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 N┃→       仮想力線電磁気学
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●反エコ(環境)ファッショ特集 号外

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前回同様、、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流
用記事での代用です。
体調が戻るまで、どうか御了承願います。


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-.改めて福島第一原発事故の本当の原因
  を考える <8>
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 今回も、前回の続きとして、これ(↑)をテーマにしたいと思い
 ます。
 まずは、前回も示した重要点を復習してきたいと思います。

 まず第一に、事故が起きた本当の原因として、以下の三つを示し
 ました。

 (1)自然災害の想定が低すぎた。

 (2)想定越えという事態を考えていなかった。故に、想定越
    えという事態に対する備えが全く不十分であった。

 (3)事故が起きた時のことを考えていなかった。故に、事故
    への対処がなっていなかった。

 そして、(1)の原因となった「日本の地(震)学」の未熟さを
 示す証拠として、以下の三つのことを指摘しました。

 (A)「日本の地(震)学」者たちは、実は、地下のひずみの
    たまりを把握していない。

 (B)「日本の地(震)学」者たちは、実は、連動のメカニズ
    ムを解明できていない。

 (C)「日本の地(震)学」者たちは、実は、アウターライズ
    地震のメカニズムも解明できていない。

 以上のことを思い出していただいた上で、前回の話の続きを述べ
 ていきたいと思います。


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-.人はなぜ解釈に騙されるのか?
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 真の科学を求める人たちにとって、解釈は最大の脅威です。
 なぜなら、科学を殺したり狂わせたりすることが、よくあるから
 です。

 疑似科学のほぼ全ては、解釈の産物であり、なおかつ、解釈によ
 り守護されているものです。
 解釈に依存している学説は、大抵、疑似科学です。

 ところが、世間では、解釈に依存している学説が、超〜人気にな
 るものなのですよね。
 ほんと、困ったもんです。

 東電の想定判断を誤らせた定説、プレート境界は「すべりやすい」
 説も、解釈づくめの世界です。
 後で述べるように、これには、震災(→原発事故)の前と後に、
 それぞれ一つずつ、二種類の解釈が用いられています。

 それにしても、人は、どうして、かくも解釈に騙されるのでしょ
 うね?
 検証に耐えられなければ、解釈など、ただの「こじつけ」にすぎ
 ないのに…。

 本題に入る前に、まずは、その理由を明らかにしておきましょう。


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-.事実をネタにしているから騙される
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 なぜ人は解釈に騙されるのか?
 なぜ、ただの解釈を、余すところ無く確証されている科学的事実
 などと勘違いしてしまうのか?
 それは、事実をネタにしているからです。

 解釈とは、あることと、あることとを、関連付ける行為です。
 ですから、通常は「○○だから□□ということになる」とか「○
 ○であることから、□□ということになる」という論理の形にな
 るわけです。

 で、そこに登場する「○○」や「□□」に事実(であること)を
 ネタとして用いられると、人はその解釈を科学事実と錯覚してし
 まうのです。
 なぜなら、見た目、事実をもとに論じているかのように見えてし
 まうからです。

 ですが、事実をネタにしているからといって、その論理が正しい
 とは全然限りません。
 たとえば、ジェット機が飛行すると飛行機雲が生じますが、だか
 らといって「飛行機雲によって、ジェット機は前に進むのだ」な
 どという論理を信じる人はいないでしょう。

 つまり、「○○」や「□□」が事実であったとしても、その論理
 が正しいとは全然限らないのです。
 重要なのは、「○○」と「□□」との関連付けが正しいのか?と
 いうことなのです。
 その関連付けが正しくないのなら、たとえ「○○」や「□□」が
 事実であったとしても、その論理は間違いになるわけですから、
 その解釈は誤りということになるのです。

 事実をネタにしているから科学的事実だなどと信じるのは、全く
 軽率な行為なのです。
 少なくとも科学的な態度ではありません。


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-.嘘も拡大解釈すれば真実になる
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 さて、それでは、東電が騙された『プレート境界は「すべりやす
 い」』説に用いられている解釈トリックを見ていくことにしまし
 ょう。

