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 N┃→       仮想力線電磁気学
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●反エコ(環境)ファッショ特集 号外

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前回同様、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流用
記事での代用です。
体調が戻るまで、どうか御了承願います。


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-.改めて福島第一原発事故の本当の原因
  を考える <21>
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 半年に一回あるかないかの超スローペース配信で、すみません。
 今回も前半では、前回の続きとして、『改めて福島第一原発事故
 の本当の原因を考える』ことをテーマにしたいと思います。
 で、いつも(?)のように、最初に、毎回示している重要点を復
 習しておきたいと思います。

 まずは、事故が起きた本当の原因として、以下の三つですね。

 (1)自然災害の想定が低すぎた。

 (2)想定越えという事態を考えていなかった。故に、想定越
    えという事態に対する備えが全く不十分であった。

 (3)事故が起きた時のことを考えていなかった。故に、事故
    への対処がなっていなかった。

 それから、(1)の原因となった「日本の地(震)学」のお粗末
 ぶりを示す証拠として、以下の三つです。

 (A)「日本の地(震)学」者たちは、実は、地下のひずみの
    たまりを把握していない。

 (B)「日本の地(震)学」者たちは、実は、連動のメカニズ
    ムを解明できていない。

 (C)「日本の地(震)学」者たちは、実は、アウターライズ
    地震のメカニズムも解明できていない。

 以上のことを思い出していただいた上で、前回の話の続き(には
 なっていないかも。)を述べていきたいと思います。


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-.「想定」問題は『定性』問題ではなく
  『定量』問題である
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 東電を責め立てる連中の最も破廉恥なところは、「想定」問題を
 『定量』問題として正しく扱っていないことです。
 津波の高さの「想定」が低すぎたことが最も大きな事故原因とさ
 れていますが、「想定」とは定量的な概念であって、定性的な概
 念ではありません。
 従って、想定が低すぎたという問題は、定量的な問題として議論
 されなければならないはずなのです。
 つまり、数値の一致が必要なのです。
 傾向が一致するとかでは、全くの不十分なのです。

 ですから、たとえば、3mにしかならない数値が、15m超えとか
 になってしまっていたのでは、ダメなのです。
 まぁ、3mとしていたが、2・5mとか3・5mぐらいだったと
 いうのなら、まだ「誤差の範囲」と言えるのかもしれませんけど
 ね。
 でも、3mと15m超えとでは、とても「誤差の範囲」と言えるよ
 うなものではありません。
 これは完全にハズレです。
 ですから、このような数値の不一致は、「想定」問題では絶対に
 許されないことなのです。


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-.『定量』問題を『定性』問題にすり替
  える文系エリートの破廉恥
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 ところが、マスゴミや(一部の)司法関係者たちは、このことを
 無視して、東電有罪の裁きをしているのです。
 つまり、物理的な計算によって算出される津波の高さの数値が3
 mぐらいにしかならないのに、「15m超え」という完全に狂った
 数値をネタにして、「東電の責任」をでっち上げているのです。
 何とも破廉恥な連中です。

 なるほど、3m津波予想も、15m超え津波予想も、津波が起きる
 ことを予想しているものであるということにはかわりありません。
 ですから、定性的には一緒にしていいものなのかもしれません。
 でも、定量的には全くの別物です。
 彼らは『定量』問題を『定性』問題にすり替えていることになる
 のです。
 全く呆れた連中です。

 マスゴミも司法も、文系エリート(大卒以上)人間がほとんどの
 世界ですよね。
 これが文系エリート人間の世界の常識なのでしょうか?

 そんなこと、ないですよねぇ。
 文系(エリート)人間だって、『定量』問題と『定性』問題の違
 いぐらい、わかりますよね。
 まして、「3m」と「15m超え」の違いとなれば、「文系人間、
 ナメんな!」と言いたいところでしょう。
 ですから、「自分は文系人間だから…」なんて言い訳は通用しな
 いのです。

 ということは、マスゴミや(一部の)司法は、文系エリート人間
 の(中の)クズの溜まり場…ということになるのではありません
 か?


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-.物理的メカニズムの説明をしない破廉恥
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 東電による『15m超え予想』(以前、当メルマガでは『10m超え
 予想』としていましたが、正しくは『15m超え予想』だそうです。
 すみませんでした。)を振り回す連中の最も破廉恥なところは、
 M8クラス程度で、どうして15m超えもの津波が起きるのか?、
 その物理的メカニズムの説明をしないことです。

 津波は、物理現象です。
 ですから、物理的メカニズムの説明が必要なはずです。
 特に『定量』問題である「想定」問題の議論では、その説明は絶
 対に不可欠なものです。
 それが無い議論は、断じて科学とは言えません!

