044-01
まず復習しておくと、海洋原理主義は、『海』を『気象や気候を支
配する最高神』と位置付け、陸やその上空の雲の影響は認めない、
もしくは、全く不当なまでに矮小化する疑似科学思想である。

044-02
確かに、海は気象や気候に影響を与えるのは事実である。しかし、
だからといって、陸やその上空の雲の影響を無視したり矮小化した
りしても良いということには絶対にならないはずだ。

044-03
また、陸の面積は、確かに、海の面積の半分ほどもないが、それで
も、決して、それからの影響が無視できるほどの狭さではない。そ
れに、ほとんどの人は陸で暮らしているはずだ。

044-04
よく考えて欲しい。もし海だけしか気候に影響しないのなら、すな
わち、陸は気候に影響しないのなら、『沿岸部と内陸部』あるいは
『大陸と島』の気候は同じになるはずだ。

044-05
だが、実際には、気候は異なる。これは、陸が気候に影響している
決定的な証拠である。そこで問題になるのが、「陸の影響は、どこ
まで及ぶのか?」ということだ。

044-06
海洋原理主義の世界では、『海の影響は陸に及ぶが、陸の影響は海
には及ばない』としている。だが、それは物理的にはあり得ない話
だ。

044-07
大気(空気)は、熱を伝えにくい。それ故、海の影響が陸に及ぶため
には、海から陸へ大気が移動しなければならない。だが、そのため
には、陸から海へ大気が移動しなければならないはずだ。

044-08
陸から海へ大気が移動すれば、陸の影響が海に及んでしまう。もう
お気付きのように、海洋原理主義の教義は、毎度お馴染みのダブル
スタンダードの産物なのだ。

044-09
陸からの影響が海に及ぶことを証明する現象の一例として、流氷が
ある。流氷の氷は、水中から生じてくるのではなく、海水の表面が
陸からの寒気にさらされて生じるのだ。

044-10
いや、もっと馴染みの現象がある。それは、日本列島に冬の寒さや
雪をもたらす季節風である。これは、大陸で発生した寒気が、日本
海などの海をさらに超えてやってくる現象だ。

044-11
海洋原理主義の別のダブルスタンダードを示そう。それは、高海水
温は偏西風蛇行(→異常気象)の原因とするくせに、低海水温は偏西
風蛇行の原因とはしないことだ。

044-12
つまり、『海水温上昇→上昇気流強化→偏西風高緯度変位』という
理屈を言うくせに、『海水温低下→上昇気流弱化→偏西風低緯度変
位』という理屈は認めないのである。

044-13
これは、物理学的に全く一貫性のない論理(態度)である。こうして
みると、海洋原理主義もまた、なんでもかんでも高温のせいにする
ためのトリック(疑似科学)であることがわかるだろう。

044-14
ちなみに、偏西風が低緯度に寄っているエリアでは、海水表面温度
が低くなっているのが普通である。だが、海洋原理主義者たちは、
その(偏西風への)影響は認めないのだ。

044-15
彼らは、海水表面温度の低さのことを、(寒気の流れ込みによって
起きる)『結果』にしかなり得ないことだと説く。だが、海におけ
る上昇気流を最も左右するのは、海水表面温度のはずだ。

044-16
従って、上昇気流(→偏西風)に影響を与える『原因』となり得るは
ずなのである。なのに、それを否定するのは、海洋原理主義が地球
温暖化説というニセ科学を擁護するためのニセ科学だからだ。

044-17
そもそも、海水表面温度低下の原因となる寒気は陸で発生したもの
なのだから、陸から海へ影響が及んだことになる。つまり、海洋原
理主義は、その根幹の部分から、とっくに崩壊しているのである。

044-18
ところで、海洋原理主義は、「H2O原理主義」とでも言うべき思想
の一部と言うことが出来る。H2O原理主義は、水や水蒸気を『気象
や気候を支配する最高神』と位置付ける自称「科学」思想だ。

044-19
つまり、「気象や気候を司るのは水や水蒸気であって、大気は従者
にすぎず、陸は全くの受け身でしかない」という教義を説く思想な
わけである。

044-20
大気が主役だからこそ『気』象とか『気』候というのに、それを脇
役に追いやり、しかも陸の影響を完全無視するとは、これはもう、
ニセ科学というより非科学・反科学というべき代物である。

