036-01
日本(人)は、おそらく、地球温暖化説なるニセ科学の最大の被害者
だろう。東日本大震災の災難を大きくもしている。そこで予定を変
更して、このニセ科学の犯罪性をここで指摘してみたいと思う。

036-02
まず、地球温暖化(温室効果ガス)という嘘の恐怖は、地震や津波等
の本当の恐怖(→備え)を忘れさせた。ちょうど、従軍慰安婦問題と
いう嘘が、拉致問題という事実を忘れさせたように。

036-03
地球温暖化説というニセ科学は、これまたインチキ極まる自称「研
究」や自称「対策」に税金を無駄遣いさせた。そんな金があったの
なら、自然災害の研究や防災事業に回すべきであった。

036-04
一方、「風力」等に代表される再生可能(自然)エネルギーという質
の悪いエネルギーの電力会社への押し付けは、エネルギーの多様化
→負担増を招き、原発の安全性向上等の努力を困難にさせた。

036-05
そういえば、信者たちは、「地球温暖化により起きる」と主張して
いた海面上昇や高潮に対する防災にも全く消極的であった。それは
(ある程度ではあるが)津波対策にもなり得たであろうに。

036-06
マスコミ等による原発(さらには東電)批判は、明らかに公正さを欠
いている。自分たちだって、ついこの間まで、地球温暖化説をネタ
にして、原発推進を支持していたではないか!

036-07
それに、安全性の問題や事故対処のことにはろくに取り組みもせず
に原発推進路線をとり、さらには原発輸出ビジネスの政治的支援ま
でしていた菅=民主党政権のことを批判しないのも、おかしい。

036-08
「想定外」という言葉を用いた東電批判も、おかしい。想定外にな
ったのは、無能な学者や気象庁が今回の巨大地震を予測できなかっ
たからだ。

036-09
なのに、学者や気象庁の無能ぶりは批判しないのである。全く呆れ
た権威主義である。東電に非があるとすれば、それは、無能な学者
や気象庁のことを信用してしまったことだ。

036-10
ちなみに、今回の地震は、3月11日に突如何の前触れもなく始まっ
たのではない。三陸沖では、その2日前にもM7クラスの地震が発生
し(津波も発生)、その後も地震発生が続いていたのだ。

036-11
にもかかわらず、11日の大地震を予測できなかったのである。要す
るに、学者や気象庁は、地下(特に地殻)の状態のことなど、本当
は把握してなんかいないのである。

036-12
地下は見えない領域なのだから、状態を把握できないこと自体は仕
方のないことである。問題なのは、本当は把握などしてはいないの
に把握しているふりをしていることだ。

036-13
この『把握しているふり』が、「想定」を全く不十分なものにさせ
てしまったのである。最も責任を問われるべきは、この不実な『把
握しているふり』をしていた連中であろう。

036-14
ちなみに、気象庁は、2日前の地震について、最大で震度4の余震
があると予測していた。彼らが本当は地下の状態など把握してはい
ないことが、このことからもハッキリとわかるであろう。

036-15
国土地理院も共犯者である。2日前の地震について、GPS観測によ
る地殻の移動データとやらから、「『逆断層型』であることを裏付
ける」と学者や気象庁の「眼」を(大震災直前に)賛美していた。

036-16
この下らない賛美とその報道(NHK盛岡局は11日のお昼に放送!)と
が人々を油断させた可能性は、十分あり得る。つまり、マスコミも
また同罪と言えるようなことをしていたのだ。

036-17
ならば、自分たちが持ち上げてきた権威や権力のことを庇おうとし
て(矛先逸らしのために)東電や原発のことばかりを攻撃するのは当
然のことであろう。全く人間的な自己防衛本能の現れである。

036-18
だが、たとえマスコミがどんなに煽ろうとも、学者や気象庁が地下
の状態を把握していない事実は隠せない。それが証拠に、彼らは未
だに見苦しい言い訳としか言いようがない説明を続けている。

036-19
たとえば、余震予測がうまくいかないことについての「地殻(もし
くはプレート)の状態が、11日の本震の前のそれとは変わってしま
った」という説明がそうだ。

036-20
「変わってしまった」というのは、本震前の状態を把握していた場
合に言えることだ。状態を把握していたのなら、どうして本震は予
測できなかったのか? 何ともふざけた説明である。