 まず一つめは、震災前に用いられた解釈トリックで、この学説を
 定説に成り上がらせた解釈トリックです。
 それは、拡大解釈というトリックです。

 この学説を定説にしたのは、ある地質調査です。
 ですが、プレート境界全体を隈無く精査できる地質調査など、現
 実には不可能です。
 ですから、その地質調査が、プレート境界が「すべりやすい」こ
 とを確証する調査であり得たはずがないのです。

 そこで、学者たちは、拡大解釈というトリックを用いたのです。
 つまり、「調査を行えた個所の地質がすべりやすい(壊れやすい)
 地質になっているのだから、調査が行えなかったその他の個所も
 も、同様に、すべりやすい(壊れやすい)地質になっているはず
 だ。」と拡大解釈したわけです。
 ちなみに、この拡大解釈には、「地質が異なっている証拠は無い
 (地質が同じであることを否定する証拠は無い)」という決めつ
 けが論拠になっていています。(かなり悪平等思想っぽいですよ
 ね、これって。)
 こうした拡大解釈トリックにより、本当は特定の個所の地質しか
 わからない地質調査を、プレート境界全体を隈無く精査できる地
 質調査に昇格させることが出来たわけです。

 実際に行われた地質調査が、調査できた個所の地質がすべりやす
 い(壊れやすい)地質であることを証明していたのは、『事実』
 です。
 この『事実』をネタにすることで、プレート境界全体のすべりや
 すさ(壊れやすさ)を導いてみせたわけです。
 つまり、特定の個所の地質がすべりやすい(壊れやすい)という
 調査結果(=事実)と、プレート境界全体がすべりやすい(壊れ
 やすい)地質であるということ(=結論)とを、結びつけること
 に成功したわけです。

 でも、それが「こじつけ」にすぎなかったことは、想定越え津波
 が発生したことで、完全に証明されたはずです。
 プレート境界(全体)が「すべりやすい」というのは、嘘だった
 のです。
 調査が行えた個所と地質が同じというのは、嘘だったのです。

 でも、嘘も拡大解釈すれば真実になるのです。
 少なくとも、嘘がバレるまでは。


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-.解釈は話を進化させる魔法である
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 このように、特定の個所の地質しか明らかにしていない地質調査
 も、拡大解釈というトリックを用いれば、全体を精査した地質調
 査に「進化」させられるのです。
 解釈は、話を進化させることのできる魔法なのです。

 こんな魔法が、「日本の地(震)学」の世界では頻繁に用いられ
 ているのです。


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-.科学の世界では拡大解釈は少しも珍し
  くない
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 いや、「日本の地(震)学」だけではありませんね。
 実際には、科学の世界では拡大解釈は少しも珍しくないことなの
 ですから。

 たとえば、「人間が卵を食べると、コレステロール値が上がる」
 説。
 これは、草食動物に卵を与えたところ、コレステロール値が上昇
 したという実験結果を、「人間にも同じことが言えるはず」と拡
 大解釈することによって捻り出された似非科学です。
 実際、人間で実験してみると、コレステロール値は増えないそう
 です。
 草食動物は自然界では卵なんか食べませんし、一方、人間は草食
 動物ではなく雑食動物です。
 従って、草食動物での実験結果をそのまま人間に適用するのは、
 全く科学的根拠を欠く行為だったのです。
 なのに、「日本の学者たち」は、盲信・狂信したのだとか。
 まったく、恥ずかしい話です。

 その他、低濃度のダイオキシンの恐怖も、そうです。
 低濃度のダイオキシンでも悪影響が出てしまう動物を使った実験
 結果をネタにした拡大解釈の産物です。

 それから、そうそう、低線量放射線の恐怖も、そうです。
 これには、二種類の拡大解釈トリックが用いられていますね。
 一つは、高線量での相関関係を、低線量にも適用するという拡大
 解釈トリック。
 そして、もう一つは、遺伝子修復能力のない生き物(精子でした
 っけ?)での実験結果をネタにした拡大解釈トリックです。