044-21
ちなみに、以前、番号014等で、そのインチキぶりを暴露した「水
蒸気のエネルギー」論も、H2O原理主義の一部である。そこでは、
風と水蒸気の因果関係が事実と逆にされていた。

044-22
つまり、H2O原理主義者たちは、なんでもかんでもH2Oのせいにした
がるのである。そして、そのために、話の中心を、真の原因である
低温から、別のことに移すのである。

044-23
具体的に言うと、(降)雨や(降)雪のことばかり話題にするわけであ
る。これらは、H2Oと直接関係のある現象である上に、その原因を
海水温上昇のせいにしてしまうことが可能な現象だ。

044-24
つまり、海水温が上昇すると、水の蒸発量が増え、大気の湿り気が
多くなるので、それをネタに、豪雨や豪雪といった「異常気象」の
原因を説明したふりをするわけである。

044-25
だが、大気の湿り気が多くなっただけでは、雨や雪は降らない。大
気が冷やされなければ降らないのだ。そこで、H2O原理主義者たち
は「寒くなると降る」という理屈を展開するのである。

044-26
そうすることで、「降る時は、どっと降る」ということを説明した
ふりをするのである。この種の騙し説明は、特に、初雪は遅かった
のに真冬以降は大雪に見舞われたシーズンに効果的だ。

044-27
だが、大気の湿り気が多くなるほど温室効果が高まっている状況で
は、寒くはなれないはずである。このように、H2O原理主義者たち
の理屈は、完全に自己矛盾しているのだ。

044-28
それに、(特に内陸部ほど)夜間は昼間よりも寒くなるのが普通なは
ずだ。従って、寒くなると豪雨や豪雪になるほど大気の湿り気が多
くなっているのなら、干ばつ被害の拡大など起こり得ないはずだ。

044-29
また、寒い北極圏(や南極)では雪が多く降るはずであるから、氷は
減るどころか、むしろ増えるはずだ。何しろ、彼らは、「寒気は大
陸ではなく北極(極地)で発生する」と言い張ってきたのだから。

044-30
このように、H2O原理主義の「(大気の湿り気が多くなったから)寒
くなると(どっと)降る」論は、矛盾だらけなのである。「海水温上
昇こそが原因!」などとするから、矛盾が生じてしまうのだ。

044-31
空気(大気)は、高温ほど水蒸気を気体の状態で多く含むことができ
る。つまり、雲にはなりにくいのだ。一方、海水温上昇が起きてい
る場合は、空気は高温になっているはずである。

044-32
従って、たとえ海水温上昇のせいで水の蒸発量が増えたとしても、
観測史上最高となるような豪雨・豪雪の原因となる雲の発生が起き
るとは極めて考えにくいのである。

044-33
雲が増える(空気の湿り気が多くなる)のは、低緯度からの空気の入
りが起きやすくなるのと、その入ってくる空気の上空部分が冷やさ
れるからだ。これらは共に寒気の仕業である。

044-34
こうしてみると、H2O原理主義の説明は事実と逆であることがわか
るだろう。何しろ、雲の減少のせいで低下している大陸内陸部での
温室効果からして、「高まっている」としているほどなのだから。

044-35
H2Oのことを振りかざしておきながら、雲の温室効果のことも考え
ないとは、呆れた似非科学である。これでは、宇宙線(太陽活動)の
影響を無視するのも、別に不思議なことではなかろう。

044-36
H2O原理主義者たちのH2Oに関する知識は、まことに偏狭である。そ
れもそのはず。彼らの主導者たちの正体は海洋屋なのだから。それ
も海流のことすら正しく理解していない三流以下の海洋屋なのだ。

044-37
事実、彼ら(の主導者たち)は、(陸で発生した)寒気が大気循環を強
化し、それにより暖流が強化され、一部海域の海水温が上昇するこ
とを、知らないのだ。(だから、「温暖化」のせいにする。)

044-38
なぜそんな場違いな(上に無能な)連中が気象学(の問題)を牛耳って
いるのかというと、政治家どもが彼らに大きな権限を与えたり研究
予算を多く配分したりしているからである。政治家は科学の敵だ!