036-21
ふざけた説明の例をもう一つ。それは、本震も余震も予測がうまく
できないことについての「今まで考えられていたのとは(地震の)メ
カニズムが異なる」という説明だ。

036-22
これもまた、ふざけている。もし本当に地下の状態を把握していた
のであれば、今まで考えられていたのとは異なるメカニズムで地震
が起きることが、物理学的な考察により予測できたはずだ。

036-23
それに、非火山性の地震が起きるメカニズムは、基本的に一つしか
ない。それは『地殻が壊れる』である。異なる点があるとすれば、
地殻に加わる力とか、地殻の物性・状態とかに関してだ。

036-24
つまり、「今まで考えられていたのとはメカニズムが異なる」とい
うのは、本当は、地殻に加わる力や地殻の物性・状態とかが、今ま
で考えられていたのとは異なるということなのだ。

036-25
従って、これまた、地下の状態を把握していなかった証拠なのであ
る。これでは、地震の予測など出来るわけがない。彼らは、まさし
く「山師」なのである。

036-26
そんな「山師」たちのことを「権威」と国民に信じ込ませてきたマ
スコミは、幇助罪に問われるべき存在である。だからこそ、マスコ
ミは、「権威」を庇い、東電や原発の批判ばかりしているのだ。

036-27
地震を予測するためには、地殻に加わる力や地殻の物性・状態とか
を把握しなければならないが、それらは直接的には把握できないも
のばかりである。従って、大きな誤差が避けられない。

036-28
たとえば、地殻に加わる力は、直接計測できない。地殻の歪み(変
形の度合い)から計算により求めなければならない。だが、地下の
ことなのだから、歪みを十分に把握することは難しい。

036-29
人間が把握できるのは、地表の移動や浮沈、すなわち、地表に表れ
た歪みの影響だけであって、地下深くにおける地殻の歪みそのもの
ではない。

036-30
地殻の物性・状態についても、過去の地震や地震波の伝わり方など
から全く間接的にしか把握することができない。従って、地震が発
生するかどうかを予測するのは無理なのだ。

036-31
予測できることと言えば、せいぜい「以前と比べて、地震が起きる
可能性が高くなった(なっていない)」といったような相対的なこと
ぐらいなのである。

036-32
それに、『物が、どのように壊れるか(どの部分で、どの程度壊れ
るか)?』ということを細かく正確に予測することは、現代の科学
では不可能である。地殻の破壊についても例外ではない。

036-33
確かに、断層やプレート境界といった部分は、一度壊れた(∴弱く
なっている)部分なので、破壊(→地震)が起こりやすい。だが、ど
れくらい壊れやすくなっているのかは、把握のしようがない。

036-34
それに、全ての断層やプレート境界が完璧に把握されているという
保証は、どこにもない。今後新たに断層やプレート境界が生じない
という絶対の保証もまた、あるわけではない。

036-35
実際、断層やプレート境界は、地震があると書き換えられることが
あるのである。マスコミは権威主義だから、こうした実態を報じる
ことはほとんどない。

036-36
ちなみに、未発見の断層(やプレート境界)の存在や発生は、必ずし
も新たな恐怖の種となるとは限らない。場合によっては、既知の断
層での破壊の可能性や程度を低くすることもあり得るのだ。

036-37
なぜなら、未発見の断層で破壊が起きれば、そこで歪みの解放が起
き、地殻の歪みが小さくなることがあり得るからだ。このように、
地殻が壊れる現象は、極めて複雑なのである。

036-38
従って、地震の予知などということは、たとえ確率の形でも、まず
不可能なのである。「30年以内に87%の確率でM8の東海地震が起き
る」という予測も、定量的には全く信用するに値しないのだ。

036-39
原因となるもの(雨雲等)がまだそれなりに見ることができる降水確
率の予測でさえ、何十%(%二桁)という粗さである。なのに、地震
の予測が%一桁まで示されるという細かさになり得るはずがない。

036-40
なぜ「30年」なのか?、なぜ「M8」なのか?、全く恣意的な大予言
である。それに、東日本大震災は全く予測できなかったのに、なぜ
東海地震はそんなに細かく予測できるのか?、疑問だらけだ。

036-41
要するに、この予言者たちは、東海(南海、東南海)地震の専門バカ
なのだろう。そして、研究費を独占しているのだろう。この者たち
こそ、震災や原発事故の真の加害者と言えるのではないか?