 そのことがわかると、報道や(一部の)裁判というものは、まこ
 とに非科学的なものであることがわかります。


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-.『プレート境界』問題を考えない破廉恥
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 M8クラス程度では、15m超えの津波は、物理的に説明がつきま
 せん。
 3m程度が妥当です。
 実際、該当地域では、M8クラスの時は、地形(波の干渉)の影
 響が無い場所では、3m以下の津波しか観測されていません。

 M8クラスで3mを超える数値(津波の高さ)になるためには、
 地形(波の干渉)の影響が極めて大きいか、そうでなければ、狭
 いエリアの(それも観測地点に極めて近い)海底が「猛烈」に跳
 ね上がるかでもしなければ、実現しません。
 ですが、福島第一原発の場合は、そのいずれにも該当しないので
 す。
 女川原発などの場合と異なり、地形(波の干渉)の影響も考えら
 れませんし、海底の「猛烈な」跳ね上がりも、当時の地震学の常
 識を前提とする限り、起こり得ないことです。

 その常識とは、もう飽きるほど何度も言っているように、「プレ
 ート境界は滑りやすい」説のことです。
 プレート境界が滑りやすいと、海底の大きな(猛烈な)跳ね上が
 りは起き得ないのです。
 物理的に。
 たとえ狭いエリアが対象であっても。

 大きく(猛烈に)跳ね上がるためには、大きく変形し(歪ま)な
 ければなりません。
 でも、そのためには、大きな力がかかる必要があります。
 そして、大きな力がかかるためには、プレート境界は滑りにくく
 なければならないのです。
 滑りやすいと、強い力がかかるような状態になると、滑ってしま
 うので、結局、強い力がかからなくなってしまうのです。
 だから、大きく変形できず、大きく跳ね上がることもできない。
 故に、15m超え津波を起こすことなど絶対にできないのです。
 物理的に。

 物理を無視するのが、文系エリート人間たちの世界の常識なのか?
 それとも、『プレート境界』問題を無視するのが、文系エリート
 人間たちの世界の常識なのか?

 どちらにしても、呆れた態度です。


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-.『原動力』問題を考えない破廉恥
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 『プレート境界』問題は、『原動力』問題と言えます。
 なぜなら、プレート境界の滑りやすさ(にくさ)は、海底の跳ね
 上がりを起こす歪みをためるための原動力と関係があるからです。
 つまり、マスゴミや(一部の)司法は、この『原動力』問題を完
 全無視しているのです。

 これは、マルクス主義にももとる態度です。
 マルクス主義でさえ、物質の運動の『原動力』を「物質の内部矛
 盾」と明かしています。
 まぁ、この教義が正しいかどうかはともかく、それでも自分なり
 に『原動力』問題に取り組んでいる(逃げていない)という点で
 は、マスゴミや(一部の)司法よりははるかにマシです。

 余談ですが、もし私がマルキストなら、「地下に歪みがたまった
 状態こそが、物質が内部矛盾した状態なのである」とでも、こじ
 つけていたと思いますね。
 海底の跳ね上がりも「運動」ですから。

 でも、マスゴミや(一部の)司法の文系エリート人間たちは、そ
 れすらしていない。
 ということは、彼らはマルキスト以下、もしくはマルキストです
 らない連中…ということになりますでしょう。

 文系人間であることに甘えて、『定量』問題を無視し、東電を魔
 女狩りの対象にしているマスゴミや(一部の)司法の文系エリー
 ト人間たちは、やはり人間のクズとしか言いようがありません。


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-.「中世の暗黒時代」は司法がもたらした
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 日本では、長年、地動説迫害・天動説強制に象徴される「中世の
 暗黒時代」をもたらしたのは宗教であるという科学史教育が行わ
 れてきました。
 でも、これは全く学ぶ者を愚弄しきった教育です。

 まず第一に、キリスト教は、もともと天動説とは無関係な宗教で
 あることです。
 科学にストーカー行為を働いたのは、宗教ではなく、当時の宗教
 世界、すなわち、人間たちです。

 第二に、異端者たちを迫害したのが『司法』であるという事実を
 隠していることです。
 ガリレイたちを裁こうとしたのは、当時の『司法』です。
 その他の異端者たちを火炙りの刑とかにしたのも、『司法』なの
 です。
 ついでに言っておくと、魔女裁判も『司法』の所業です。

 そう、暗黒時代の蛮行は、全て『司法』の仕業だったのです。
 この事実を隠してきた従来の科学史教育は、まことに欺瞞に満ち
 た教育と言わざるを得ないのです。


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-.司法も暴力装置である
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 当時、欧州の司法は、宗教界に牛耳られていました。
 そのため、宗教界の教義が「法」となっていたのです。
 ですから、それに逆らう者は、「法に基づいて」裁かれることに
 なっていたのです。

 もし宗教界が司法の権限を有していなかったら、宗教界に科学の
 健全な発展をあれほどまでに阻害されることはなかったことでし
 ょう。
 宗教界がどうわめこうが、無視すればいいだけのことですから。

 でも、司法は宗教界に牛耳られていた。
 それも、西洋オカルト思想に毒された宗教界に。
 だから、迫害が起き、科学の健全な発展が阻害されてしまったの
 です。
 司法もまた、権力の一つであるという事実を忘れてもらっては、
 困ります。

 こうしてみると、司法もまた、暴力装置であることがわかるでし
 ょう。
 そして、サヨクは、この暴力装置を存分に利用しているのです。


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-.「法にのみ基づ」く者は、法以外のもの
  は無視する
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 ついでですから、『司法』と関係のある話を、もう一つだけ、し
 ておきたいと思います。
 それは、『法にのみ基づいて判断する者は、法以外のものは無視
 したがる傾向が見られる』ということです。