 このように、拡大解釈トリックは、科学の世界では少しも珍しく
 ないことなのです。
 ちなみに、拡大解釈トリックを最も好むのは、サヨクです。(笑)


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-.解釈は証拠乱用のテクニック
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 拡大解釈は、証拠乱用のテクニックと言えます。
 本当はその証拠ではない事実を、「その証拠」にしてしまうので
 すから。

 解釈が如何に危険なものか、ここまでの話からでも、よくわかる
 でしょう。


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-.拡大解釈は『つまみ食い』と本質的に
  同じ
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 ちなみに、拡大解釈トリックは、サヨクがよく用いる『つまみ食
 い』トリックと、本質的に同じトリックです。
 『つまみ食い』とは、(自分たちにとって)おいしいところだけ
 を拝借してきて、それをネタに、自分たちに都合のいい結論を捻
 り出す…というトリックです。
 で、気付いて欲しいのは、その拝借してきたものを、自分たちの
 都合のいいように利用するために、自分たちに都合のいいように
 (拡大)解釈していることです。
 ですから、本質的に同じトリックなのです。

 ということは、『つまみ食い』が好きな連中は、拡大解釈トリッ
 クも好きである可能性が高くなるでしょう。
 事実、サヨク学者たちも支持していたのですよ、プレート境界は
 「すべりやすい」という定説のことを。


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-.拡大解釈と人気ねつ造扇動の共通点
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 拡大解釈と似たものが、もう一つあります。
 それは、マスゴミがよくやる『人気ねつ造扇動』演出行為です。
 「今、○○が、超〜人気!」って、よくやりますでしょう。
 あれも、本質的に同じものなのです。
 なぜなら、一部の者たちにウケている事実をネタに、世間全体に
 ウケていると煽る行為だからです。
 これは、一部の者たちにしかウケていないことを、「世間全体に
 ウケている」と(無理矢理)拡大解釈している…ということでし
 ょう。

 マスゴミもまた、拡大解釈モノが好きな連中です。
 だから、低線量放射線有害説が大好きですし、地球温暖化説も大
 好きなのです。
 プレート境界は「すべりやすい」という定説も批判したがらない
 ですし…。(笑)


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-.嘘も定着してしまえば真実になる
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 既に述べたように、嘘も拡大解釈すれば真実になります。
 で、さらに厄介なのは、嘘は定着してしまうと真実になってしま
 うということです。

 なぜ、「嘘も百ぺん繰り返せば真実になる」のか?
 それは、嘘も、百ぺん繰り返せば、真実として定着してしまうか
 らです。

 これは、逆に言うと、定着するものであれば、百ぺん繰り返さな
 くても真実になるということです。
 事実をネタにした解釈には、定着させる効果があります。
 おそらく、プレート境界は「すべりやすい」説を百ぺん繰り返し
 た学者は、いなかったはずです。
 その効果の絶大さから、繰り返す必要は無かったでしょうからね。


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-.やはり検証を殺すのは政治
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 解釈屋が力を得ると、科学は死にます。
 検証も解釈されれば無意味になりますからね。

 そんな解釈屋に強い権限を与えているのが、今時の政治家どもで
 す。
 そうすることで、科学に干渉・介入してくるわけですね。
 もち、自分たちの利権のために。

 政治は、科学を殺す。
 検証を殺す。

 そういえば、河野談話の価値も、検証により反証されてしまいま
 したが、政府はそれを未だに破棄せず、存続させています。
 やはり、政治は検証を殺したがるものなのです。


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-.嘘も再解釈すれば真実になる
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 さて、次に、プレート境界は「すべりやすい」という説に用いら
 れる、もう一つの解釈トリックの話をしましょう。
 それは、再解釈トリックです。

