『統一思想』の一つです。
そこで調べてみると、狂信的な進化論信者には、サヨッキーの人たち(隠れ
サヨッキーも含む)が非常に多いのですよね。
そういえば、「進化」という言葉が世間に氾濫し始めたのは、若い頃、マル
クスとかレーニンとかエンゲルスとかに夢中になった左翼活動世代の人たち
が、社会で権力ある地位についてからのように思います。
なにしろ、『統一』という概念が、三度の飯よりも好きな人たちですから、
生物の起源を『統一』する進化論に取り憑かれることがあったとしても、何
ら不思議ではありません。
ということは、彼らは、科学教育・啓蒙というものを通じて、自分たちの思
想を、若者たちに吹き込んでいることになりますね。
そう、人間というものは、思わぬところで、思想に染められているものなの
です。
これは知っておいて絶対に損はありません!
科学の人気が、その人たちの信奉する思想と関係することは、決して珍しい
ことではないのです。
超人気科学と左翼思想との関係については、いずれ特集を組んで詳しく説明
しようと思います。
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発行者:media
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