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             隠れオカルティズム vol.12

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 今回は、『ダーウィン進化論について』の第10回目です。

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<長時間>

 進化論の検証でネックとなるのが、やはり『時間の長さ』でしょう。
 しかし、科学理論の中には、もっと長い時間を要するものがあります。

 たとえば、大統一理論が予言する『陽子の崩壊』がそうです。
 それによれば、陽子の寿命は、約10の31乗年ということです。
 まさに、進化論も顔負けの時間の長さですよね。
 では、こんな長い時間を要する理論を、どうやったら検証できるのでしょう
 か?
 幸いなことに、陽子の崩壊はという現象は統計的なもので、沢山の陽子を用
 意すれば観測できるのです。
 例えば、1000トンの水を用意すれば、その中には陽子と中性子が合わせ
 て約10の33乗個含まれているので、1年以内に数百個の陽子の崩壊が観
 測できるというわけです。

 残念ながら、陽子の崩壊を確証する結果はまだ得られていないようですが、
 少なくとも、理論が結果を予言しているために検証可能であることは、まと
 もな科学である証拠といって良いと思います。(ただし、それが絶対に正し
 い理論かどうかは、今のところ、何とも言えませんが…)

 これに対して、進化論はどうでしょう?
 もし、進化というものが、上で述べた陽子の崩壊のように統計的なものなの
 であれば、沢山の生物を観察することによって、進化の兆候を捕らえること
 が出来るはずですよね。
 たとえ、何万年、何億年という時間を要するものだとしても…。

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<選民主義>

 それとも、進化というものは、一斉に起きるものなのでしょうか?
 何しろ、当の進化論自体が、この点について、何の予言もしていないので、
 何とも言えません。
 歴史小説的なシナリオはあっても、この先のことは一切わからない…。
 最近では、遺伝子やらDNAやらを持ち出すのが流行っていますけど、これ
 らの学問もまた、これから先のことは全然予言していません。
 遠い過去のことは確定できるのに、すぐ先のことはわからないとは、不思議
 な学問ですね。
 一体、この種の学問は、何を前提にして作られているのでしょう?

 それはともかく、現在存在する生物は、いつ、どのように進化していくので
 しょうか?

 進化論支持者たちは、生物界のハルマゲドンをずっと待ち続けるのでしょう
 か?

 それはそうと、『進化』という概念は、どことなく『選民主義』的な香りが
 しませんか?
 選ばれたものだけが、より高等な生物に進化し、支配する…。
 そういえば、1990年代以降のアニメの世界では、『選ばれし者』という
 シチュエーションが、ずいぶんと沢山出てきますよね。
 『エリート』という言葉も『選ばれた者』という意味ですし…。

 ついでにもう一つ、系統樹は、どことなく『メノラー』に似ているような気
 がしませんか?
 メノラーといえば、これとよく似たものが日本の伝統文化にもあって、その
 ことが日ユ同祖説の根拠の一つにされているとのこと。
 一方は科学の原理として崇められ、一方はトンデモとして笑殺される。
 これだから、科学はおもしろい(?)

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発行者   : media
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