 こちらは、震災(→原発事故)後に用いられるようになった解釈
 トリックです。
 これは、保身のための解釈トリックですね。

 学者たちは、震災(→原発事故)の直後は、自分たちが信じてき
 た定説、すなわち、プレート境界は「すべりやすい」説の誤りを
 (しぶしぶ)認めていました。
 ところが、その後、再び、定説は正しかった!と居直り始めた学
 者どもが続々と現れたのです。

 なぜ、そんな破廉恥なことが出来たのか?
 それは、「すべりやすいから、大きく動いた」説が登場したから
 です。

 もちろん、「すべりやすいから、大きく動いた」説は、全くのニ
 セ科学です。
 「すべりやすい」のでは、ひずみのたまりは説明できず、故に、
 動いたことも説明できません。
 でも、自分たちの保身を第一と考える破廉恥学者たちには、バカ
 ウケしたわけです。
 彼らを擁護する一部マスゴミ(たとえば、北海道新聞)にも、バ
 カウケしました。(笑)

 それはともかく、このニセ科学を捻り出すのに貢献したのが、再
 解釈トリックなのです。
 再解釈トリックとは、ある『原理的なもの』から導き出された結
 論が事実と矛盾した時に、事実をその『原理的なもの』に都合の
 いいように解釈し直すことで、その『原理的なもの』は「やっぱ
 り正しかった」としてしまうトリックのことです。
 つまり、『原理的なもの』と、その信者を守るためのトリックな
 わけです。

 普通の解釈では、結論と矛盾した事実は、その『原理的なもの』
 が間違いであることを証明する証拠になってしまいますよね。
 それを、その『原理的なもの』にとって都合のいいように解釈し
 直すわけです。
 そうすれば、その『原理的なもの』は、間違ってはいなかったこ
 とになりますでしょう。
 そういうトリックです。

 「すべりやすいから、大きく動いた」説は、「大きく動いた」と
 いう事実を、「すべりやすさ」に都合のいいように解釈し直した
 ものです。
 実際、すべりやすいと、動きやすいですよね。
 もっとも、その代わり、動きの原動力として必要なはずの『ひず
 みのたまり』は説明できなくなるのですが…。
 そういう都合の悪いことは完全無視することで、再解釈を正当化
 するわけです。

 保身を望む連中にとっては、「すべりやすい」ということだけが
 重要なのであって、動きの原動力として必要なはずの『ひずみの
 たまり』のことは全然重要ではないのです。
 そんな連中の心理につけ込むトリックなわけですね、これは。

 見落としてはならないのは、こんなカスのようなトリックにも国
 から研究費が支給されていることです。
 やはり、政治は科学の敵なのであり、国民を欺く悪魔なのです。


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-.嘘は数(かず)で真実に勝る
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 このように、嘘も解釈のチカラを借りれば真実になるのです。
 そこで、嘘に関する話を少ししてみたいと思います。

 まずは、質問。
 2x=6という方程式の解は何でしょう?
 正解は、x=3ですね。
 他は全て誤りです。

 そこで気付いて欲しいことがあるのです。
 それは、『正しい答え一つしかないが、嘘の答えは無数にあり得
 る』ということです。

 x=3と、それ以外の解答(すなわち、嘘の答え)と、どちらが
 数多く存在し得ますか?
 それは、断然、後者でしょう。
 無数にあり得るわけですからね。
 嘘の答えで良いのなら、何でも良いわけですから。

 以上のことから、次のような一般論が言えるわけです。
 すなわち、『嘘は数(かず)で真実に勝る』と。
 真実は一つしかあり得なくても、嘘は無数にあり得ますでしょう。
 「何でもあり」論が許されるわけですから

 『嘘は数(かず)で真実に勝る』は、非常に重要な教訓です。
 なぜなら、世の中には、「知識や情報の多い人が、優秀な人なの
 だ」と信じている軽薄な者たちが、沢山いるからです。
 B層市民なんか、まさに、その典型ですよね。
 そういう連中は、『数(かず)で真実に勝る』側を支持する(信
 じる)ことでしょう。
 だから、彼らは嘘に騙されやすいのです。