044-39
確かに、海洋屋は気象学を利用する。だが、気象(学)の専門家とい
うわけではないのだ。ケータイやパソコンの利用者が情報工学や電
子工学等の専門家というわけではないのと同じことである。

044-40
この種の海洋屋たちのハチャメチャさについては後で述べることに
して、先に、H2O原理主義に属する疑似科学を、さらに二つほど挙
げておきたい。まず一つは、既に出てきた偏西風原理主義である。

044-41
これは意外に思われる方が多いかもしれない。だが、大気の状態の
観測方法が雲依存であることに気付けば、納得していただけるので
はないかと思う。雲は、無数の水滴や氷の粒の集まりだ。

044-42
実は、偏西風原理主義者たちが偏重する偏西風(上空の風、ジェッ
ト気流)は、雲(の動き等)によって探知される風(気流)なのだ。つ
まり、雲が十分に存在しないと探知されない風(気流)なのである。

044-43
そこで気付いて欲しいことがある。それは、『寒気団の縁』のあた
りでは、雲の発生が盛んで、雲が豊富に存在するとともに、雲の動
きが活発である…ということである。

044-44
つまり、そこ(『寒気団の縁』のあたり)は「偏西風(上空の風、ジ
ェット気流)」が探知されやすいエリアなのである。と同時に、い
わゆる「異常気象」と関係の深いエリアでもあるのだ。

044-45
『寒気団の縁』のあたりでは、温度差のせいで、大雨・強風・竜巻
・雷・雹…等の気象現象が生じやすい。また、上昇気流が生じるた
めに、気圧が低くなり、いわゆる『空気の流れ込み』が起きる。

044-46
そのため、『寒気団の縁』の外側では異常な高温に(場合によって
は乾燥にも)、内側では異常な低温に(冬の場合は大雪にも)、それ
ぞれ見舞われることになる。

044-47
つまり、異常高温のエリアと異常低温のエリアとを区分けするよう
なところに『寒気団の縁』が位置することになるわけである。以上
の話を総合すれば、トリックを見破ることは容易であろう。

044-48
つまり、こうである。まず、(今日多用されている雲依存の観測方
法で)「偏西風(上空の風、ジェット気流)」が探知されやすいエリ
アでは、大雨・強風・竜巻・雷・雹…等の気象現象が生じやすい。

044-49
それをいいことに、「偏西風(上空の風、ジェット気流)」が大雨・
強風・竜巻・雷・雹…等の気象現象を仕切っていることにしてしま
うわけである。

044-50
さらに、異常高温のエリアと異常低温のエリアとを区分けするよう
なところでは、「偏西風(上空の風、ジェット気流)」が探知されや
すい。

044-51
それをいいことに、「偏西風(上空の風、ジェット気流)」が、異常
高温エリアと異常低温エリアとの仕切り役、すなわち、温度分布の
極端化の原因であることにしてしまうのである。

044-52
事実、先月、米国内で極端な温度分布の偏りが起きた時、米国ABC
のニュース番組の気象予報士が、Ω(オメガ)の形をしたジェット気
流が冷たい空気を閉じ込めているという主旨の説明をしていた。

044-53
そのくせ、温かい空気を閉じ込めているとは言わなかった。呆れた
ダブル・スタンダードである。しかも、ジェット気流がΩ型になっ
た原因の説明も無しという、ふざけきった態度だった。

044-54
こうしてみると、米国は偏西風原理主義が支配している国であるこ
とがわかるだろう。ちなみに、その「枢軸」(の一つ)となっている
のが、NOAA、すなわち、アメリカ海洋大気局である。

044-55
もうお気付きのように、「海洋」という言葉が入っている。どうや
ら、日本のマスコミから「専門家」と呼ばれている者たちは、NOAA
の猿真似をしているだけの者たちのようである。

044-56
ついでに言っておくと、偏西風原理主義は(日本の)気象庁による今
年の梅雨予想のハズレにより反証された。「上空の風」が北に寄っ
ているから梅雨前線も北に寄ると予想していたのだ。

044-57
だが、予想はハズレた。気象庁は破廉恥にも「カラツユ」などと言
ってごまかそうとしているが、彼らの予想の拠り所だった偏西風原
理主義が崩壊したことは、もはや隠せぬ事実である。

044-58
ちなみに、梅雨前線のあたりでは、雲の発生が盛んで、雲が豊富に
存在するとともに、雲の動きが活発である。つまり、「偏西風(上
空の風)」が探知されやすいエリアなのである。

