021-01
極地(北極、南極)が寒気の宝庫であることは、否定し得ない事実である。だが、寒気を生み出す条件を満たす領域は、極地だけではないはずだ。

021-02
寒気は、空気(大気)が熱エネルギーを失うことによって生じる。したがって、空気が熱エネルギーを失うことが出来る領域は、全て、寒気を生み出す領域となり得るのである。

021-03
たとえば、寒流が流れる海上では、夏頃には「海水温<気温」となりやすいため、空気(大気)が海水によって冷やされ(熱エネルギーを失って)、寒気(冷たい空気)が生じやすくなる。

021-04
この場合、冷やされた空気は、重くなって沈むため、下降気流となり、その結果、高気圧が生じる。寒気(冷たい空気)は、こうして生じた高気圧から吹き出してくることになる。

021-05
梅雨期に現れるオホーツク海高気圧は、その種の高気圧の一例である。この高気圧から吹き出してくる冷たい空気が、(温度差すなわち)梅雨前線を生み出す一因となる。

021-06
一方、地球上には、季節を問わず(ただし、時間帯に制限がある場合が多いが)寒気を生み出す領域がある。それは、内陸部である。特に、大陸の内陸部は、無視できない領域だ。

021-07
陸地は、海(水)と比べると、比熱が小さく(∴冷めやすく)、また、放射冷却が起こりやすいので、夜間の冷え込みが厳しい。それ故、寒気の発生地となり得るのである。特に、内陸部は。

021-08
また、海から遠いほど海の影響は少なくなるので、強い寒気が発生し得る。大陸の内陸部は、まさにそうだ。しかも面積が広いため、寒気の発生量が多くなる。故に、無視できない領域なのだ。

021-09
陸と寒気(発生)との関係は、知っているはずなのについ忘れてしまうことの一つである。南極が北極よりも寒いのは、(海ではなく)大陸だからだ。

021-10
話が若干逸れたついでに言うと、日本に冬の寒さをもたらす季節風の実体である冷たい空気は、(主に)シベリアで生じたものだ。陸は、天然の空気冷却装置とでも言うべき働きを(も)するのである。

021-11
もちろん、陸は、その逆の働きをもする。たとえば、回帰線のあたりに多く分布する砂漠地帯では、昼間は灼熱地獄の熱さとなる。しかし、そのような地域でさえも、夜間は冷え込むのである。

021-12
そして、実は、ここに重要なヒントが隠されている。それは、寒気の発生に、水の少なさ、すなわち、乾燥が深くかかわってくる…ということである。

021-13
雲は、地表から宇宙への放熱(放射冷却)を妨げる。それ故、寒気が発生するためには、雲が無い方がいい。そして、そのためには、雲の源となる水という物質が少ない(乾燥した)方がいい。

021-14
一方、陸には、雲を発生させられるだけの量の水は存在しない。放熱(→寒気発生)を阻害するのに必要な水は、風により(水蒸気や雲の形で)海から運ばれてくるのである。

021-15
したがって、水を陸に運ぶ風が弱まれば、陸からの放熱を阻害する雲は減り、寒気が発生しやすくなるわけである。そして、今日では、それを実現し得る人間活動が活発化してきている。

021-16
その人間活動というのが、もうお分かりのように、風力発電なのである。水を陸に運ぶ風を弱めることで、陸からの放熱を阻害する雲を減らし、寒気を発生させやすくするわけだ。

021-17
風力発電は、(風による)温度差緩和を阻害するという形でも、寒気を発生させやすくする。海との熱交換が阻害されれば、(冷えにくい)海水温の影響を受けずに済むからだ。

021-18
このように、風力発電は、陸での寒気の発生をしやすくするのである。そして、そのせいで発生した寒気は、人為的で不自然な寒気なのであるから、異常や異変の原因となるのである。

021-19
ところで、寒気が異常や異変の原因となるのは、それが移動することにより、不自然な温度差が(移動先で)生じるからである。そこで問題になってくるのが、寒気の移動方向である。

021-20
たとえば、寒気が(大気の大循環等により)低緯度へ移動すれば、当然、大きな温度差が生じる。だが、陸で発生した寒気の場合は、東西方向への移動でも、かなり大きな温度差が生じ得るのだ。

021-21
その理由は、海の存在である。どの緯度線上においても、陸は(完全な)地続きにはなってはいない。それ故、東西方向に進めば、必ず、海上に出てしまう。

021-22
一方、海水は陸地よりも冷えにくいため、(陸で発生した)寒気が海上に移動すると、温度差が生じ得る。以上のようなわけで、東西方向への移動でも、温度差が生じ得るわけである。