 しかも、彼らは、我が国では、少数派ではない。
 だから、この国は、嘘が強大な力を得やすいのです。


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-.嘘は無限に進化可能だが真実は進化不
  可能である
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 何度でも言わせていただきますが、嘘は数(かず)で真実に勝る
 のです。
 真実は一つしかなくても、嘘は無数にあり得るのです。

 そして、このことから、次のようなことが言えることになるので
 す。
 すなわち、『嘘は無限に進化可能だが、真実は進化不可能である』
 と。

 これもまた、重要な教訓です。
 なぜなら、嘘は無限に進化可能なので、常に『最新モード』状態
 を維持できるが、真実は進化できないので、『何年経っても、相
 変わらず、昔のまんまで、古臭い』ということになるからです。

 世の中には、古いものをバカにし、最新モードを求めたがる者が
 大勢います。
 だから、ファッション業界が繁盛し、また、マスゴミの人気が衰
 えないのでしょう。
 少なくとも、B層市民が、そういう連中であることは確かです。
 そして、彼らは少数派ではない。

 だから、この国では、嘘が強大な力を得ているのです。
 シナ人たちの言うとおり、騙される方が悪いのです。

 このように、嘘は支持を得られやすいのです。
 特に、その嘘が事実をネタにした解釈の産物である場合は、なお
 さらです。
 解釈が如何に害毒の大きいものか、これで少しはおわかりいただ
 けたのではないかと思います。


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-.英語力による差別こそ大問題
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 解釈依存の国では、検証が無意味になります。
 そのために、検証怠慢が常態化します。
 今の日本は、そういう国になってしまっているのです。

 科学の世界でまで英語力が重要視されるのも、そのせいです。
 英語力など、科学の能力には全く関係がないのに…。

 そういえば、STAPオボコを叩くマスゴミ記事の中には、彼女
 が英語力の試験も受けずに理研に採用されていたことをネタにし
 ていたものがありましたね。
 これはバカらしい批判です。
 だって、オボコは、米国に留学してたんでしょ?
 それに、論文のコピペ(という不正行為)が出来たのは、十分す
 ぎる英語力があったからではありませんか?
 マスゴミの追求は、常にズレてますね。

 むしろ、英語力による差別があったことの方が、よっぽど問題で
 すよ。
 ま、ノーベル賞受賞のことだけを考えるのなら、確かに、英語力
 は必要ですけどね。
 何しろ、ノーベル賞は、英米人か、英米が主導してきた分野に貢
 献した非英米人しか、ほとんど受賞できない賞なのですから。
 となれば、英語力は絶対に必要でしょう。
 情報を得るためにも、自分の研究成果を売り込むためにも。

 でも、科学の研究は、ノーベル賞受賞のためだけのためにあるの
 ではないはずです。
 従って、「英語力が無いと…」などというのは、愚の骨頂なので
 す。
 有望な才能を殺すだけですよ、そんなの。

 理工系人間たちにとって、英語という科目は、最大の障害です。
 しかも、英語は習得に時間がかかる科目であり、その分、理科や
 数学の勉強時間を奪ってしまうものなのです。
 そういうことも知らないとは、よほどの検証怠慢人と言わざるを
 得ませんね。

 要するに、学生時代、真面目に勉強したことのない連中だから、
 そういうことがわからないのですよ。
 政治家って奴らは。


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-.英語力重視と検証怠慢
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 ここで、英語力重視主義者が如何に検証怠慢な奴らであるかを証
 明する証拠を一つ示しておきたいと思います。
 それは、柔道が世界に認められているという事実です。
 何しろ、オリンピックの競技にまでなっているくらいなのですか
 らね。

 では、なぜ、柔道は、そこまで、世界に認められることになった
 のでしょう?
 柔道をする人たちが、英語力のある人たちだったからでしょうか?
 答えは「ノー」でしょう。

 このことからもわかるように、本当に優れたものというのは、英
 語力なんてものがなくても、世界に認められるものなのです。
 逆に言うと、「英語力がないと…」なんて言っているものは、本
 当は大したことのないものなのです。