044-59
しかも、梅雨前線は、偏西風と似て、東西に伸びるような姿をして
いる。おそらく、天候悪化の際に生じていた『東西に伸びる帯状の
雲』のことを『梅雨前線の卵』とでも勘違いしたのだろう。

044-60
そもそも、本山である米国等で見られる『偏西風原理主義による説
明』は、異常気象発生エリアと「偏西風」の位置との(こじつけに
よる)関連付けが可能な時にだけ行われているものなのだ。

044-61
つまり、関連付けが不可能な時は行われない(可能な状況になるま
で待ってから行われる)ものなのである。愚かしくも、日本の気象
予報屋たちは、そんなものを崇めてしまっているのである。

044-62
確かに、「偏西風」は雲の動きと関係が深いので、天気予報では重
要なものなのかもしれない。だが、その「偏西風」が実は雲の動き
によって観測(探知)されていることを忘れてもらっては困る。

044-63
つまり、偏西風原理主義による説明は、「今現在の雲の動きから、
今現在の雲の動きが予測(説明)できる」という、全く空虚な説明な
のだ。

044-64
だから、同じ傾向が続いている場合にしか通用しないのだ。そうで
ない場合は、なるほど、「予測不能」になるわけである。「地球温
暖化の影響」の正体とは、所詮、この程度のものだ。

044-65
雲の動きを支配するのは、温度差(と地球の自転の影響)により生じ
る気流である。「偏西風」は、そうした気流の一つにすぎない。こ
のような物理(学)的なことを考えないのが偏西風原理主義なのだ。

044-66
要するに、偏西風原理主義者たちは、「雲」にしか関心が無いので
ある。そんな態度を貫けるのは、よっぽど物理学が嫌いな(隠れ)文
系人間か、そうでなければ、H2O原理主義者だけであろう。

044-67
そして、物理学に背を向けてまでH2O原理主義者でいることができ
るのは、海洋原理主義者ぐらいなものである。だからこそ、H2Oと
いう物質に対する理解や考察も、全くいい加減なのである。

044-68
ちなみに、海洋原理主義者たちは、エルニーニョは一年前から予測
できると豪語していた。だが、近年では、数ヶ月前の予測でさえも
外れることがあるようになってきているのだ。

044-69
この予測外れを「地球温暖化のせい」と思っては、いけない。なぜ
なら、物理学に基づいた理論なら、温暖化の影響は予測に反映され
ることになるはずだからだ。

044-70
従って、もし地球温暖化のせいで予測が外れたのなら、偏西風原理
主義者たちの(それも海洋に関する)理論は物理学に基づいた理論で
はないということになるのである。

044-71
実際、彼らの理論は、物理学に十分に基づいているとは、お世辞に
も言えない代物である。ただし、予測が外れるのは、温室効果によ
る地球温暖化のせいではない。気候不安定化のせいである。

044-72
もう何度も言っているように、気候の不安定は、宇宙線飛来量増加
による大陸内陸部の雲→温室効果の減少が原因である。つまり、彼
らの理論は、温室効果の変化の影響が反映されない理論なのだ。

044-73
温室効果の変化の影響が反映されないのに、CO2濃度上昇による海
水温の上昇や水の蒸発量の増加のことは予測できるとは、摩訶不思
議な理論である。

044-74
こうしてみると、海洋原理主義者たちの理論は、彼らの御専門であ
るはずの海洋に関することもろくに説明できない全くいい加減な理
論であることがわかるだろう。

044-75
そんなカスのような理論を振り回す連中が大きな権限を有していら
れるのも、政治家のおかげである。考えてみれば、「海洋」は昔か
ら政治とのかかわりが深い分野だ。

044-76
たとえば、帝国主義や植民地主義や奴隷貿易などは、海洋屋たちの
貢献があってこそ可能なことだったはずだ。また、利権が絡むこと
も多く、最近では海で得られる資源のことで癒着度を増している。

044-77
そして、海洋屋を利用する今時の政治家どもは、「海で得られるカ
ーボン系燃料は、消費(燃や)しても地球温暖化の心配は全く無い」
という奇妙な論理を展開している。

044-78
要するに、この種の政治家どもは、自分たちの利権のために似非科
学を利用する人間のクズどもなわけである。そんなクズどものため
の存在の一つに、独立行政法人・海洋研究開発機構がある。

044-79
この独立行政法人は、「海洋」の名を掲げておきながら、地球温暖
化説を援護するために、たとえば永久凍土などの自称「調査研究」
を行ったりしているのだ。永久凍土は「海洋」にあるのか?