021-23
ちなみに、大陸の内陸部で発生した寒気を東西方向に移動させるのは、中緯度では偏西風、低緯度では貿易風である。つまりは、低気圧などの移動と同じだ。

021-24
このように、極地(南極、北極)以外の場所、すなわち、大陸の内陸部でも、寒気は発生するのである。しかも、緯度を考えると、こちらの方が、大きな温度差を生じさせやすい。

021-25
確かに、極地の寒気の方が温度は低い。だが、高緯度に存在するため、それほど大きな温度差は生じさせない。その影響は、じわじわと、予測が比較的容易な形で、及んでいく。

021-26
一方、(南極以外の)大陸の内陸部で発生した寒気の影響の及び方は、予測が困難な場合が多い。その理由は、その種の寒気が、分布が発生場所から丸ごと移動してしまう移動性の寒気だからである。

021-27
陸での寒気の発生には、たとえば夜間だけというふうに、時間制限がある場合が少なくない。つまり、発生が途切れるのだ。このため、移動させられると、塊状になってしまうのである。

021-28
ちなみに、この種の寒気は、発生時に極地の寒気とつながるように分布していた場合には、まるで寒気の一部がちぎれて移動してきた(寒気である)かのように見えることになる。

021-29
それはともかく、この種の寒気が塊状の移動性であることは、その影響の及び方を予測困難なものにしてしまう原因となることなのである。なぜなら、そのような寒気は不安定だからだ。

021-30
以前、説明したように、寒気には上昇気流を発生させる能力がある。だが、上昇気流が発生すると、寒気の状態が変わってしまう(安定していられない)のだ。

021-31
たとえば、寒気が地表(主に海)に温められて上昇する場合について説明するならば、上昇は位置という状態が変化してしまう現象ということになる。

021-32
また、(寒気が)自分と出合った暖気を上昇させる場合については、上昇する暖気に引きずられる形で寒気自身も上昇する。故に、これまた、寒気の状態が変わってしまう現象ということになる。

021-33
さて、寒気が上昇していってしまうと、気圧が低下するので、残りの寒気が流れ込む。このため、寒気に運動が生じることになる。これは、寒気の分布状態を変えてしまう原因となり得る。

021-34
そして、寒気の分布状態が変わってしまうと、上昇気流の発生のし方も変わってしまうことになる。こうしたことが、解析を面倒なものにし、予測を困難にするのである。

021-35
もっとも、上昇するのは寒気のうちの一部だけである。したがって、寒気の量が十分に多ければ、寒気の分布状態は少しづつしか変化せず、故に、予測はそれほど困難にはならない。

021-36
また、寒気が運動していても、寒気の発生が続いていて、上昇していった寒気を補っている場合は、寒気の分布状態の変化は少なくなるので、この場合もまた、予測はそれほど困難にはならない。

021-37
極地の寒気は、量が非常に多く、また、その発生が続くので、その分布状態は、目まぐるしい変化のし方はせず、比較的安定している。それ故、その影響は、予測が比較的容易なものになる。

021-38
対して、陸で発生した塊状で移動性の寒気は、その量が限定的で多くなく、しかも発生場所から離れてしまっているため、その分布状態は不安定になる。それ故、その影響は、予測が困難になるのだ。

021-39
ところで、極地の寒気は、陸で発生する寒気と、全くの無縁であるというわけではない。陸で発生する寒気のせいで、分布状態が変化させられてしまうことがあるのだ。

021-40
つまり、陸(特に大陸の内陸部)で発生する寒気は、暖気や自分自身だけでなく、自分よりも高緯度に存在する極地の寒気をも動かしてしまう働きをすることがあるのである。

021-41
何度も言うように、寒気には上昇気流を発生させる能力がある。そして、上昇気流が発生すると、気圧が下がる。したがって、気圧が低い領域が生じることになる。

021-42
気圧の低い領域には、空気が吸い込まれていく。つまり、この領域に向かう空気の流れ(=風)、すなわち、空気の移動が起きるわけである。問題は、移動の方向だ。

021-43
たとえば、この(低圧)領域よりも低緯度では(以前も説明したように)、空気は低緯度から高緯度へ移動する。このため、低緯度から暖気が入ってきて、『疑似』温暖化する。

021-44
しかし、ここで重要になってくるのは、この(低圧)領域よりも高緯度での空気の移動方向である。そこでは、空気は高緯度から低緯度へ移動するのだ。

021-45
この高緯度から低緯度へ向かう空気の移動(動き)が、極地の寒気を低緯度へ移動させる、いわば“呼び水”のような働きをするのである。

021-46
確かに、気圧の低い領域に直接吸い込まれるのは、陸で発生した寒気である。だが、その量が限定的で多くなく、しかも発生場所から離れてしまっているということを思い出さなければならない。

021-47
このような量が有限でしかない寒気が高緯度から低緯度へ移動すれば、高緯度側では、空気が少なくなり、気圧が下がってしまう。このため、より高緯度から空気が移動してくることになる。

