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           『科学』という思想信条 vol.1

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 この度は、当メルマガの購読を申し込みいただきまして、誠にありがとう
 ございます。
 今回は、このメルマガの趣旨について御説明いたします。
 一部、HPやサンプル誌と重複する部分もございますが、予め御了承願い
 ます。

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<このメルマガの趣旨>

 ある種の宗教によれば、神は無から万物を創造されたということです。
 それでは、科学者たちもまた、無から科学理論を作り出しているのでしょ
 うか?
 もちろん、答えは「ノー」でしょう。
 では、何から科学理論を作り出すのでしょうか?
 建前上は、「客観的な事実と論理から…」ということになっています。
 しかし、はたして実態は、そうでしょうか?

 いくつかの科学理論に関していえば、必ずしもそうは言い切れない部分が
 あると言わざるを得ません。
 科学理論の中には、極めて人間的な概念(宗教観、信仰、思想、習性、嗜
 好、趣味、感覚、流行、常識、文化、政治、経済、宣伝、メディア…等)
 の影響を受けているものが存在するのです。
 このように、科学の中に、科学以外のものが無意識のうちに紛れ込んでし
 まう現象を、私は『隠れオカルティズム』と呼んでいます。

 実は、私は以前、隠れオカルティズムをテーマにしたメルマガを発行して
 いました。
  (→ http://www23.freeweb.ne.jp/school/mediax/mm2/mag2.htm )
 しかし、メルマガの趣旨を理解せずに暴言を吐くメールを送りつけてくる
 読者が後を絶たず、廃刊せざるを得なくなりました。

 そこで、今回は予め趣旨を明確にした上で、このメルマガを発行すること
 にいたしました。
 HPやサンプル誌でもお断りしたように、このメルマガは、科学理論につ
 いて、『真偽』『正否』『正誤』『○×』『白黒』等の評決を下すもので
 はありません。
 そうした判断は、全て読者の皆さん自身にお任せします。
 また、原理主義者や権威主義者、偶像崇拝者の方の購読は、ご遠慮願いま
 す。(もっとも、本当はこういう人たちにこそ、このメルマガを読んでい
 ただいて、目を覚ましてほしいと思うのですが…)

 このメルマガでは、各々の科学理論について、

  (1) なぜ、そのような見方・解釈・判断をするのか?
  (2) なぜ、そのように考えるのか?
  (3) なぜ、それが受け入れられるのか?
  (4) そして、それらに影響を与えているものは何か?

 ということを探っていきます。

 こうしたことにより、なぜ科学以外のものが科学に影響するのかが見えて
 くると思います。

 また、この他に、科学に対するやや抽象的な話も登場します。
 これは、科学の正体を知る上で、どうしても知っておかねばならないこと
 です。
 とはいえ、だからといって、よくあるような『哲学用語』を列挙したよう
 な話をする気は毛頭ありませんので、どうか御安心下さい。

 科学の学習というと、
 「これは、こう考えろ!」
 「こういうものは、こう解釈しろ!」
 「この種の問題は、こうやって解け!」
 ということに終始しがちです。
 確かに、学習の効率ということを考えれば、こうしたやり方が一番良いの
 かもしれません。
 しかし、それは科学を理解する行為ではなく、単に画一的思考パターンを
 詰め込む行為にすぎないのです。

 『立ち止まって考え直す』
 『別の面から眺めてみる』
 このメルマガを購読されて、そういうことの重要性を少しでも認識してい
 ただければ幸いです。

 それでは、次回以降をお楽しみに…

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発行者   : media
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