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N┃→ 仮想力線電磁気学
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●反エコ(環境)ファッショ特集 号外
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前回同様、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流用
記事での代用です。
体調が戻るまで、どうか御了承願います。
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-.本題に入る前に誤字のお詫び
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前回、【要するに安倍政権は放り出したってことです】という項
で、「前面」とすべきところを「全面」としてしまいました。
訂正し、お詫び申し上げます。
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-.改めて福島第一原発事故の本当の原因
を考える <18>
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今回も前半では、前回の続きとして、『改めて福島第一原発事故
の本当の原因を考える』ことをテーマにしたいと思います。
まずは、毎回示している重要点を復習しておきたいと思います。
まずは、事故が起きた本当の原因として、以下の三つですね。
(1)自然災害の想定が低すぎた。
(2)想定越えという事態を考えていなかった。故に、想定越
えという事態に対する備えが全く不十分であった。
(3)事故が起きた時のことを考えていなかった。故に、事故
への対処がなっていなかった。
それから、(1)の原因となった「日本の地(震)学」のお粗末
ぶりを示す証拠として、以下の三つです。
(A)「日本の地(震)学」者たちは、実は、地下のひずみの
たまりを把握していない。
(B)「日本の地(震)学」者たちは、実は、連動のメカニズ
ムを解明できていない。
(C)「日本の地(震)学」者たちは、実は、アウターライズ
地震のメカニズムも解明できていない。
以上のことを思い出していただいた上で、前回の話の続きを述べ
ていきたいと思います。
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-.自衛隊も証明している国の想定のメチャ
低さ
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国の想定(津波高さ)が実際に襲来した津波の高さよりも低いも
のであったことは、多くの被災事実により証明されていることで
す。
あれが「異常に巨大な天災ではなかった」という文部科学省の言
い分は、真っ赤な大嘘です。
文部『科学』省があんなことを言うということは、そして、また、
それに対する批判が無いということは、あれが我が国の「科学」
の実態レベル…ってことですよね〜。(笑)
そんなふうに世界から見なされちゃって、いいんでしょうかぁ?
国の想定(津波高さ)が実際に襲来した津波の高さよりも低いも
のであったことは、実は、自衛隊も証明していることなのです。
自衛隊機が津波に流されちゃいましたでしょう。
国の想定が十分なものだったのなら、なぜ自衛隊機は流されちゃ
ったのでしょう?
不思議、不思議、超〜不思議!
それとも、国の想定は十分高いものだったが、自衛隊の想定が低
すぎたのでしょうか?
だとしたら、自衛隊(や防衛省)は、たるんでますよね。
日頃、自衛隊のことを悪く言って攻撃しているサヨクやマスゴミ
は、なぜ、この件では自衛隊ことを非難しないのでしょうかぁ?
歴代の防衛大臣や防衛省の官僚たちは、一体、何をしていたので
しょうかぁ?
またまた不思議、不思議、超〜不思議!
自衛隊機が流されてしまったのは、国の想定が低すぎたからです。
国の想定は、自衛隊機が止めてあった空港の海抜高度を下回るも
のだったのです。
国が大嘘を吐いていることが、このことからもわかるでしょう。
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-.国防をも危うくするジャンク科学
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余談ですが、自衛隊がこのことを言わないのは、正直言って、少
々ムカつくことです。
これは、自衛隊が政治家や防衛省官僚(背広組)の言いなりであ
ることを示しています。
マスゴミは制服組をまるで危険物か何かのように言いますが、そ
れが如何に的外れなことであるか、このことからもわかるでしょ
う。
というか、マスゴミのやっていることは、かえって有害です。
これは、国防に役立つことを言ってくれる現場の人たちが抑えら
れているということなのですから。
一つ気付かねばならないことがあります。
それは、『お粗末な「日本の地震学」が、国防までをも危うくし
ている』という事実です。
国防関連事業に必要な自衛隊機が、やられた(流された)のです
よ!
「日本の地震学」は、国防をも危うくしているのです。
「日本の地震学」を批判している私と、逆にそれを「日本ブラン
ドだから」ということで批判しない(庇う)者たちと、一体、ど
ちらが愛国者的または社会的でしょうか?
国防をも危うくするジャンク科学を批判することは、「トンデモ」
とか「攻撃的」と評価されるべきことなのでしょうか?