021-48
この空気の移動現象により、極地の寒気が低緯度に移動し張り出してくることになる。つまり、北(南)半球の場合で言えば、寒気の南下(北上)が起きることになるわけである。

021-49
陸で発生した寒気のこうした働きは、たとえば、秋から冬にかけての時期に、極地の寒気を低緯度に張り出させ、季節の推移を促す(中・低緯度を冷やす)ことを(も)するのである。

021-50
この働きがあるからこそ、中(低)緯度にも寒い冬が訪れるのだ。逆に言うと、それがなければハッキリとした冬は訪れないということだ。強い寒気が極地だけに分離して存在する状態になってしまう。

021-51
そんな極地の寒気を中(低)緯度に引きずり出し、その分布を均すのが、陸で発生した寒気なのである。つまり、大きな温度差のある高〜低緯度間の空気を攪拌(かくはん)する働きをするのだ。

021-52
それ故、季節というものは、徐々にではなく、かなり急激に(量子ジャンプ的に)移り変わるのである。したがって、その時期が少々ずれることは、決して異常なことではないのだ。

021-53
むしろ関心を向けなければならないのは、その原因となる“陸で発生する寒気”のことである。その発生頻度や量(規模)、移動のし方…等々が、気象や気候に重大な影響を及ぼすのだから。

021-54
陸で発生する寒気は、極地の寒気に比べて、規模が小さいために、軽く見られがちだ。そこに誤りがあるのである。小さいからこそ、気象や気候に多大な影響を与えるのだ。その理由は、次の通り。

021-55
寒気が気象や気候に大きな影響を及ぼすのは、空気(大気)を動かすからである。そして、なぜ空気が動くのかというと、寒気が温度差を生み出すからである。

021-56
つまり、(寒気が)自分よりも温かい空気や海水などと接することで、空気の運動が生じるのである。それ故、寒気の量よりも、(寒気が)他と接する面の大きさの方が、強く影響してくるのだ。

021-57
他と接する面が大きいほど、上昇気流が発生する領域も大きくなるので、それだけ大規模に空気が動かされることになる。そして、この面の大きさと深い関係にあるのが、寒気団の表面積なのだ。

021-58
寒気団の表面積が大きい方が、他(特に自分よりも温かい空気)と、より広い範囲で接することが出来る。つまり、他と接する面が大きくなるのだ。

021-59
一方、寒気の量が同じなら、細切れになった方が、寒気団の表面積(の総計)は大きくなる。それ故、小さな塊状になった方が、他と接する面(の総計)が大きくなるのだ。

021-60
陸で発生する寒気は、昼間に発生が途切れることで、細切れ状になりやすい。加えて、極地よりも低緯度で発生するため、より大きな温度差が生じやすい。

021-61
以上のようなわけで、陸で発生する寒気は(極地の寒気よりも)、空気を動かす働きが強く、それ故、気象や気候に重大な影響を及ぼすことになるのである。

021-62
このため、陸での寒気の発生のし方が今までと変わってしまうと、気象や気候に異変が生じることになるのである。陸で発生する寒気の問題は、気候変動問題の大きな盲点(の一つ)である。

021-63
陸そのものは滅多なことでは変化しないのであるから、陸での寒気の発生を変化させる原因となるのは、乾燥や熱交換不全など…ということになる。

021-64
既に説明したように、風力発電機は、乾燥と熱交換不全をもたらす。ビルなどの建造物も、これに準ずる。また、緑の破壊や、水の使いすぎは、乾燥の原因となる。

021-65
陸での放熱(→寒気の発生)は、陸の熱エネルギーが放出される方向の側に存在するもの、すなわち、陸の上に存在するもの…特に空気(大気)の状態に大きく左右される。

021-66
一方、空気の状態に最も直接的な影響を及ぼすのが、風なのである。そして、風に直接影響を及ぼすことになってしまう人間活動(の一つ)なのが、風力発電なのだ。

021-67
というわけで、風力発電は、陸での寒気の発生のし方を変えてしまうことになるのである。そして、この働きゆえに、風力発電機は、不自然な寒気を陸で発生させるアレルゲンとなるのである。

021-68
風力発電がもたらす乾燥や熱交換不全は、強い(∴不自然な)寒気を陸で発生させる。一方、陸で発生する寒気には、地球規模で空気を攪拌する働きがある。その働きが過剰になるのだ。

021-69
こうした大気攪拌のアレルギー反応とでも言うべき現象が、異常気象や気候異変を引き起こすことになるのである。そして、風力発電機は、そのアレルゲンなわけである。

021-70
陸で発生する寒気は、とかく軽視されやすい。それは、極地の寒気と比べて、量が少なく、寿命が短いからだろう。だが、気象や気候への影響は、むしろ逆に大きく、また、複雑で難解なのである。

