040-01
欧州コンプレックスの話を続けよう。ここからは、英国コンプレッ
クスについて取り上げる。なぜなら、それは、欧州コンプレックス
の中で最も多くの害毒を我が国にもたらしているものだからだ。

040-02
日本は、近代化に関して、多くを英国に学んだ。そのせいか、英国
に関しては盲目的になりがちだ。つまり、今現在の英国の実態すら
見えていないところがあるのである。

040-03
確かに、かつての英国は、間違いなく、科学・技術・工業等の分野
で、世界の最先端を行っていた。そのことは、世界で最初に産業革
命を達成したことからも明らかだ。だが、今はそうではない。

040-04
今の英国は、金融と観光と軍産ぐらいしか見るべきものが無いので
ある。そうした(落ちぶれた)実態がわかれば、英国がなぜ環境ファ
ッショを煽るのかも見えてくるはずだ。

040-05
まずは、金融。前にも説明したように、これは、排出権取引や、再
生可能エネルギー事業等への投融資により、儲けることが出来る分
野である。(だから、煽る。)

040-06
次に、観光。これは、農業等に次いで気候・天候の影響を受けやす
い分野だ。それ故、パニックや集団ヒステリの元凶となりやすい。
と同時に、宣伝と縁が深い分野でもある。

040-07
最後に、軍産。軍用機や軍艦や潜水艦等の技術は、風力発電や潮流
発電等に応用できる。これは、競争をする上で有利なことである。
つまり、英国は、英国に有利なゲームをやりたがっているのだ。

040-08
逆に言うと、英国に不利なゲームはしたくないのである。だから、
日本が昔から得意としてきた真の環境技術(たとえば高効率技術等)
は、評価したがらないのだ。実に破廉恥な態度である。

040-09
要するに、英国をはじめ欧州の国々は、自分たちが苦手な技術分野
での自由競争をしたくないのだ。つまり、技術力が無いのである。
そのことがよくわかるニュースが、先月、二つほどあった。

040-10
一つは、スコットランド沖でのガス田でのガス漏れ事故である。英
国の企業は、2年ほど前にもメキシコ湾の油田で事故を起こしてい
る。要するに、技術力が無いのだ。

040-11
もう一つは、ドイツの企業が原発事業からの撤退を決めたために、
英国の原発プロジェクトの先行きに懸念が生じているというニュー
ス。どうやら、英国は、原発の技術力も失っているようである。

040-12
ちなみに、このニュースは、(英国のように)発送電分離をやると、
発電部門が外国企業に乗っ取られ、国産の技術力が失われてしまう
…ということをも教えてくれるニュースである。

040-13
さて、世の中には、そのような『技術力が無い、または、低下した
国』でも優位に立てる場合がある分野があるのである。それが、風
力発電や潮流発電といった自然エネルギー事業なのである。

040-14
なぜなら、程良い安定した風や潮流などに恵まれれば可能な事業だ
からだ。逆に、それらに恵まれなければ不可能または極めて不利な
事業なわけである。

040-15
だからこそ、程良い安定した風や潮流などに恵まれた英国さらには
欧州は、自然(再生可能)エネルギー・ゲームへの参加を国際社会に
義務付けようと画策してきたのである。

040-16
そして、その目的のために、「地球は人為的CO2の温室効果のせい
で温暖化している」だの「再生可能エネルギーは環境に優しい」だ
のといった真っ赤な嘘を煽ってきたのである。

040-17
そして、科学を装うために、WMOだのIPCCだのOECDだのといった国
際機関を利用するのである。また、国際会議での煽りには、(自称)
環境NPOや旧植民地国を利用する。これが、欧州流なのだ。

040-18
そんなふざけたゲームに、日本は参加してきたのである。程良い安
定した風や潮流などに恵まれているわけでもないのに。日本の政治
家どもが如何に愚かな真似をしたか、これでわかっただろう。

040-19
ちなみに、英国は、昔から『謀略の国』である。「日本と同じ島国
なのだから」などといって英国を信用するのは、救いようのない愚
か者である。

040-20
英国はまた、屁理屈や『こじつけ』が達者な国でもある。何しろ、
(議論に負けない人間を育成するために)学校でその練習をやらせる
ほどなのだから。恥の文化の国とは全く対照的なのだ。

040-21
ここで、英国人の屁理屈上手の実態を示す例として、風力発電によ
るバードストライク(野鳥等の衝突事故)被害に対する居直り論の実
例を取り上げたいと思う。

040-22
まず一つは、「地球温暖化が進めば、野鳥は絶滅する。それに比べ
たら…」という屁理屈。もし地球温暖化説が嘘や間違いだったら、
どう責任をとるつもりなのか?