044-80
そのくせ、東日本大震災については、震源が彼らの御専門であるは
ずの「海」の領域にあるにもかかわらず、それを予知することはお
ろか、それが起きる可能性を指摘することすら出来なかったのだ。

044-81
つまり、エルニーニョ予想のケースと同様、他人の領分は侵害した
がるくせに、自分たちの御専門の方はさっぱりなのである。要する
に、政治家と癒着した三流以下の海洋屋どもの巣窟なのだ。

044-82
そういえば、海洋研究開発機構は、イカサマ気候シミュレーション
で世界を騙した「地球シミュレータ」と大いに関係のある独立行政
法人である。

044-83
そして、その本部は、NEDOと同じく、環境ファッショを煽りに煽っ
た小泉純一郎(元総理)の地元=神奈川県にある。ついでに言うと、
NEDOの本部は小泉政権時代に神奈川県に移された。

044-84
しかも、そのために法律の改正まで行われているのだ。こうしてみ
ると、小泉が己の利権のために環境ファッショを煽っていたことが
よくわかるだろう。

044-85
海洋研究開発機構の前身である海洋科学技術センターは、環境ファ
ッショとは関係の無い、まともな法人であった。それが今の法人に
変えられてしまったのも、実は、小泉政権の時代なのである。

044-86
こうしてみると、小泉は、気象学(や気候学や環境学)だけでなく、
海洋屋たちの世界までをもパワハラしていたことがわかるだろう。
そして、同様のことを、民主党(政権)もやっていたのである。

044-87
こちらは、なんと、東大の研究所をパワハラのターゲットにしたの
だ。そういえば、民主党が政権をとった頃から、東大教授に国民を
騙す権力の犬が多くなったような気がする。

044-88
科学へのパワハラがいつから始まっていたのかはよくわからない。
もしかしたら国立大学法人化の頃かもしれない。とにかく、環境フ
ァッショが猛威をふるうようになってから酷くなったのは確かだ。

044-89
それにしても呆れるのは、「権力の監視」を自称するマスコミであ
る。利権屋政治家どもによる科学へのパワハラを追求・批判するど
ころか、逆に、その手先となっている。

044-90
今時の利権屋政治家は、マスコミを味方につけるのが上手い。小泉
は、その開祖的人物と言える。その小泉の地元は、より細かく言う
と横須賀だそうだが、そこは「海」と縁が深い所のはずだ。

044-91
また、横須賀が属する神奈川県の県庁所在地である横浜も、「海」
と縁が深い所だ。海洋原理主義が海洋関連利権と全く無関係である
とは極めて考えにくい。

044-92
ついでに言うと、小泉はIT利権と縁が深い森派の人物であった。海
洋原理主義は、偏西風原理主義を支える雲依存の気象観測システム
を通じて、IT利権(や宇宙事業利権)と十分つながり得る。

044-93
そういえば、あの無謀かつ無意味な「はやぶさ」事業も、小泉政権
と関係がある。切り捨て改革の必要性を訴え断行したくせに、こう
いうことには惜しげもなく税金を注ぎ込んでいたのだ。

044-94
一小惑星の表面を(それも一ヶ所だけ)調べたぐらいで、太陽系の起
源などわかるわけがない。こうしてみると、小泉は宇宙(事業)利権
屋でもあった疑惑が浮上してくるだろう。

044-95
ちなみに、宇宙事業にITは欠かせない。つまり、宇宙(事業)利権は
IT利権と十分つながり得るのである。どうやら、海洋利権と宇宙利
権とIT利権は「三位一体」ということらしい。

044-96
そういえば、復興二の次でエコタウン構想をニヤケ顔で打ち出した
菅直人(総理)は、「はやぶさ」人気を煽ることで、己の原発行政の
失態をごまかそうとした。

044-97
要するに、ポピュリストたちにとって「宇宙」は、「環境」同様、
愚民を惑わすのに格好のネタなのである。そして、今や、「海洋」
もまた、その種の目的のためのネタにされつつあるのだ。

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