021-71
極地の寒気は、確かに、強い寒さを(それも広範囲に渡って)もたらす。しかし、嵐などは(それほど)もたらさない。このため、気象や気候は、(非常に)寒い状態で(比較的)安定する。

021-72
これに対して、陸で発生する寒気は、それほど強い寒さはもたらさない。代わりに、嵐や、予測不可能性、『疑似』温暖化…等々といった、寒気とはイメージ的に結び付きにくい現象をもたらす。

021-73
それ故、それらの現象が陸で発生した寒気の影響であるとは認識されない場合が多い。だが、どんな素人でも、冬には、その影響を直接感じているのである。それは、冬の寒さだ。

021-74
冬、日本に寒さをもたらす季節風は、シベリアで発生した寒気が吹き出してきたものだ。陸が雪や氷で覆われてしまうと日光が反射され地表が温まらないので、昼間でも寒気が発生する。

021-75
また、高緯度地域では、それ以前に、光量・日照時間ともに極端に少なくなるために地表が温まりきれず、そのために寒気がほとんど一日中発生し続けることになる。

021-76
このように、冬は、陸で発生した寒気の影響をたっぷりと受けているのである。それさえ認識していない人が少なくないのだから、まして冬以外での影響が認識されていないのは当然のことであろう。

021-77
ちなみに、冬型の気圧配置である西高東低は、(西になる)陸で空気が冷やされ下降し地表に吹き出していること、すなわち、陸で寒気が発生していることを教えてくれるものだ。

021-78
このように、寒気は、陸でも発生するのである。決して極地だけでしか発生しないものなのではないのだ。ただ、発生しているのが非常に認識しにくいのである。特に冬以外の時期は。

021-79
たとえば、秋晴れの日の昼間は気温が上がるが、秋晴れの原因である移動性高気圧の実体は、陸で発生した寒気である。これなどは、最も認識しにくい例と言えよう。

021-80
中緯度の地表付近では、偏西風(夏は季節風)という南寄りの風が吹く(∴温かい)ために、地表の人間たちは、その実体が寒気であることが認識できないのだ。つまり、寒気は高空を経由するのである。

021-81
ちなみに、移動性高気圧は、春にも現れる。つまり、陸での寒気の発生が、冬にはほぼ常時起きていたのが、春には夜だけになり、途切れ方が大きくなっていくために、移動性高気圧になるのだ。

021-82
逆に、秋から冬にかけては、途切れ方が小さくなっていき、やがて、ほぼ常時発生するようになるのである。その結果、寒さをもたらすという、比較的認識しやすい形態になるのである。

021-83
つまり、陸での寒気の発生の途切れ時間の長さの伸縮が、その認識のしにくさを増減させるとともに、顕著な四季の変化を生み出すことになるのである。

021-84
日本は四季の変化に富んだ国である。つまり、陸で発生する寒気の影響を最も直接的に受ける国(の一つ)なのだ。陸で発生する寒気の影響無しに、日本の特徴的な気候は、あり得ないのである。

021-85
一方、日本の場合のような直接的な影響は受けない国や地域も、間接的な影響は受けているものなのである。陸で発生する寒気は、全世界の気候や気象を支配する最重要因子なのだ。

021-86
にもかかわらず、そのことが理解されないのは、現代人が差別好きで、面積の大きい物のことしか考えず、小さい物のことは無視したがるからである。ちなみに、前者は海、後者は陸のことだ。

021-87
つまり、海(すなわち、水)の働きのことしか考えず、陸の働き(放熱→寒気発生)のことは無視してしまうのである。面積が桁違いに異なるというわけでもないのに、何とも疑似科学的な差別だ。

021-88
ついでに言うと、『極地の寒気のことしか考えず、陸で発生する寒気のことは無視する』というのも、大きさの違いによる疑似科学的差別の一種であると言える。

021-89
陸である南極は、海である北極よりも、寒い。これは、陸が優れた放熱器であること、そして、小さな面積でも大きな働きをするということを示している。陸の働きは、極めて大きいのだ。

021-90
このことと、『陸で発生する寒気が気象や気候に与える影響の大きさ』とを考えるならば、『陸での寒気の発生に影響を与えるもの』が気象や気候に大きな影響を及ぼすことが分かるはずだ。

021-91
それは、海から運ばれてくる水や熱である。これらが、陸の放熱器(→寒気製造器)としての性能を大きく左右するのである。そして、これらを支配しているのが、これらを運ぶ『風』なわけだ。

021-92
それ故、人間が風の吹き方を変えてしまうようなことをしてしまうと、陸での寒気の発生のし方が不自然なものとなり、気象や気候がおかしくなってしまうのである。

021-93
風力発電は、原理的に、風の吹き方を変えてしまう人間活動(すなわち、自然への干渉行為)である。以上で、風力発電が不自然な寒気を発生させるメカニズムについての説明は十分であろう。

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