040-23
それに、生き物の中には、温暖化した方が生体数が増えるものもあ
る。また、移動により気候変動に対処できるものもある。鳥は、そ
の最たる例ではないか?

040-24
一方、風力発電は、施設の製造・建設等によるエネルギー消費や、
短寿命、雷や強風等による損壊事故、出力不安定…といった致命的
問題点があるので、有効なCO2削減策ではない。

040-25
バードストライクを正当化しようとする英国人のもう一つの屁理屈
は、ぞっとさせられる屁理屈である。それは、なんと、「建物によ
る衝突死の方が多いのだから…」というものだ。

040-26
仮に「建物による衝突死の方が多い」というのが事実だとしても、
だからといって「野鳥等を殺しても良い」ということにはならない
はずだ。少なくとも真の自然環境保護主義者にとっては。

040-27
それに、風力発電がまだそれほど普及していない今は、建物による
衝突死の方が多くても、風力発電の普及が進めば、風力発電による
衝突死の方が多くなる可能性が高くなってくるはずだ。

040-28
一方、「建物による衝突死の方が多い」という話は、本当なのだろ
うか? 少なくとも日本国政府がそのような比較調査をきちんと行
ったことは無いはずである。

040-29
建物による衝突死が多いのは、西洋での話だろう。ゴシック建築な
どを見ればわかるように、西洋人は、昔から、やたらと大きな建造
物を建てるのが好きな民族なのだから。

040-30
それにしても、建物による衝突死があるのなら、(大)木や岩などに
よる衝突死もあってよさそうなものである。やはり、「建物による
衝突死の方が多い」という話は胡散臭いと言わざるを得ない。

040-31
風車のように動くものと、建物(や木や岩)などのように動かないも
のとでは、見えにくさが違うはずだ。それに、野生の鳥に、風車の
羽根の動きを予測する能力を期待するのは間違いではないか?

040-32
ここで再び一つ目の地球温暖化をネタにした屁理屈に関する話。鳥
の中にはCO2吸収源となる植物を食い荒らす虫を食べて(駆除して)
くれるものがいる。そういう鳥を殺傷してしまっていいのか?

040-33
このように、英国人は、バードストライクの問題でさえ、ふざけた
屁理屈により、ごまかそうとするのである。ならば、風の重要性な
ど、認めるわけがないだろう。

040-34
何しろ、風のおかげで大惨事を免れても、なお、風のありがたみを
全く認めようとしない頑迷さである。今年起きたスコットランド沖
でのガス田事故をめぐる態度などは、そのことを示すいい例だ。

040-35
この事故では、漏れたガスに引火して爆発を起こす危険性があった
のだ。それを防いでくれたのは、強い風である。風がガスを事故現
場から吹き飛ばしてくれたから、引火・爆発が防がれたのだ。

040-36
従って、もし洋上風力発電などにより風を弱めたり乱したりするよ
うなことをしていたら、どうなっていたか、わからなかったのであ
る。風は『救いの神』とみなさねばならないのだ。

040-37
にもかかわらず、英国人は、風のありがたみを頑なに認めようとは
しないのである。そんな神経の持ち主たちが、風の自然界における
働きを素直に認めたりするわけがないだろう。

040-38
そういえば、太陽活動(の気候への)影響説を最も(それも卑劣な手
段を用いて)攻撃してきたのは、英国だった。環境詐欺商法にかけ
る英国の意気込みが半端なものではないことがよくわかるだろう。

040-39
そして、困ったことに、そんな英国の犬となっているのが、我が国
のマスコミなのである。事実、たとえばNHKや朝日などは、BBCにベ
ッタリである。

040-40
英国にベッタリ(もしくは、ぞっこん)なのは、マスコミだけではな
い。学者などの文化人や、経済人、官僚、政治家などにも、そうい
う困ったニッポン人が数多く存在するのだ。

