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隠れオカルティズム vol.11
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こうしたことを覚悟した上で、当メルマガをお読み下さい。
今回は、『ダーウィン進化論について』の第9回目です。
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<「十分○○であれば…」に科学者は弱い>
進化という現象を直接目にすることはできません。
進化は、人間の寿命とはくべものにならないほど『十分長い時間』を要する
とされているからです。
だからこそ、進化論を信じる人たちは、直接的な証拠が全く得られなくても
それを信じ続けることが出来るのです。
もっとも、進化論を疑う人たちから見れば、この気の遠くなるような所要時
間こそが、ダーウィン進化論を検証不可能=反証不可能にしていることにな
るわけです。
このように、科学の真偽は、結局、最後は、信仰と人気によって決まってし
まうものなのです。
それはともかく、ここで注目したいのは、
「十分長い時間をかければ、生物は進化することができる」
という文句です。
実は、これがクセモノなのです。
というのは、科学者をはじめ、科学・技術に通じている理工系の人間という
のは、この『十分○○であれば…』という文句に弱いところがあるのです。
この『十分○○であれば…』というセリフは、様々な科学・技術の分野に登
場するものなのです。
例えば、『近似』という概念。
近似という概念抜きに、科学・技術は語れません。
また、『極限』という概念でも出てきます。
ちなみに、微積分は極限計算の一種です。
微積分が、どれだけ多くの科学・技術の分野にとって欠かせないものである
かは、今さら言うまでも無いでしょう。
このように、科学に良く通じている人ほど、この『十分○○であれば…』と
いうセリフは、なじみ深いものなのです。
何しろ、彼らにとっては、非常に科学的で専門的な響きのするセリフですか
らね。
それだけに、このセリフに惑わされやすいわけです。
「確かに、十分長い時間をかければ、進化という奇跡も起こりうるかもしれ
ない」
これが、彼らを進化論信仰へと導くわけです。
かえって科学に通じていない人のほうが、このセリフに惑わされないのは、
誠に皮肉なことと言わざるを得ません。
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発行者 : media
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