私は、それを問いたいのです。
もはや言うまでもないことですが、マスゴミが「日本の地震学」
を庇う(ヨイショまでする)のは、当然のことなのです。
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-.国が東電の10m越え予想を必要とした
のは…
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国の想定が低すぎたことを証明する証拠は、他にもあります。
それは、東電による10m越え(当時としてはトンデモ)予想です。
マスゴミは、これを、東電ヘイト(?笑。バッシング。)のネタ
に利用してきましたよね。
東電は隠していた、震災の数日前にやっと国に報告した、官邸に
は上げられていなかった、だから官邸は知ることができなかった
のだぁ…と。
でも、それって、どこから見ても「官邸」庇いのための屁理屈で
しょう。
国の想定が十分な高さだったのだとしたら、東電の10m越え予想
など、全く必要とはしなかったはずです。
それを必要としたのは、国の想定が東電の10m越え予想よりも低
いものだったからです。
国とマスゴミの共同謀議(?笑)は、完全バレバレです。
要するに、事故当時の政権が、マスゴミが支持する菅=民主党政
権であり、なおかつ、国の想定が低すぎたから、あのような戯け
た屁理屈をマスゴミはこね回してきたのです。
地獄に落ちろ!
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-.余震津波予想が2〜3mだったのは…
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国の想定は、おそらく3m程度だったはずです。
そのことは、前回の話からもわかると思います。
ここでは、その間接的な証拠となる話をもう一つしたいと思いま
す。
震災後、超〜人気(?笑)になったものの一つに、アウターライ
ズ地震があります。
毎回、冒頭部分の(C)で(項目だけではありますが)取り上げ
ていますよね。
いわゆる余震の一種です。
で、そのアウターライズ地震による津波の、専門家による予想高
さが興味深いのです。
NHKが震災直後にヨイショした某学者たちによる予想では、震
災並み(すなわち、10m越え)でした。
でも、この予想は、いつまで経っても当たりませんでした。
理屈がいい加減なのですから、当たらないのは当然のことです。
そこで、NHKは、もっとまともな学者に意見を求めました。
すると、その学者の(地形の影響が無い)予想高さは、2〜3m
だったのです。
これは興味深い類似です。
3mにかなり近いでしょう。
しかも、マグニチュードの予想値は、確か、8クラスだったと思
います。
国の想定マグニチュード値は8・6だったのですから、この類似
性は無視できないことでしょう。
もちろん、アウターライズ地震と(震災本震の)プレート境界型
地震とでは、メカニズムが違うので、単純に「全く同じことが…」
というわけにはいかないとは思います。
しかしながら、それでも、これは無視はできない類似だと思うの
です。
情況証拠が揃いすぎです。
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-.国にとってもトンデモだった東電10m
越え予想
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東電が予想した10m越え津波が、国の想定を(遙かに)上回るも
のであったことは、どう見ても事実です。
マスゴミは、これを東電ヘイトのネタに利用してきましたが、た
とえ直ぐに国に報告したとしても、国には相手にされなかったに
違いありません。
何しろ、国の想定を圧倒的に上回る予想なのですから。
官僚たちが官邸に上げなかったのは、無理もないことです。
たとえ上げたとしても、今度は官邸から相手にされなかったこと
でしょう。
何しろ、当時の政権与党は『原子力53%』を公約にしていたので
すから。
そんな話、聞きたくもなかったはずです。
東電が震災の数日前まで隠していたとか、官僚たちが官邸に上げ
なかったといった話が本当の話なのか?ということは、もはやそ
れほど重要な問題ではありません。
重要なのは、国の想定が、東電の予想(≒実際に襲ってきた津波
の高さ)よりも、ずっと低いものであったという事実です。
この事実を無視した文部科学省を絶対に許してはなりません!
それはともかく、どうして3mぐらいが妥当なM8・6で10m越
えが可能になるのでしょうか?
女川原発のある場所のように、地形とかの影響があるのならとも
かく、福島第一原発のある場所では、それはあり得ないことのは
ずです。
なぜ『3m』が『10m越え』にもなるのか?