040-41
彼らの間から「日本もサマータイム導入を」という声が絶えないの
も、そのせいである。しかも、その中には、「愛国者」を自称する
連中までいるのだから、開いた口がふさがらない。

040-42
確かに日本でもサマータイムが導入されたことがあるが、それは終
戦直後に進駐軍に強制されてやったことだ。しかも、日本国民が早
寝早起きだった当時は、何の省エネ効果も無かったのだった。

040-43
ちなみに、現代では、別の理由で省エネ効果が無い。まず、昼間で
も外光を利用せず照明に頼っている所が多いこと。それから、照明
以外での電力消費が多くなってしまったことだ。

040-44
一方、サマータイムには弊害が多い。まず、時計合わせの手間や、
ソフトウェア変更のためのコストの問題等がある。だが、それ以上
に問題なのは、健康面で負担がかかることである。

040-45
これは、体調不良だけでなく、労働効率の低下やミスの増加(すな
わち、労働の質の低下や事故・トラブルの増加)などをも招く問題
事項である。

040-46
それ故、サマータイムは、かえって余計なエネルギー消費増を招い
てしまうのである。また、企業の場合は、さらに、競争力の低下と
いう事態をも招いてしまうのだ。

040-47
それ故、まともな経済人(経営者)なら、絶対に賛成できないはずな
のである。なのに、賛成する経済人が多い。これは、今時の日本の
経済人の質が如何に低下しているかということを示している。

040-48
サマータイム制の弊害が大きいことは、ロシアが夏時間と冬時間の
切り替えをやめてしまったことを見ても明らかだ。ロシアのような
高緯度の国でさえ、弊害が大きいのである。

040-49
そもそも、サマータイムは、節電(省エネ)のために導入された制度
ではない。冬の間に不足しがちな日照を挽回しようとする文化なの
だ。つまり、その本来の目的は、日光浴時間の確保なのである。

040-50
すなわち、サマータイムとは、夏の間はあまり働かない民族の文化
なのだ。事実、欧米人は長いバカンス(休暇)をとる場合が多い。従
って、そうでない民族の国には、全く不向きなのである。

040-51
日本(やロシアなど)は、そうでない民族(文化)の国なのだから、サ
マータイムが合うわけがないのである。日本で夏に長い休暇が得ら
れるのは、学生ぐらいなものだ。

040-52
ところが、呆れたことに、日本の経済人たちは、さらに「サマータ
イムを導入すると、余暇の時間が増え、経済波及効果がある」など
という屁理屈までこね回す有り様なのである。

040-53
時計の針をずらしても、1日24時間は変わらないのだから、余暇の
時間が増えるわけがない。また、(消費増に不可欠な)国民の所得増
もせずに、経済波及効果も何もあったものではない。

040-54
ところが、サマータイム制導入を企む経済人たちは、まこと破廉恥
なことに、それらの効果を国民(特に労働者)に信じ込ませるための
イカサマ実験を行わせたのである。

040-55
まず、実験参加者だけに配られるサービス(割引)券を発行させた。
そうすれば、実験参加者の消費が多くなり、経済波及効果を捏造す
ることが可能になるからだ。

040-56
それから、実験参加者を敢えて一部の就労者だけに限定するという
やり方をとらせた。こうすると、実験参加者は、夕食までの時間が
長くなり、「余暇の時間が増えた」と錯覚するからだ。

040-57
実際には、夕食後の余暇の時間が削られた(夕食前の時間帯に回さ
れた)だけのことである。つまり、夕食の時間を遅くされたのと同
じことなのだ。

040-58
ちなみに、英国では午後4時(夏にサマータイム制でなければ3時)
に『紅茶の時間』がある。夕食が遅いからだ。そして、これを真似
たのが、日本における『3時のおやつ』である。

040-59
話をイカサマ実験の騙し効果に戻そう。実験参加者の錯覚には、他
に、「早く帰れる」というのがある。だが、寝る時間も早くしなけ
ればならないのだから、別に得になることではないはずだ。

040-60
それに、何より、国全体がサマータイム制になれば、そのような効
果は完全に無くなってしまう。他の人達が参加していないからこそ
「早く帰れる」と感じることができるというだけの話だ。