 そして、そういうことに気付かないのは、「英語力がないと…」
 論を全く検証していないからです。
 ということは、やはり、検証怠慢ってことでしょう。


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-.パクリや秘密漏洩の防止のためには英
  語力が無い方が良い
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 話が逸れたついでに言っておくと、パクリや秘密漏洩を防ぐため
 には、英語力が無い方がいいのです。
 それらは、英語力がないと困難なことなわけですからね。

 「英語力がないと…」論者たちは、そういうこともわかっていな
 いのです。
 やっぱり、検証怠慢です。

 ついでに、もう一つ。
 日本が科学力で優位に立つためにも、英語力がない方が良いので
 す。
 日本が(国産の)優れた科学を独占できますでしょ。

 え?、国際貢献?
 そんな余裕があるのかね?
 それに、そんなことしたって、恩を仇で返されるだけじゃん。
 あほらしい。
 利権屋政治家が得するだけですよ、そんなの。


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-.失敗学は検証不可能な自称学問
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 検証怠慢の話が出てきたついでの余談。
 原発事故を引き起こした菅直人(当時総理)が依怙贔屓採用した
 「専門家」の一人に、「失敗学」の学者がいましたよね。
 でも、失敗学は、検証不可能な学問です。
 なぜなら、それは、予言をしないからです。
 事実、福島第一原発事故も予言していませんでした。
 いわゆる後知恵の世界です。
 それ故、解釈が、かなりの部分を占めることになるのです。

 なるほど、趣味に一貫性がありますねぇ。(笑)


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-.マレーシア航空機撃墜は「想定外」の
  ことだったのか?
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 ここで、今回までの話を聞かされても、なお「どんな事情があっ
 たにせよ、想定外になったこと自体が許されないのだ」と言って
 原発や東電のことばかりを攻撃したがる(政治家や学者の責任は
 問いたがらない)人たちに、質問!
 ウクライナでのマレーシア航空機の撃墜は、「想定外」のことだ
 ったのでしょうか?

 是非とも、お答えいただきたいですね。


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-.解釈依存の疑似科学に日本人が殺され
  ている!
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 解釈依存の疑似科学は、科学を駄目にするだけでなく、間接的に
 人を殺すこともあるのです。
 現に、多くの人たちが津波で殺されましたでしょう?
 それに、原発事故を苦にした自殺だって、解釈依存の疑似科学が
 想定判断を誤らせたことが大本の原因なのですから、これもまた、
 その例なのです。

 津波や地震だけではありません。
 集中豪雨(→土砂災害)でも、やはり、解釈依存の疑似科学によ
 り、人が殺されているのです。
 デタラメな原因を説く疑似科学により、予測が完全不可能にされ、
 そのために避難が遅れて殺されているのです。

 その疑似科学とは、「あたたかく湿った空気が流れ込んだせい」
 論です。
 これ、一年前にも特集を組んで反証した疑似科学なんですけどね。
 でも、国(政府と国会)は、この疑似科学を強く擁護し、日本人
 を殺しているのです。
 これは、完全に犯罪です。
 絶対に許してはなりません!

 というわけで、次回からは、再度、「あたたかく湿った空気が流
 れ込んだせい」論を斬る話もしたいと思います。
 「またかよ。」なんて言わないで下さいね。
 国が嘘を百ぺん繰り返し、日本人を殺しているのですから。
 日本人を守るためには、真実・真理を百ぺん繰り返さなければな
 りません。
 しかも、向こうは最新モード状態に進化し続けています。
 対して、真実は、上で説明したように、進化できないのです。
 ですから、同じ話の繰り返しになってしまうのは、仕方のないこ
 となのです。
 そういう意味では、正義はいつも不利なものなのです。

 もっとも、進化の話もあるわけですから、全く同じ話の繰り返し
 だけにはならないはずです。
 というわけで、次回以降も是非とも購読をよろしくお願い申しあ
 げます。

                       (次回に続く)


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