036-42
地震は、発生しなかった期間が長いほど、すなわち、発生が先に延
びるほど、大きく強いものになる場合が多い。だが、彼らの大予言
では、これから「30年」間は「M8」で不変ということになる。

036-43
また、地殻の歪みというものは、たまりきる前に、あまり大きくな
い地震が発生することにより、小さくなることがある。そういった
ことも、彼らの大予言では考慮されていない。

036-44
彼らは、このたびの東日本大震災の影響で、東海地震の原因となる
地殻の歪みが増したと主張する。ならば、なぜ、東日本大震災の原
因となった地殻の歪みのことは全くわからなかったのか?

036-45
彼らは、また、南海地震や東南海地震を絡める形での『100〜150年
周期説』を唱え、大予言を正当化しようとしている。だが、地震が
周期的なものになる理由(メカニズム)の説明は、無い。

036-46
それで地震の確率を%一桁まで予測できるとは、驚きだ。さらに、
「地震の周期性が、いつの時代から始まったのか?」の説明も、無
い。これでは、数字表現で科学を装っただけの宗教である。

036-47
要するに、地学系の学者の中には、本当は眼が見えないくせに『神
の眼』を持つふりをしている学匪どもが存在するということだ。そ
して、これが、マスコミの言う「権威」の正体なのである。

036-48
彼ら学匪どもは、事実を解明できず、代わりに嘘を煽って甘い汁を
吸おうとする。だから、彼らは政治とベッタリなのである。政治家
の側も、彼らを利用して利権を貪ろうとする。

036-49
なぜ、このような学匪どもが学者面していられるのか? それは、
地学という分野が、直接的な検証が困難な場合が少なくない(∴反
証されにくい)分野だからだ。

036-50
忘れてもらっては困るのは、「気象」や「気候」もまた、地学に属
する分野であるということである。ならば、地球温暖化説などとい
うニゼ科学が力を得ているのも、全く不思議ではなかろう。

036-51
そして、このニセ科学により、「天災」は忘れられ、防災や原発事
故対策に必要な金が失われたのである。従って、本来なら、学匪ど
もや利権屋どもは失脚させられなければならないはずなのだ。

036-52
ところが全く呆れたことに、今の日本国政府は、逆に、震災前にも
増して、この者たちに、活躍の場や権益を与える方針なのである。
それも復興遅れや財源等の問題を招いてでも…である。

036-53
ちなみに、福島第一原発事故後に爆発的に活発化した脱原発運動の
実態は、自然エネルギー利権獲得運動である。こういう運動をする
連中は、決して「自粛」などしないのである。

036-54
笑うべきことに、彼ら利権屋どもは、自らのタカリ行為により、自
然エネルギー価格を押し上げ、その普及を妨げてしまっている。彼
らは、確かに、自然環境保護に貢献しているのである。

036-55
なぜなら、前にも言ったように、自然エネルギーは、自然界からの
搾取によって得られるエネルギーなのであり、それ故、自然に最も
直接的に負担をかけることになるエネルギーだからである。

036-56
一方、自然エネルギー価格を抑えるためには、それに関与する人間
の数の削減が欠かせない。なのに実際には呆れるほど多くの運動家
やらNPOやらがタカっている。これでは安くなるはずがない。

036-57
脱原発(≒自然エネルギー推進)をやっても、既に起きてしまった原
発事故は収束しない。事故後のヒステリックな脱原発ブームは、目
の前の問題からの逃避にすぎない。

036-58
また、日本だけが脱原発しても、あまり意味は無い。なぜなら、中
国などの新興国は、今のところ、原発推進路線を変える気が無いか
らである。

036-59
そう言えば、日本で「脱原発」を叫んでいる者たちは、中国などに
対しては脱原発を求めようとはしない。彼らの正体が何者かは、も
はや明白であろう。

036-60
ちなみに、中国は既に太陽光や風力発電の分野に進出している。価
格競争になれば、先進国に勝ち目はない。愚かな先進国は、自分た
ちが煽ってきた悪徳商法の餌食になろうとしている。

036-61
思い出して欲しい。原発は、事故前までは「環境(に優しい)エネル
ギー」と言われていたのだ。環境省も、これに賛同していた。なら
ば、自然(再生可能)エネルギーについても疑うべきだろう。

036-62
何しろ、今が一番騙されやすい時である。あまりに多くの人が原発
事故や電力不足等のせいで冷静さを失っている。そこで、次に、自
然(再生可能)エネルギーの騙しの手口暴きをしてみたい。

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