040-61
「電車や道路が空いていて良い」というのも、同様である。また、
立場は異なるが、非参加者の「店が早く開いて便利」というのも、
やはり同様である。

040-62
このように、サマータイム制導入を企む日本の経済人どもは、欧米
人も聞いて呆れるような騙しを、自国民に対して行っているのであ
る。それに同調するマスコミ・有識者・経産省・政治家は、犬だ。

040-63
ちなみに、経(済)産(業)省は、企業からの出向者が多く、また、安
全性や環境負荷などの問題を無視して原発や風力発電などを推進し
てきた「悪の枢軸」的存在である。

040-64
ところが奇妙なことに、サヨクも、愛国者を自称するホシュ・ウヨ
クも、経産省のことは批判したがらないのである。そして、この両
者に共通しているのが、実は、欧州コンプレックスなのである。

040-65
欧州は、人口密度が低い。だから、風力発電などの自然エネルギー
(利用)事業をやっても、自然への負荷が(今のところは)それほど深
刻なレベルにならずに済んでいるだけのことなのである。

040-66
また、資源エネルギーに関しては、フランスの原発のほか、ロシア
からのパイプラインによるガス供給や、日本よりは豊かな地下資源
…などにより、「ゆとり」がある。

040-67
だからこそ、電力総生産量減となるはずの脱原発や、資源喰いな上
に不安定で電力不足になるリスクが常につきまとうはずの再生可能
エネルギーへの依存増といったことが可能なのである。

040-68
従って、事情が全く異なる日本が、欧州の真似(脱原発や、再生可
能エネルギー推進)をしても、悲惨な結果を招くことになるだけな
のである。

040-69
ちなみに、自然エネルギー依存の容易さに関係があるのは、人口密
度の低さであって、国土の広さではない。欧州狂人間の中には、両
者をすり替えて推進を煽る破廉恥野郎がいるので、要注意である。

040-70
この種の輩は、自然エネルギー依存度の高い欧州の国のうち、日本
よりも国土の狭い国のことを話題にするわけである。もちろん、そ
の国の経済・産業の水準については触れずに…だ。

040-71
それにしても、人口密度の問題を無視するとは、人種差別的なもの
を感じさせてくれる態度である。なぜなら、有色人種の国には人口
密度が(欧州よりも)高い国が少なくないからだ。

040-72
こうしてみると、欧州コンプレックスの正体が白人コンプレックス
であることがわかってしまう。如何にも戦後ニッポン人らしいコン
プレックスではないか。これが環境ファッショの核心なのである。

040-73
ならば、電力需要を時間的に拡散するための時差出勤のことを「サ
マータイム」などとほざいて得意になっている軽薄さも、別に驚く
べきことではあるまい。

040-74
また、節電とは明らかに矛盾するイルミネーションなどのライト・
アップを絶賛したがる矛盾についても。つまり、「白人様の文化や
風俗は、絶対的かつ普遍的正義・真理」というわけである。

040-75
ならば、自然を破壊する風力発電などの自然エネルギー搾取、すな
わち、再生可能エネルギー事業も、絶対的善行ということになるだ
ろう。自然を支配することになるわけだから。

040-76
そのくせ、欧州人のように自然の脅威と戦うということはしたがら
ないのだから、呆れる。何と、彼らは、自然を守ることも、人間の
居住地を守ることも、したがらないのである。

040-77
そういえば、戦後ニッポンは国防怠慢の国であった。面倒なことは
全て米国任せ。だから、拉致という犯罪を許してしまった。どれも
根は同じ『守り』の怠慢なのである。

040-78
福島第一原発事故も、(歴史的分析を行えば予測できた)巨大津波と
いう自然災害や、電源喪失という非常事態から、原発を守ることに
政府が怠慢だったから起きたことなのだ。

040-79
一般に、攻撃的な人間は、『守り』を疎かにしがちなものである。
事実、小泉総理(劇場型政治)といい、民主党(官僚を絶対悪視)とい
い、マスコミといい、環境ファシストには攻撃的な人間が多い。

040-80
一方、攻撃的な人間には、臆病なところがある。また、短気なとこ
ろもある。ならば、自然の脅威と戦おうとしないのも、当然のこと
であろう。それは勇気と根気が必要なことなのだから。