そこには、何かトリックが必ず用いられているはずです。
それを以下の部分で追求してみましょう。
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-.狭いエリアで大きな跳ね上がりが起き
ればOK
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高い津波が起きるためには、海底の跳ね上がりが大きくなければ
なりません。
そのためには、プレートの跳ね上がりが大きくなければならない。
ところが、プレートの跳ね上がりが大きくなると、マグニチュー
ドが大きくなってしまうのです。
では、マグニチュードが大きくならないためには、どうあれば良
いのでしょうか?
答えは、「跳ね上がりの起きるエリアが小さければ良い」です。
跳ね上がりの大きさが同じである場合、跳ね上がりの起きるエリ
アが小さいほど、マグニチュードは小さくなるのです。
以上のことから、あまり大きくないマグニチュードで高い津波が
起きるためには、(プレートの)大きな跳ね上がりが小さなエリ
アで起きれば良いということがわかります。
ですから、M8・6でも10m越え津波は、理論上は確かに可能な
のです。
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-.「すべりやすい」説と完全に矛盾!
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ただし、それには条件があります。
それは、プレート境界が「すべりにくい」ことです。
プレートの大きな跳ね上がりが起きるためには、プレートを大き
くひずませ(変形させ)なければなりません。
でも、そのためには、大きな力が必要です。
プレート境界が「すべりやすい」と、大きな力がかかる前に、す
べってしまいます。
これでは、大きな力をかけることができず、故に、プレートを大
きくひずませる(変形させる)ことはできません。
ですから、プレート境界が「すべりにくい」ことが絶対に必要に
なるのです。
もうお気付きのように、これは当時の定説と完全に矛盾する条件
です。
したがって、理論的には絶対にあり得ないことだったのです。
ならば、軽視・無視されて当然のものだったことになるはずです。
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-.二重の破廉恥
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仮に、この『大きな跳ね上がりが小さいエリアで起きる』現象が
実際に起きたのだとしても、悪いのは、プレート境界は「すべり
やすい」としてきた「日本の地震学」であって、それを出し渋っ
ていた東電ではありません。
少なくとも、定説に反する説のことを「トンデモ」などと口汚く
罵ってきた連中に、東電を非難する資格はありません!
東電10m越え予想をネタにしておきながら、それが世に出るのを
妨げたのが「日本の地震学」であることを認めないのは、まこと
に破廉恥なことです。
そんなにジャンク科学が大事なのか?
それに、東日本大震災で実際に起きたのは、『(プレートの)大
きな跳ね上がりが小さなエリアで起きる』現象ではなかったので
す。
『確かに「小さい」とは全く言い難いけれども、それでも東電の
予想ほどは大きくはない(プレートの)跳ね上がりが、広い範囲
で起きた』現象だったのです。
この違いを完全無視しているという点でも、超〜破廉恥です。
東電を攻撃してきた連中は、このように二重の破廉恥をやってき
たのです。
よっぽど破廉恥がお好きなようですねぇ。
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-.一部の数字の類似性だけで決めつける
破廉恥
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そもそも、M8・6で10m越えになるのなら、M9の東日本大震
災では、その何倍もの高さ(数十m!)になっていたはずです。
そうなれば、東北電力の女川原発だって、事故を起こしていたは
ずです。
というか、東北の太平洋側の自治体は全滅だったはずです。
生存者など皆無に等しかったはずです。
このこと一つ見ても、東電の10m越え予想をネタにすることが如
何にナンセンスなことであるかがわかるはずです。
マスゴミのやっていることは、『一部の数字の類似性だけをネタ
に決めつけ、騒ぎ立てる』という破廉恥です。
なるほど、東電の予想も、実際の津波も、10m越えという点では
一致してはいますね。
でも、中身は全然別物なのです。
破廉恥と言えば、こうしたことを指摘しない「日本の地震学者」
どもも同じです。
彼らは、科学者と呼ぶに全然値しない連中です。
せいぜい、競馬や株価の予想屋か、占い師並みといったところで
す。
それとも、東電の10m越え予想はM9を想定したものだったので
しょうか?
だとしたら、ますますもって、あの巨大津波を「異常に巨大な天
災」としなかった文部科学省の説明は大嘘だったことになるでし
ょう。
何しろ、国のマグニチュードの想定は8・6だったのですからね。
(次回に続く)
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-.もう一つのお詫び
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今回は、時間不足で、後半の【人殺しのニセ科学=『おしめり気
象学』を斬る!<10>】は、お休みいたしました。
どうか、ご容赦願います。
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