 考えてみれば、これはごもっともなことですよね、
 『法にのみ基づく』ということは、『法以外には基づかない』と
 いうことなのですから。

 どんなに卑劣で残忍な悪行でも、それが「法」において「罪」と
 定められている行為でなければ、「罪」にはならないわけです。
 『法にのみ基づいて』判決を下すならば。
 いますよねー、そういう裁判官って。

 法以外のものを無視するのなら、物質の法則を無視するのも平気
 でできてしまうことでしょう。
 『物質の法則』は「法」とは違うのですから。
 物理的メカニズムの問題も、「法」ではないから、無視してかま
 わない。
 なるほど、東電に勝ち目は無いわけです。

 インテリ・エリート気取りをしたがる連中は、よく、「法にのみ
 基づいて…」というやり方を「客観的で科学的で公正な態度だ」
 として、崇めたり、真似したりしますが、これはとんでもないこ
 とです。
 「法にのみ基づく」とは、「法」以外は無視するということなの
 ですから。
 ですから、少なくとも、そんなやり方が科学的であるわけがない
 のです。
 故に、科学的議論が必要な「想定」問題に関して、公正であるわ
 けがないのです。

 司法に科学を仕切らせては、絶対になりません。
 そんなことを許せば、中世の時代の欧州のような「暗黒時代」が
 到来することになります。

 もうおわかりのように、サヨクは『司法』という「暴力装置」を
 利用して、科学を押さえつけようとしているのです。
 このような「いつか来た道」は、徹底的に封じ込めなくてはなり
 ません!

                     (次回に続く)


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-.人殺しのニセ科学=『おしめり気象学』
  を斬る!<12>
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 さて、ここからは、後半の、人殺しのニセ科学=『おしめり気象
 学』を斬る話です。
 ホシュ・ウヨクにも、『おしめり気象学』の信者が多いようです
 ね。(スケベ!)
 だから、地球温暖化説を信じることができるのでしょう。

 そこで今回は、全く番外編的な話で申し訳ないのですが、そんな
 ホシュ・ウヨクたちがもたらしてくれた災いについて触れようと
 思います。(前半部分が長くなりすぎたので。)


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-.贋(がん)薬にもならなかった疑似科
  学依存説法
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 「もんじゅ」が廃炉にされることになっちゃいましたよね。
 何でも、コストが問題なのだとか。
 だったら、再生可能エネルギーこそ、やめてしまうべきではない
 か?

 それはともかく、むなしいのは、ホシュ・ウヨクたちが展開して
 きた「地球温暖化防止のために原発(「もんじゅ」も原発の一種)
 は必要だ」説法です。

 全然、効果無かったじゃないすっか〜あっ!
 贋薬(本当は効き目の無い薬を、効き目のある薬と偽って、服用
 させる薬。神経性の痛みとかに効果があるのだとか。)にすら、
 なってませんよねぇ、これ。
 どーすんだよぉ?

 ま、インチキだらけの疑似科学に依存した説法で、世間を説得で
 きるわけがないのですけれどね。
 最初からこうなるのは、わかりきっていたことです。

 問題は、ホシュ・ウヨクたちが、そのことを事前に認識せず、今
 も認識していないことです。
 効果が無いとわかっていることに固執するなんて、サヨクと同じ
 じゃん!
 また、自分たちの落ち度を認めないのも、サヨクと同じじゃん!

 だから私はホシュ・ウヨクも嫌いなのです。


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-.かえって原発・原子力の信頼性を損ね
  ることに
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 それに、ホシュ・ウヨクの説法は、かえって原発や原子力の信頼
 性を損ねるものです。
 「な〜んだ、原発って、地球温暖化説と同じくらい、いい加減な
 ものなの?」という印象を受け手に与えてしまいますからね。
 つまり、逆効果なのです。

 これも最初からわかっていたことなのですが、ホシュ・ウヨクは
 聞く耳も、自ら気付く知能も、無し。
 指摘されても、結果を見ても、反省する意思無し。
 ったく、つける薬無しです。

 「もんじゅ」に限らず、日本の原子力が完全に潰れきったとした
 ら、その一番の功労者は、ホシュ・ウヨクたちでしょう。
 何しろ、彼らは、脱原発主義者批判や低線量放射線有害論者批判
 の際、地球温暖化説批判論者や再生可能エネルギー批判論者を特
 に強く(雑誌などでは、特別に大きく紙面を割いて)叩いてきた
 連中なのですからね。
 たとえば、環境のウソ暴きで有名な武田教授とかを。
 脱原発論や低線量放射線有害論を唱えているのは、何も武田教授
 らのような地球温暖化説批判者や再生可能エネルギー批判論者た
 ちだけではないはずなのに…。
 地球温暖化説肯定論者や再生可能エネルギー推進論者たちの方が、
 むしろ圧倒的多数派なのに…。
 このエコ贔屓ぶりは、何?

 やっぱり、全く虫の好かない連中です。

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