040-81
さらに、攻撃的な人間は、自分の責任を認めたがらない(∴責任を
とらない)場合が多い。たとえば、小泉は自分の政治の責任を後進
に押し付け、民主党政権は原発事故の責任を東電に押し付けた。

040-82
つまり、彼らは、人に対しても、自然に対しても、「S(サド)」も
しくは「ストーカー」なのである。自然(再生可能)エネルギー事業
とは、その種の人間流『自然の愛し方』なのだ。

040-83
伝統的な欧州人でさえ、自然を痛めつけるために自然の脅威と戦っ
てきたわけではない。人を守るために戦ってきたのだ。つまり、伝
統的な欧州人から見ても、彼らは異常者なのである。

040-84
確かに、自然の脅威との戦いでは、自然破壊が起きる場合が少なく
ない。だが、搾取が目的の人間活動の場合に比べたら、その程度や
規模は、全く微々たるものにしかならない。

040-85
『人を守らず、むしろ攻撃したがる者』なら、人を騙すことも平気
でやるだろう。実際、彼らは、再生可能エネルギーによる雇用(創
出)のことでも、日本人を巧妙に騙している。

040-86
ある種の欧米人は、よく「再生可能エネルギーが雇用を創出する」
という話をする。だが、その種の話に出てくる「雇用」は、多くの
日本人が期待する「終身雇用」ではないのだ。
123456789012345678901234567890

040-87
「雇用」というと、日本では「終身雇用」のことを指すのが普通だ
が、欧米では違う。そういう違いを隠して、欧米人の話を利用する
のである。これは、未必の故意による詐欺である。

040-88
つまり、「雇用」と言われると「終身雇用のことだ」と思ってしま
う日本人の心理つけ込むわけである。そんな連中であるから、欧米
の再生可能エネ企業の経営破綻の話もしたがらないわけである。

040-89
小泉政権の頃は円安ユーロ高(ドル高)だったので、日本も輸出で儲
けられる可能性がまだあったのかもしれない。だが、それも今は昔
である。いつまでも欧州の猿真似などやっている場合ではない。

040-90
「欧州信用不安」というが、実際にはメッキが剥がれてきただけの
ことである。「ユーロ」同様、「グリーン経済」もまた、虚しい幻
想にすぎない。

040-91
だからこそ、欧州は「風力」などの再生可能エネ・ブーム(のため
の恐怖)を煽るのである。英国は、ロンドン五輪を利用して宣伝す
る戦略だ。そんなことに付き合う必要がどこにあるというのか?

040-92
ニッポン人は、「エイプリル・フール」という文化の存在を、「普
段は嘘を吐かない民族である証拠」と思いたがる。だが、嘘を嫌う
民族に『嘘を吐いても良い日』など必要か?

040-93
そういえば、独の電力会社が、脱原発を決めた独政府を、損害賠償
で訴えようとしているという話がある。「欧州の真似をするのが良
い」というのなら、こういうことも真似しなければ駄目だろう。

040-94
ここで再び英国に関する話。よく米国のことを「世界の警察」など
と言って皮肉る者がいるが、英国だって、文化(科学や芸術など)に
おける「世界の警察」(グローバル化の枢軸)なのである。

040-95
そのくせ、変なところで『寛容の精神』とやらを発揮する。そのた
め、健全な科学の発展を阻害する疑似科学を世界的規模でのさばら
せてしまうことがよくある、困った国なのである。

040-96
明らかな矛盾があるのに盲信・狂信されている学説には、大抵、英
国が絡んでいる。それだけ影響力が絶大なのだ。「科学は英国に仕
切られている」と言っても決して過言ではない。

040-97
そして、英国がそのような地位を維持できるのは、今の日本のよう
な『家畜』が存在するからなのである。そんな哀れな立場に甘え続
けていて良いのか?

040-98
昔の日本人には誇りがあったので、欧州の良いところだけを取り入
れようとした。だが、今時のニッポン人には誇りが無いので、良し
悪しの見境無く(むしろ悪いところを多く)猿真似してしまうのだ。

040-99
英国に関して、ついでにもう一つ。英国は、嘘をユーモアとして楽
しむ(適当に相手する)ことができる大人の民族の国である。欧州コ
ンプレックス人間たちは、要するに「お子様」なのだ。

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